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2014年2月15日 (土)

馬鹿とはなんだ

作家の百田尚樹氏が都知事選で田母神俊雄候補の応援演説をした際、対立候補を「人間のくず」呼ばわりしたことが国会で問題になったそうで、私は百田さんもその作品も好きですけれど、「人間のくず」はさすがにひどいんじゃないかと思い、どんな言い方だったのかyoutubeで見てみました。

確かに人間のクズって言ってますね。
でも何回か言ってるうちの最初の言葉は「日本人のクズ」と聞こえます。
これはわかる気がする、というか、祖国をわざわざ貶めるような言動をする人物に首都のトップになってほしくないという気持ちはよくわかります。
候補者にはそういう人がいました。

「日本人のクズ」から「人間のクズ」に変わったのは弾みだったような気もします。
百田さんは応援演説は初めてのことだそうで、おそらく気分が高揚し「人間の」になってしまったのではないかと推察します。

しかし、そうではないかもしれません。
百田さんは関西の人です。
もしかしたら「クズ」って大阪人にしてみたら「カス」みたいな感覚で、「こんなカスみたいな人物に東京を任せられますか」というほどの意味かもしれません。

たしかに民主党政権の時なんか、これが国家の指導者かというような人間が首相になってました。その人たちを「クズ」と呼ぶかどうかは個人の自由だと思います。

大阪人の言う、カス、ボケ、あほんだら、どあほ、のような言葉はさしたる重大な意味を持たず、「挨拶みたいなもんや」、と彼らは言うかもしれません。

「クズ」、しかも「人間の」がつくと人は過剰に反応するけれど、「カス」だったらどうなのか。

ボケなす、スカタン、とんま、まぬけ、イカレぽんち、くそったれ、豚野郎などはどうか。

やっぱり「クズ」は最上級の罵り言葉なのか。
「人間のクズ」と「クズみたいな人間」の違いはどこにあるのか。

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このことで民主党の有田議員や大串議員が国会で安倍総理を追及したニュースがありましたが、これを聞いて娘が小学校三年生の時の保護者会での担任の女の先生のつぶやきを思い出しました。

面倒見の良い先生で、「困ったことがあったら何でも言ってね」と子どもたちに言っていたらしく、
「女の子は真面目でいろいろなことをいちいち報告に来ますね。『せんせ~い、○○君がバカって言いました』なんて」と苦笑。

「バカとはけしからん!」と憤激したお母さんはおらず、みんなで笑いましたけど。

まあ、しかし百田さん、大阪人のノリではあるかもしれないけど公に口にしたのはまずかったですね。
右でも左でもない、まともなことを訴えたいと思ったら、穏やかに上品に、且つきっぱりとした弁舌が有効だと思います。
なかなか難しいですけどね。熱心であればあるほど、つい言葉が激しくなってしまうものですから。

安倍総理の答弁には笑いました。
「ある夕刊紙は私のことをほぼ毎日のように『人間のくず』と報道しておりますが、私は別に気にしませんけどね」

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コメント

自分の意見が正しいかもしれないとして、相手の意見が間違っているかもしれないとして、そこで、相手を攻撃するのではなく、自分の意見が相手に伝わるまで伝え続けるということはできないものでしょうか?

投稿: ゆったり | 2014年2月23日 (日) 01時27分

★ゆったりさん

>相手を攻撃するのではなく、自分の意見が相手に伝わるまで伝え続けるということはできないものでしょうか?<

できるんじゃないでしょうか。特にネットで書く場合は、時間がある時にじっくり考えて言葉を伝えることができます。
論理的に科学的に説得することは相手に聞く耳があれば可能だと思います。
たとえば現政権が右傾化している、と言う人たちがいますよね。でも、右傾化ではなく、左寄りで自虐的だったのがようやく少し正常になってきたと認識する人たちもいます。
これなど、両者で落ち着いて話し合えば結論が出ると思うのです。
感情や思い込みが勝ってしまって論理や客観的事実を拒絶すると話し合いはできなくなりますが。

投稿: robita | 2014年2月23日 (日) 22時16分

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