「美味しんぼ」と「そばもん」
漫画誌「ビッグコミックスピリッツ」に連載されている「美味しんぼ」(雁屋哲)が福島の風評被害を助長しているというので批判されていますね。
福島では鼻血を出す人が多く、それは原発事故による被曝のせいだというものです。
作者は「2年にわたって綿密に取材した上での作品だ。真実を書いてなぜ批判されなければならないのか」と怒っているようですが、どうも個人的な思い込みの感が否めません。
一方、同じ小学館の「ビッグコミック」に連載されている山本おさむ氏の「そばもん」では、放射能や福島の農産品の安全性についてとても知的で冷静な表現がされています。
2作品を対比させて文章を書いてみようと思っていたところ、今日のニッポン放送「ザ・ボイス そこまで言うか」で、ちょうど評論家宮崎哲弥氏がその漫画を紹介していました。
前号(5/10号)と今号(5/25号)の2号にわたっていますが、新しいほうはまだ店頭にあるかもしれません。
我々は日常的に放射線に曝されている。
福島の避難指定地域より線量の高い地域は日本全国珍しくない。
花崗岩は放射線を出すがそれはいたるところに使用されている。
飛行機に乗っても放射線は浴びる。
そもそも1945年以降米中ソの核実験の盛んだった頃、日本人は放射性物質が含まれた食物を気にせず食べていた。
・・・・・
等々、今までさんざん言われてきたことですが、数字も示してわかりやすく描かれています。
そして、厳格な放射能検査を行って安全性の高いものしか流通させていないにもかかわらず、偏見がなくなることはなく、福島産の農作物はなかなか買ってもらえない実情を紹介しています。
主人公のそば職人は「国土を汚した事故を許す気はないし、放射能は怖い。だが福島産をそのスケープゴートにするべきではないと思っている」と訴えます。
「美味しんぼ」のほうは読んではいませんが、根拠がはっきりしない政治的主張のようで、プロパガンダ色が強そうです。
雁屋氏はこれまでも作品の中で「日本は朝鮮人を強制連行して奴隷のように働かせた」という描写などもしているそうで、反日思想を持っている人と評されているようです。
それで思い出したのですが、山本おさむ氏の「天上の弦」という作品での戦時中の朝鮮人と日本人の描き方はそれとはずいぶん違うなと思いました。
差別もあったけれど温かい交流にも支えられて原作者の在日韓国人陳昌鉉氏が日本で苦学しながらヴァイオリン職人になっていく様子が描かれています。
山本氏は護憲活動をしているそうでスタンスとしては左派なのでしょうが、公平で冷静な人だということがわかります。
翻って福島県を貶めてまで自分の政治的主張を通そうとする雁屋氏の態度には不快感を持ってしまいます。
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関連記事: 「追悼 小松左京様」 「noisy minority」
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コメント
こんにちは。
私は事故直後から福島産を取り寄せたり、スーパーでは東北産、福島産を選んで購入してきました。WHOの報告書などを読んでこの程度ならたいした影響はないと判断したからです。また、福島産を遠ざけて怖いと叫ぶことは彼と我の間に線を引く行為だと思えたからです。感傷的ですが、同じ国民なので背負う荷物は分け合いたいと思うからでもあります。
多くの知人・友人は反原発です。科学的根拠に乏しい主張がほとんどでもう宗教の一種のようでが、全く聞く耳もたずなので話し合うこともできません。困ったことです。
ブログで福島産を購入することなどをブログで書いていたら、そちらの方面で有名らしい人が私を揶揄するデマ話を書き(福島産を食べていたら足に出血とかなんとか。ちゃんと水虫になったと書いたのですがw)、ツイッターで拡散し、ブログに1日数千人も押し寄せる騒ぎになりました。
敵を知り己を知るという兵法の基本を知らない人が多いのでしょうねw。
投稿: さなえ | 2014年5月14日 (水) 18時35分
★さなえさん
事故の後しばらくは福島産が売られていて私も買っていましたが、このごろお店であまり見かけません。さなえさんのコメントを読んで、そうか取り寄せればいいのか、と
インターネットで物を買ったことがないので思いつきませんでした。バカですね。
今検索してみたら、福島応援サイトがたくさんあって農産物がよく売れているみたいですね。
>福島産を遠ざけて怖いと叫ぶことは彼と我の間に線を引く行為<
仰るとおりですね。
>多くの知人・友人は反原発です<
反原発の考えを持っていてもそれはかまわないと思うのですが、問題は、放射能について正しい知識を持った上でのことか、ということと、電力供給不安定の苦しい時期を耐える覚悟があるのかどうか、ということですよね。
たしかに原発事故は厄介な事態を招きますが、原発がなくなれば社会は良くなるという妄信も厄介なことではあります。
>ツイッターで拡散し、ブログに1日数千人も押し寄せる騒ぎになりました。<
そんなことがあったのですか。大変だったのですね。
投稿: robita | 2014年5月15日 (木) 13時31分
反原発の人に限って、感情論で危機をあおって風評被害を広めておきながら、
「政府は福島県民の声を聞け」「フクシマの子ども達の未来を守ろう」などと
連呼するのですから、本当にお話にならないですね。不快です。
偽善であることが解っていない本物のバカは放置しておけばいいですが、
バカであると解っていてバカを装っている策士には気を付けなければならないと思います。
雁屋さんはただのバカでしょうけど。
投稿: | 2014年5月15日 (木) 13時44分
★お名前忘れた方へ
>バカを装っている策士<
そうなんですよねえ。どういう意図があるのか、社会を混乱させて喜ぶ愉快犯とでもいうのでしょうかねえ。それとも、日本を滅亡させてやろうという陰謀でもあるのでしょうか
>雁屋さんはただのバカでしょうけど<
でも「美味しんぼ」って超長期連載で人気漫画らしいので、影響力は大きいんじゃないでしょうかねえ。心配です。
投稿: robita | 2014年5月15日 (木) 14時00分
「美味しんぼ」読んでみてください。最後の3回が取り上げられて問題になっていますが、その前はずっと福島の人達の努力とお米が安全であるという話です。某番組を観て一方的に偏見の意見を持たれてしまったと思います。それはそれで構いませんが、「風評」が問題になっている時に、漫画を読まないで「〜らしい」という意見はできるだけ避けた方が良いと思います。私はこの件で宮崎さんにも幻滅しています。
投稿: クロコダイル2 | 2014年5月19日 (月) 20時25分
★クロコダイル2さん
こんばんわ。
ご意見ありがとうございます。
>その前はずっと福島の人達の努力とお米が安全であるという話です<
そうなんですか。それは知りませんでした。
それでは雁屋さんは福島で安全な農作物を作ることができると認めているわけですね。
それでも「福島に住んではいけない」と書いているのはなぜでしょうか。
「ビッグコミックスピリッツ」の既刊分はもう売っていませんね。どこかで読めるのでしょうか。
>某番組を観て<
某番組とは何の番組でしょうか。
>私はこの件で宮崎さんにも幻滅しています<
なぜ幻滅なさるのでしょうか。宮崎さんは「両方読み比べてみてください」と言っただけだと思いますが。
投稿: robita | 2014年5月19日 (月) 22時54分
説明不足で申し訳ありません。。
>某番組とは何の番組でしょうか。
「たかじんのそこまで言って委員会」です。朝鮮人の話を竹田さんがされていました。
ぴーばかりでよく分かりませんでしたが全体的に美味しんぼの作者が信用できない人間であるという番組の誘導を感じました。
>>私はこの件で宮崎さんにも幻滅しています<
>なぜ幻滅なさるのでしょうか。宮崎さんは「両方読み比べてみてください」と言っただけだと思いますが。
その流れの中で「両方読み比べてください」と仰るという事は、宮崎さんも「美味しんぼ(福島編)」を全て読まずに発言されていると思われるからです。私の最初にコメントさせて頂いた、「美味しんぼ」では米の安全性の話をしっかりとしているのですから「そばもん」を敢えて例に出す必要はないでしょう。
>それでも「福島に住んではいけない」と書いているのはなぜでしょうか。
安全な地域もあるし安全ではない地域もあるからだと思います。
しかしその議論はもうあまりされていませんよね。
だから敢えて言っているのだと私は思います。
robitaさんは「たかじんのそこまで言って委員会」をご覧になっていないかも知れませんね。
内容が似ていたので勘違いかもしれません。美味しんぼの全てを読むには単行本を待つしかないと
思いますが、読まずに作品を部分的に切り取って批判をするのはあまり良くないのではないかと思います。
投稿: | 2014年5月20日 (火) 02時59分
★クロコダイル2さん
返信ありがとうございます。
「たかじんのそこまで言って委員会」は、すごく見たい番組ですが私の住む地域ではやってないのです。残念
>「美味しんぼ」では米の安全性の話をしっかりとしているのですから「そばもん」を敢えて例に出す必要はないでしょう。<
なぜですか。「美味しんぼ」では放射能の害をことさら強調し、「そばもん」では放射能を必要以上に恐れることの弊害を描いています。比べて読むのは大いに参考になると思いますよ。
>安全な地域もあるし安全ではない地域もあるからだと思います<
そうです。線量が高ければ安全は保障できないし、線量が低ければ安全なのです。「福島県に住んではいけない」という描写はするべきではないと思います。
実は私はこの騒動で初めて雁屋哲という人を知ったわけではなく、どういう思想を持っている人なのかずっと前から知っていました。
何につけても「日本が悪い」と言う人です。どうしてそういう思想を持つに至ったかは調べればわかることとは思いますが、私は自分の国をひたすら悪く言う人を信用しません。悪いことは悪い、正しいことは正しいという公正さを持った人を信用します。
だから私は竹田さん(竹田 恒泰さんのことですよね?)やその他最右翼と言われる人々の論調にも疑問を感じることがあります。
投稿: robita | 2014年5月20日 (火) 13時52分
robitaさん
お返事ありがとうございます。なんだかすみません。。
>「美味しんぼ」では放射能の害をことさら強調し
読んだ感想として私は「ことさら強調」しているとは思えません。なので機会ができたら全体を読んでみてください。多くの方が「美味しんぼ」を読まないで漫画の部分のみでrobitaさんに同調している事を危惧しております。また作者の人間性と今回の作品も切り離して考えて頂けると良いのですが。。
宮崎さんも「そばもん」を対比に出すことで「美味しんぼ」は偏った漫画であると断じてますよね。ちゃんと前半部分を読めばそうとも言い切れないと分かると思うのですが、そういう説明が抜けている事にがっかりしている次第です。
投稿: クロコダイル2 | 2014年5月20日 (火) 16時17分
★クロコダイル2さん
>機会ができたら全体を読んでみてください<
そうですね。努力します。
>多くの方が「美味しんぼ」を読まないで漫画の部分のみでrobitaさんに同調している事を危惧しております<
そのような心配はいらないと思いますよ。弱小ブログですし、そんなに大勢のかたに読まれていません。
逆に人気漫画「美味しんぼ」のほうが比べものにならないぐらい広く読まれているわけですから、読者が納得できるしっかりした内容であれば影響力は絶大でしょう。
投稿: robita | 2014年5月20日 (火) 22時14分
皆さんは、東京とか関西の方なのでしょうか。当方は福島の隣の宮城在住です。正直東京電力が福島に原発を置いていることを怒ってますし、更には受け入れた福島にも本当は良い感情は持てません。
地震と津波で一番、死亡したのは当宮城県です。福島などは直接被害は非常に少ないのです。宮城では地震、津波のためインフラが完全に壊れ、更に自衛隊も被害を受け1ヶ月以上、復旧が進行しませんでした。それも、福島原発のため、米軍が救援活動を辞め、宮城沖から離れたことも大きいのです。
自衛隊は侵攻型軍隊では無いため、米軍やイスラエル軍などと異なり、拠点を築き救援するのは難しいのです。
それは宮城、岩手の感情論だと言われればそうに過ぎません。
一方、福島の放射線は一部学校で、子供が校庭で遊べない、のが続いているのが全国では伝わっているのでしょうか。福島平均より高い放射線量の地域は当然ありますが、福島の内部では小児が住むべきでは無い高い線量があり、その地域に住んでいるのです。
放射線には閾値が無く、線量に比例してDNAの障害が増えます。子供が住めるのかどうかは、壮大な実験としか言えないのが現状です。
反原発は、科学的根拠に基づかないというのは、政府、経済界の考えに過ぎません。日本は歴史的に非常に大きな地震を定期的に繰り返し起こしています。これは、所謂疫学的な科学として立証されております。
直下型がどこにくるかは不明ですし、巨大な津波を伴う海を震源とした地震は200年以内に起きる可能性が高い事は、過去の計測から明らかです。日本という国においては、原発は原子力科学者によってコントロール出来ない事は今回明白になっています。福島原発は3年経ちコントロールされず、放射能汚染された水が増えて行っている事、使用済み燃料格納の部分が次第に崩壊していっています。
福島の湾岸部は次第にチェルノブイリ近郊の様になっていくでしょうが、一見見かけは正常に見えるからといって、発がん性が上がらない訳では無いのです。
投稿: tottoko | 2014年5月25日 (日) 18時40分
美味しんぼ 全体といいますが、単行本の108巻と110巻そして今後発行される111巻の3巻を読めば、作者の福島への主張は理解できると思います。
① 福島の伝統・郷土料理などを、高く評価している
② 安全確認をして、懸命に生産に取り組む農家・漁師を応援している。安全な福島産の消費を応援している。
③ 自主検査などによって、規定を超えた汚染が検出されたケースについて、当事者と同様に悲しみ、怒りを表現している。
美味しんぼが発しているメッセージは、
④ 正確な情報を公開しない政府・県・東電のために不安を感じている人々がいること。
⑤ 原発事故前と明らかに健康面で変化が起きている人がいて、不安を感じていること。
⑥ 「復興」の名のもとに不安を口に出せない人々が大勢いること。
について、異議を唱えているものです。
最近の国会での記者会見でも「急性白血病」ではないが、低線量被爆からの鼻血はある、という情報が出されています。
都会ではわかりにくいでしょうが、人が住む集落のその中にも、山林や原野があり、こういうところは「除染」もされないところが多々あります。
放射線のモニタリングも「その部分だけコンクリートを打ち直して」機械を設置するなど、「本当のことを教えてくれていない」という不安をぬぐえない方は、いるのです。
それを心配で、福島から出たい人がいれば、その方々を支援することも必要だ、ということを主人公は言っています。
一文のみを抽出した批判は、本当の意図をくみ取れないような気がします。
投稿: 美味しんぼ 読んだよ | 2014年5月25日 (日) 19時16分
★tottokoさん
コメントありがとうございます。
去年宮城の被災地へ行きましたが、瓦礫がところどころ山積みになっているだけで何も始まっていない状態を(もちろんほんの一部ですが)目の当たりにしました。→ 「東北に行ってきた」 ノー天気に旅行を楽しんだと思われても仕方がないですが、私たちに出来ることはこんなことじゃないのかなと思います。
原発については、たしかに誰も危険なものは設置されたくないのですが、かといって産業を支える大量の電力はどこかで作らねばならない、・・・・などと、さんざんされてきた議論はさて置くとします。
私は今まで原発に関するブログ記事をたくさん書いてきましたが、そのほとんどは低線量の放射能に過剰に神経質になることへの疑問です。高い線量であればもちろん危険なわけで、地震で原発が破壊されることももちろん怖いことです。
放射線については、私はいろいろ勉強しました。昔は極度に恐れて反原発活動のようなことをやっていましたが、事故後は記事末尾の「関連記事」に書いた通り考えを改めました。
閾値が明確なものでないのは当然でしょうが、さまざまな情報や事実から、要するにそんなに恐れることはない、と私は判断しています。もちろん高濃度は危険なのです。
>一方、福島の放射線は一部学校で、子供が校庭で遊べない、のが続いているのが全国では伝わっているのでしょうか。<
「放射線量が年間1ミリシーベルトにならないと住民が帰れない、という厳しい基準を決めてしまったから」と聞いています。今は政府も帰るよう勧めているみたいですね。
>福島の内部では小児が住むべきでは無い高い線量があり、その地域に住んでいるのです。<
心配のないレベルなのに避難指定区域になっていたり、住むべきでない高い線量の地域に住んでいたり、混乱の極みですね。
というより、同じ地域内でも、放射性物質のたまりやすい場所などがあるようで、単純に区分けできないのでしょうね。
だから住めないのだ、と言われるのかもしれませんが、常時高線量を浴び続けるのでなければそんなに恐れることはない、ということじゃないでしょうか。
いや、それは危険だ、と言う専門家もいるのでしょうし、どちらが正しいのか私には断言できません。
福島で放射線障害で治療を受けた人はいないとか、低レベルの放射線を浴びた場合、細胞はその日のうちに修復するので一年間の蓄積を問題にするのは意味がないとか、フランスの原発汚染水は福島原発で騒がれている汚染水より高濃度だがドーバー海峡に流していて世界のどこからも苦情が出ない、とか、私はそういうことにも目を向けるべきだと思うのですが、放射能を怖いと思う人と正しく怖がるべきと思う人との間には本当に大きな隔たりがあって私にはどう対処したらいいのかわかりません。
中国で大量の死者が出たというpm2.5などによる大気汚染のほうがよほど危険だと私は思うのですけどね。
>日本は歴史的に非常に大きな地震を定期的に繰り返し起こしています。<
だから日本に原発は作るべきではない、という意見は理解できます。
でも、かといって化石燃料の弊害や、心もとない再生エネルギーでの経済への影響を考えると、どちらにしてもリスクはあります。
東芝で開発中という安全性の高い小型原子炉なんかどうでしょうねえ。
もし事故が起こったとしても被害を最小に抑えられるなら、私はこういう研究に取り組んでいる企業や研究者に敬意を表しますし応援したいと思います。
投稿: robita | 2014年5月26日 (月) 11時20分
★美味しんぼ 読んだよさん(上のtottokoさんと同じかたではないですよね?)
「美味しんぼ」の問題になった部分だけ読んで判断するのは良くない、という意見はよくありますが、「福島で鼻血が出る人が多いのかそうでないのか」はこの部分だけで独立している問題だと思います。
福島の食べ物はおいしいとか、福島の人たちは安全な農産物海産物の生産に非常に努力している、とかいう描写があるからといって、それは「鼻血が出る人が多いのは事実だ」という理由にはなりませんよね。
>④ 正確な情報を公開しない政府・県・東電のために不安を感じている人々がいること。<
政府が正確な情報を出しているのかいないのか、たぶん内閣府HPなど見ると情報は細かく書いてあるのだと思いますが、安心できるような内容だと「政府は本当のことを隠している」とか「御用学者の調査報告など信じられない」とかいうことになるのではないでしょうか。
まあ、歴史を見ればそういうことは多々あったので、不信感はぬぐえないのも仕方がないでしょう。もう自分で判断するしかないのではないかと思ってしまいます。または次の選挙で落とすとか。でも次の政権が信頼できるのかどうかそれもわかりませんね。
投稿: robita | 2014年5月26日 (月) 11時34分
はじめまして、いつも面白く読ませて頂いています。
えーと政府の調査を信用できないとか本当の事は隠されているとか言っている人は、現状人が住んでいたりする所へ行くのに政府の許可や調査機器の持ち込み制限でもかかっていると考えているのですか?
単に反原発の方に都合の良い調査結果が出ていないだけの事を隠蔽だとか妄想して騒がないでほしい物です。
なお本当にやばい調査結果が出ていれば赤い集団の方々が嬉々として騒いでいますよ。(あの連中は福島に限らず、各地で自分達で線量計なんかを購入して調査してまわっていますから。大気汚染なんかに関する調査も昔から自主的にやり続けてるぐらいです)
ちなみに、「そばもん」の作者の山本おさむ氏ですが、ちょっと前まで日本共産党の機関紙である赤旗日曜版でもご自身の体験した原発事故体験記漫画を連載してましたが、そっちは御自身の不安やなんかがヒステリックに(ただしウソや捏造はなく)表現されていたりで、ある意味勉強にもなりましたよ。(こっちのネタ食材はソバではなく米ですが)
投稿: 仮)山田二郎 | 2014年6月 1日 (日) 12時53分
★仮)山田二郎さん
はじめまして。読んでくださってありがとうございます。
そうですね。放射線量は自分で調べられますね。
>大気汚染なんかに関する調査も昔から自主的にやり続けてるぐらいです<
それなら大陸からの汚染物質に関して調べているのでしょうか。調査結果はどんな具合なんでしょうね。
山本おさむさんも震災後に放射能について勉強していくうちに徐々に気持ちが落ち着いたのかもしれませんね
投稿: robita | 2014年6月 1日 (日) 14時10分
仮)山田二郎さんのご指摘もありますが、「そばもん」作者の山本おさむ氏は福島県に家をお持ちで(漫画の職場は埼玉らしい)、赤旗日曜版に「今日もいい天気」という連載をされておられました。「今日もいい天気」は震災前連載のパート1は田舎暮らしをエッセイ風にコミカルに描いた作品ですが、2012年連載のパート2は、まさに震災による避難生活や福島の農家の方々の努力と苦悩が描かれています。
こちらも合わせて読まれると、「そばもん」で語られていることが実体験や身近なところから得られたものだと思います。
「今日もいい天気 パート2」を読むと、努力し結果(放射線不検出)という結果を出したのに、「フクシマ」という大きなラべリングでの批判というのが何をもたらすというのか……
電子書籍版も販売されてますので、ぜひともご一読を。
「美味しんぼ」福島編の最後の3話(いわゆる鼻血からの話)は、まさに「蛇足」であると思います。それまでの福島の描写にも鼻血なんて、まったく出てこなかった。作中で1日視察しただけの山岡、海原親子と違って長期間に渡って福島第一で作業しておられる方々にも。そういう意味では、伏線も無くストーリー的にも破綻した「蛇足」としか言いようがないパートでしょう。
投稿: えまのん | 2014年6月 2日 (月) 14時17分
★えまのんさん
「今日もいい天気」の情報ありがとうございます。
ぜひ読んでみたいと思います。
>伏線も無くストーリー的にも破綻した「蛇足」としか言いようがないパートでしょう。<
反原発の立場から、何かしらの放射能被害を表す場面をどうしても入れたかったのでしょうか。
投稿: robita | 2014年6月 2日 (月) 23時18分
山本おさむ氏の「今日もいい天気」を読むと、作者が飼っている犬が鼻血を出したみたいで(これははっきりしていない)、吠えまくって元気だった犬の声がしばらく出なくなったり、作者の妻も口内炎が出来たのを、被爆のせいではないかと疑うところがあります。
その部分は美味しんぼと同じように多くの人達の目に触れたら、同じような反応を示される可能性があると思ってます。
何はともあれ、一度福島から逃げて、自分のお金で自分の家を除染して戻った人が書いたものなので、色々と考えさせられました。
投稿: masa | 2014年6月10日 (火) 17時07分
★masaさん
「今日もいい天気」はまだ読んでいませんが、山本さんは事故直後は放射能を極度に恐れていたようですね。
でもいろいろな情報を得るうちに、正しいことも伝えなくては、と思うようになったのかもしれません。。
週刊新潮で「がんの練習帳」という連載を読んでいるのですが、筆者の中川恵一先生(東大病院放射線科准教授)は先週号に次のように書いています。
「咽頭がんの放射線治療では、鼻の粘膜は6万ミリシーベルトも被ばくしますが、鼻血が出る患者はいませんし、止血作用を持つ血小板が減って出血しやすくなる(白血病の症状の一つです)のは、全身に1000ミリシーベルト近く被ばくした場合です。」
で、福島住民の外部被ばく線量、内部被ばく線量ともにそれよりずっと低いので(一けた)、冷静になってください、とのことです。
投稿: robita | 2014年6月10日 (火) 22時17分
まだ放射能の影響は、判断できませんよ。
5年経過して影響の有無判断してもいいのでは?
大したこと無いのか? 取り返しがつかない事なのか? 今の時期は誰にも断言できないし、判断出来る事例もデータも不足してます。
投稿: 匿名 | 2015年6月16日 (火) 22時37分
何の知識もない不幸な主婦さんがテレビのコメンテーターを妄信して、おいしんぼが怪しいと。。テレビの内容なんて、コントロールされているなんて考えもせず。放射性物質の知識など何もなく、外部被爆と内部被爆の違いもわかっていない。原発推進の片棒を担ぐWHOの報告を妄信。海外にも日本にも危険性を訴える学者はいます。論文もデータも。もっとも日本では報道規制されていて、そんなことは出てきませんが。海外でどう報道されているかなんて、B層にはわかるはずもないですね。もっとも論文やデータなど見たところで、意味を理解することは無理ですね。原発の歴史、闇も、チェルノブイリの報告もまったく知らない。もはや救いようがなさそうなので、がんばって食べて応援をしてください。結果は遠くない未来に自分に返ってくると思います。まあ、これが被爆の結果か。。と認識はできないと思います。
投稿: | 2015年6月16日 (火) 23時11分
★匿名さん
コメント二つとも同じ方ですよね。
>テレビの内容なんて、コントロールされているなんて考えもせず。放射性物質の知識など何もなく、<
テレビはだいたい放射能恐怖を主婦たちに植え付けてる状況だと思いますが。
>まあ、これが被爆の結果か。。と認識はできないと思います。<
認識はできないのですね(*^-^)
投稿: robita | 2015年6月16日 (火) 23時26分
いちいちうるせぇな原発猿は朝鮮人かよ
火の無い所に煙は立たないって理解できない?
このブログも盗電から金貰って書いてるの?とんだヒトモドキだなw絶滅しろ
投稿: | 2017年11月 6日 (月) 16時17分