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2014年8月21日 (木)

健全な野党

「右翼・左翼」、「保守・革新」、といった区別があまり意味を成さなくなった今の時代ですが、それでもやっぱりある種の思想を持った人々が大ざっぱに二手に分かれている現状があります。

評論家(でしょうか?)の松本徹三さんはそれを従来の呼称ではなく「誠実な人」と「不誠実な人」に分けたらどうかと提案しています。 

そして「サヨクの系譜」という記事では 「お互いにレッテルの貼りっこをする事なく、全てを是々非々で議論すべきだ。」と書いています。

この中で、≪私は、何よりも「貧乏反対」であり、「外国による主権侵害は許容出来ない」という立場だ≫ という言葉があるのですが、意見を表明する際の根拠となる意思が明確です。

「不誠実な人」の中には、「私は貧乏でもかまわない」とか「使っていない島などお隣に差し上げたらどうか」とか思っている人がいるかもしれませんが、そうであるならばその思いを明確に主張すべきではないでしょうか。それが誠実な態度ではないのかな、と思います。

しかし仮に「不誠実な人」が、そのような意思を表明したとしても、二大政党の対立軸には到底ならないのは明らかです。

国家とは、貧乏回避、領土保全という大前提のもとに成り立っているからです。

要するに「貧乏回避(経済レベル維持・発展)」と「領土保全」のためにどういう政策をとるのか、ということが対立軸になりますね。当たり前のことですが。

けれども日本において「リベラル」と称する政治家の、公約やビジョンだけは立派で、あたかも「何もしないこと」が最善の策であるかのように与党のやることなすことに反対する態度では期待が持てません。

結局、自民党が嫌われ役になって現実に対処して国を運営していくしかない、ということになってしまっています。

民主政治のためには健全な野党が必要なので民主党に頑張ってもらわないと、という意見(船橋洋一氏 、山口二郎氏 )があるのは当然のことと思いますが、民主党内になお存在し影響力を発揮する「不誠実な」勢力をなんとかした上でなら、その意見には賛成できます。

船橋洋一氏は次のように言います。
≪安倍政権は中道が薄く右に大きく振れすぎているわけですから、民主党は穏健中道に凝集力を強めることが必要なのです。≫

この見方がそもそも間違っているのではないかと私は思うのです。
国としての当然のあり方を表明するだけで右に振れていることになるのか、マスコミにそう思い込まされていないか、落ち着いて考えてみることが必要です。

アメリカやイギリスのような二大政党制が日本に合っているのかどうかわかりませんが、政党がいくつあろうが、国の存立のためには土台は共有するものではないのでしょうか。

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