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2014年9月28日 (日)

パール博士の言葉

インドのパール博士は、東京裁判で日本の無罪をただひとり主張した裁判官として知られていますが、「法理に反する」という法律家としての見解を、裁判の場で述べただけだと私は思っていました。

朝日新聞をはじめとする左翼の言説も「軍国主義者が拠りすがるパール判事の日本無罪論」といった意地悪で歪んだものでした。

戦後思想にからめとられていたほとんどの日本人は、こんな重大なことを長い間深く考えることなく過ごし、「東京裁判を見直すことは歴史を捻じ曲げることだ」と思い込んできました。


先日、産経新聞に掲載された記事
読んで、パール博士は裁判官として『日本無罪論』を主張しただけでなく、ここまで言っていたことを初めて知りました。

≪「日本は独立したといっているが、これは独立でも何でもない。しいて独立という言葉を使いたければ、半独立といったらいい。いまだにアメリカから与えられた憲法の許(もと)で、日米安保条約に依存し、東京裁判史観というゆがめられた自虐史観や、アメリカナイズされたものの見方や考え方が少しも直っていない。日本人よ、日本に帰れ、とわたくしはいいたい」(『パール博士のことば』田中正明著から抜粋)

≪博士は判決内容が国際的には法学者らの間で問題視されていたことを示し、来日時の大阪弁護士会での講演では次のように述べた。
「肝心の日本ではいっこうに問題視されないのはどうしたことか。これは敗戦の副産物ではないかと思う。すなわち一つに戦争の破壊があまりに悲惨で、打撃が大きかったために、生活そのものに追われて思考の余地を失ったこと、二つにはアメリカの巧妙なる占領政策と、戦時宣伝、心理作戦に災いされて、過去の一切があやまりであったという罪悪感に陥り、バックボーンを抜かれて無気力になってしまったことである」(『パール判事の日本無罪論』から抜粋)≫

 

なぜ日本はこんなに自虐的なのか、外国の人のほうが親身に心配してくれています。

70年も経った後に「東京裁判は無効である」などと世界に向って抗議することはできませんが、せめて日本人自身が「東京裁判はどんなものだったのか」を知るべきなのです。

GHQの方針を受け継いで国民の洗脳にせっせと励んでいた朝日新聞の正体に日本人が気づき始めています。子供たちに事実を教え、自信を取り戻す好機です。

それは徒に勇ましさを煽ることでもなく、ことさらに右翼思想を植え付けることでもありません。

ありのままを淡々と伝えればいいだけのことです。

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