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2014年9月 1日 (月)

閉じた言論空間

朝日新聞が慰安婦問題での誤報を認めて以来、元から批判的な産経に加えて、読売、共同通信などの大手メディアも朝日批判を始めたようです。
その様子を、朝日新聞擁護の立場の人が「まるで鬼の首を取ったように喜んでいる」などと揶揄します。

それに対して「まあ朝日が先導して中韓が鬼の首を取ったようはしゃぎ回った30年なんですがね。それに国民が嫌気をさしたんですが。」と返していた人がいて、その通りと思いました。

大きな声を上げて世論を動かさなければ冤罪は晴らせないのですから、大手メディアが正面から朝日批判を始めたのは非常に頼もしく、「頑張れ」と応援したくなるのは当然です。それを「はしゃいでる」としか見ない人がいるのですね。

ただ、産経以外の新聞も追及し始めたとはいえ、その動きは広がらないのではないかという懸念があることも多くの人が指摘するところです。

ネットではたしかに大問題として盛んに議論されていますが、テレビではほとんどやらないし、朝日新聞だけを購読している人は他紙の朝日批判など知らないでしょう。ネットを見ない高齢者層は本当の情報を得られず、日本が不当に貶められている状況が把握できていないかもしれません。情報が言論空間ごとに閉じていて横の連絡がついていないのです。いわば「情報の縦割り」です。

有名企業が不祥事を起こすと、ワイドショーなどでは連日取り上げて放送し、これでもかというほど内実をほじくり返してついには倒産に追い込む、などということも起きるのに、新聞社ではそういうことにならないのはなぜでしょうか。

テレビがこの問題を扱わない理由の一つに、ワイドショーのコメンテーターたちが複数のテレビ局にまたがって出演しているので(当然テレビ朝日も)率直な意見を言いにくいからだと聞いたことがあります。

「こんな重大問題を取り上げない報道番組は評価できないので出演しません」と椅子を蹴って立つ人はいないのでしょうか。誰か一人でもそういう行動を起こせばニュースになり、情報の「縦割り状態」の壁に穴があき、国民全体で真実が共有できるようになると思うのですが・・・。

 

でも、見て見ぬふりをするのも仕方のないことなのかもしれませんね。皆さん生活があるのですから。

 

今日の産経新聞、櫻井よしこさんのコラム「美しき勁き国へ」は 「潰すべきは河野談話」です。

≪日本を不必要に飾る必要はない。国際社会が事実関係を通して公正な目で日本を見ることを可能にする情報発信に努めるのだ。≫


国連人権委員会のクマラスワミ報告書に書かれているおぞましい作り話の数々はあちこちで目にするものですが、これらを読んで「何とかしなくては」と思わない国民がいるでしょうか。

この問題が正されないまま定着してしまわないよう、どうか櫻井さん始めプロフェッショナルな論壇のかたがたは頑張ってほしいと思います。私たち一般ネット言論界の人間も支えます。

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情報の拡散に努めましょう こちらもどうかよろしく →人気blogランキング

 

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コメント

TBさせて頂きました。
今日、ようやく、池上氏の記事掲載問題をフジの朝のワイドショーで取り上げていました。どこかが取り上げると他も話題にし始めるのではないかと期待しています。
朝日が世界に向けて謝罪するまで角は引っ込めないでいようと思います。

投稿: さなえ | 2014年9月 4日 (木) 14時11分

★さなえさん

私もあの記事読んで今日の記事にしました。

朝日が掲載拒否した池上さんのコラムは結局今日載せることになって、それを読んでみましたが、なんだか朝日と池上さんとの間の「手打ち」が成立したようだなあと思いました。めでたしめでたしみたいな感じです。
朝日はこれからどうやって国際社会の誤解を解いていくのかという最も大事なことに何の言及もないのです。

投稿: robita | 2014年9月 4日 (木) 21時58分

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» ある記事への感想 [あんなこと、こんなこと。どんなこと?]
朝日新聞への憎悪はどこまで?--「血祭り」後を考えるという記事を読んだ。筆者の石井孝明氏は信用しても良さそうなバランスのとれた人のようだが、この記事を読んで、ああ、また ... [続きを読む]

受信: 2014年9月 4日 (木) 14時07分

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