国のなりたち
建国記念日。
今日は風がないので門に掲げた日の丸ははためきませんね。
でも空が晴れ渡って春も遠くないなと思わせてくれる暖かさです。
こんな記事を読みました。→≪建国の日「知っている」2割未満≫
何なんでしょう。何の「祝日」だかわからないで今日休んでいるのでしょうかね。
若い人ならまだしも、60歳以上でも44.3%というのは驚きです。
しかし、これは日本の戦後教育の弊害に違いない・・・・ということではないかもしれない、と気がつきました。
きっと「日本書紀に書いてあるからといって神武天皇も2月11日も確かなものではない。誰も本当の建国の日など知るわけがない」という思いのあらわれなんでしょう。
日本人の真面目さを考えればきっとそうなのです。法律で決まっている日付を知らないわけがないのですから。
各国の建国記念日や独立記念日を見てみると、日本ほど古いのは見当たりませんし、神話を根拠としているものもないようです。
みなさん、だいたい独立とか革命で体制が確立した日を記念日としているようですね。
日本は属国になったことがなく、万世一系という柱が崩れることなく通っているので、明治維新も敗戦も「建国」に結びつける要素ではなかったのでしょうね。
日本は特殊なのです。
やはりその特殊さを国民一人ひとりが自覚しなければならないし、子供たちにしっかりと教える必要はあるでしょうね。
神話は信じられないからそんなものを記念日にしてはならないということはないと思います。
だってキリスト降誕だって世界中の人々にとって大事な記念日ですものね。
人に迷惑をかけない範囲で民族の物語をよりどころにする、・・・なかなか素敵じゃありませんか。
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コメント
私が子供の頃は、祝日の数は、9つでした。もちろん、川の名前や、県庁所在地を覚えるのと同じように、覚えたものです。建国記念の日については、論議もあったのを覚えています。でも昨今、消費活性化のため休日を増やすモードで、祝う日というよりも、観光産業を助ける日の様相ではありませんか。
投稿: 案山子 | 2015年2月11日 (水) 21時44分
★案山子さん
>消費活性化のため休日を増やすモードで、祝う日というよりも、観光産業を助ける日の様相ではありませんか。<
仰るとおりですね。この記事で紹介した佐藤優氏も「休日に観光を促進するなどという経済合理性の原理を持ち込むという発想自体が間違っている。」と言っています。
投稿: robita | 2015年2月12日 (木) 13時34分