« 一等賞を取りたいんだな | トップページ | お犬様 »

2015年5月21日 (木)

フレンチの食卓で

先日、小学校の同級生5人と、担任だった先生を加えて女性6人で食事会をしました。

話は弾み、とても楽しかったのですが、何かの拍子に先生が安倍政権の安全保障政策を批判しました。

連日のニュースを見ていて日本が再び軍国主義に向かっているとの危機感を募らせ、教え子たちにも是非ひとこと言っておきたかったのでしょう。
同級生たちも先生に合わせる形でしばらくその話題が続きました。

私は何も言いませんでした。「日本の軍備は平和に反する」と信じている人に、楽しいランチの場で反論して何になるでしょう。

先生はもう82歳という高齢です。平和を愛する気持ちからそう仰っているのはよくわかりますので、議論などという猛々しい行為でせっかくの食事の雰囲気を壊すようなことはするべきではないと思いました。
同級生たちにも色々な意見があったとしても、そういうことを考慮したとも考えられます。
私が「先生、それは違います」などと立ちはだかったところで、空気読みなさいよ、と目配せなんぞされてしまったかもしれません。

彼女たちと日本の外交防衛問題について話したことなどありませんが、今回先生がそういう話題を持ち出してくださったおかげで一つのきっかけができたように思います。今度会った時、「ねえ、この間先生ああ仰ってたけど・・・」と切り出すこともできます。
近年の周辺国の理不尽な態度についての話題はけっこう実生活でもポピュラーですので、そういう面からも話の糸口はつかめます。

新安保法制を怖いと感じるほどの興味があるのなら、それについての疑問を一つ一つほぐしていくことにも興味が持てるはずなのです。

和を保って人とつき合うのは大事なことですが、「大人の対応」が事態を悪化させ、こじらせてしまう場合もあることを、私たちは身をもって学習してきました。

穏やかな中にも主張すべきことはする、また、時には激論となったとしても恐れることなく相手に理解してもらうよう努める、その技術を私たちは身につけていかなければならないと思います。
なにしろ国の安全保障は、日本人全員に共通する利益の問題であって、人それぞれの利害がからむ国内政策とは違うのですから。

私はこうして主婦カテゴリーに身を置いていますが、このブログが普通の主婦の方々の目にも止まってくれないかなあ、疑問や反論を匿名ででも書いていただけたらなあ、そして少しずつ日本の大事なことについて理解が広がっていけばいいなあといつも思っています。

みんながみんな安全保障政策に熱中する必要はないでしょうが、国の一員として最低限知っておくべきことはあるんじゃないでしょうか。

まず女性が理解してそこから広がっていくのがいいのかもしれません。だって女性って何でも話題にしてお喋りするの好きですから。

.
   
いつも応援ありがとうございます → 
                               人気ブログランキングへ

.
 
関連記事: ≪「集団的」という言葉が怖い?≫  


//////////////////////////////////////////////////////////////

|

« 一等賞を取りたいんだな | トップページ | お犬様 »

コメント

ご無沙汰いたしております。
清々しさから 暑い日が増えて参りましたね。
此の私も経験致しましたが。
82歳にお成りの先生は青春時代を戦争と言う大変な時期を過ごされて、キット!
トラウマになっていらっしゃるのです。

そのよう方は安倍政策に批判的な態度がより強烈ですね。
仕方がない事なのかもしれないです。

私はこの性格ですから、主張し過ぎます^^。
気に致しません。
専業主婦がいろんな角度に目を向けて行く事は
素晴らしい事だと思います。
なかなかそんな方いらっしゃいませんけれどもねぇ。
そうして、女性はややこしい生き物とも思いますです。

いつも、素晴らしいブログ拝見いたしておりますから。
気温の変化に十分お気をつけくださいませ。

投稿: fuuraiです | 2015年5月23日 (土) 01時13分

★fuuraiさん

さわやかな季節は短くてあっという間に過ぎて行ってしまいますね。

>82歳にお成りの先生は青春時代を戦争と言う大変な時期を過ごされて、キット!
トラウマになっていらっしゃるのです。<

そういうことだとは思うのですが、いろいろな意見に触れさえすれば、国防についての現実的対応がわかってくるんじゃないかと思うのですけどねえ。すごく若くて頭の回転の早い先生なんですよ。
たぶん誰ともそういう話をせず、決まったメディアしか視聴しないんだと思います。

>私はこの性格ですから、主張し過ぎます<

風来さんはいつも「キッパリ!」ですね

私もブログ始めたころは恐る恐るという感じでしたが、もうこの年になると怖いものがなくなったといいますか、書きたい放題です。年を取ればこういう自由もあるんだなあ、と

>専業主婦がいろんな角度に目を向けて行く事は
素晴らしい事だと思います<

そうなんです。女性がまずそういう姿勢を持てばいいと思います。
その点専業主婦は外で働いている人よりはいろんな角度に目を向ける時間だけはあるはずですよね。

投稿: robita | 2015年5月23日 (土) 10時55分

robotaさんのこの記事を読んでいました。
まぁ、そんなこともあるわいな~、と、思っていました。

で、昨日の金曜、ある仲間がウチにバラを観に来てくれました。食事のあと室内で雑談していると、一人が、webからプリントアウトした署名用紙を出しました。いわゆる「集団的自衛権反対」の署名用紙です。
私は、付き合いで、とか、この人が言っているから、で署名したくないので、一瞬、困ったな~、と。
私以外の2名は、そそくさと署名に応じていました。

集団的自衛権を拒むのだとしたら、個別的自衛権を選択したい、というわけ?スイスのように自国を自国の軍隊で守る路線を支持するの?自衛隊も、米軍も撤退させた沖縄状態に覇権主義をとっている中国の脅威はないと考えているの?
などいくつか、言葉に出してみました。

署名をした二人は、「無防備だと中国が攻めてくると思うわ」なんて、不破雷同。じゃあ徴兵制で個別防衛?「アメリカと一緒のほうが…」と優柔不断。
「おいおい、こんな、あいまいそのものの人たちの署名を募って」、自分はやった感に浸るっての、どうよ!」といいたいところヤマヤマでしたが、そこは、我慢しました。

反対活動家の言い回しは「集団的自衛権に反対しない人は、戦争になってもいいと思っている人」という決めつけ方をするから、そこがズルイというか、失礼だと思う。私は、平和であってほしいし、戦争は避けたい、その主張はつよく持っている、というのは主張しておきました。
以上は、昨日の金曜日のことです。
長いコメントでゴメン。

投稿: 案山子 | 2015年5月23日 (土) 11時11分

私は40年にわたるつきあいの友人を一人失いました。
彼女は少々過保護の母親なのですが、40歳を超えた息子が徴兵されると真剣に怯えていて、私が一般論として海外の脅威に備えるのは当然と言ったのを、そんなことを聞くと鬱になるとパニックに…。
まあ、賀状も来て遊びましょとありましたので、落ちついたのでしょうけど、もうこれからは話題を選ばない限り自由に話は出来ないなと思い知り、悲しいです。
とても聡明な人なのにどうして議論ですら拒否するのか不思議なのですが、理屈ではないのですよね。

投稿: さなえ | 2015年5月23日 (土) 11時47分

★案山子さん

署名のお断り、大変でしたね
仰る通り、こういうことはお付き合いでするものではないし、よくわからない人の署名だけ集めるのも意味がないですよね。
でも、「正しいことだから」と張り切っている人に反論するのもなかなかやりにくいことですしねえ・・・

>私は、平和であってほしいし、戦争は避けたい、その主張はつよく持っている、というのは主張しておきました。<

そう、好戦的だから集団的自衛権に賛成するのではない、集団で守る方が自分たちだけでやるより安全でコストもかからないということを言っていかないとね。

投稿: robita | 2015年5月23日 (土) 22時16分

★さなえさん

お友達の方、真剣に怯えていらっしゃるそうですが、やっぱりそういう人まだまだたくさんいるのでしょうかね。
議論を拒否するのでは、理解も望めませんねえ。そういうのって何か宗教で「地獄」の恐ろしさを刷り込まれてしまうのに似ていますね。
聡明さを備えていてもそういうことは起こりますから。
でもお友達とは、その話さえしなければお付き合いできるでしょう。40年の積み重ねは大事だと思いますけどね。

投稿: robita | 2015年5月23日 (土) 22時17分

思えば、この関連の署名を断るの2度目です。昨年の夏にも彼女を含む仲間と、「平和を願う…記念館」(正式名称失念)へ行きましょうと、私が提案して行ったことがあります。そこにあった署名用紙に彼女は当然署名し、別の友人も、「ワタシ、どっちがいいのか解らないけれど…」と言いながら署名していました。
「安倍さんは考えていることが怖い。だから法案成立は阻止しなくては」と訴えてきます。今回も同じ。
だったら、海兵隊も撤退して、自衛隊もいない沖縄は平和が維持されると思っているのでしょうか~、、、、と、ワタシ。歴史は戦いの連続。9条があったから70年の平和が続いたという一面は確かだと思うけれど、60年前、30年前、いや10年前の隣国の軍事力は様変わりで覇権主義がプンプンにおってくるのに~、と。
この手の人たちは、自分の国を守る方法、無防備平和主義、という選択肢なんでしょうかね。
あっ、同日夜に、「〇日にランチしませんか」とメールが入ったし、関係が壊れているわけではありません。

投稿: 案山子 | 2015年5月24日 (日) 07時37分

★案山子さん

たしかに今まで憲法9条があったおかげで自衛隊の活動は制限され、自衛官が海外の紛争で亡くなるということもほとんどありませんでした。
けれども仰るように隣国の方からキナ臭い状況になってきましたし、いつまでも自分だけ安全圏にいて利益だけはものにしようといういいとこ取りはできない時代になりましたね。

>この手の人たちは、自分の国を守る方法、無防備平和主義、という選択肢なんでしょうかね<

そうですね。日本がおとなしくさえしておけば誰も悪いことはしないだろう、と信じているんでしょうね。
でも私も中国があれほど凄まじい国だとは思っていませんでした

>関係が壊れているわけではありません。<

それは良かったですね。少しずつ少しずつわかってもらうように持っていくしかないかな。

投稿: robita | 2015年5月24日 (日) 22時22分

うっふふ。

>少しずつ少しずつわかってもらうように持っていくしかないかな。<

原発の是か非かではrobitaさんと私の意見が不一致なのと一緒で、このケースも簡単にはわかってもらえないと思っています。
最近クローズアップ現代で取り上げた水素エネルギーの話題、興味津々でした。化石燃料が枯渇したら中東諸国はどうなるのでしょうね~。その前に、日本の科学力で湾岸にタンカーを行き来させなくてもよくなったら、ス・バ・ラ・シ・イ ! ですよね。
つまるところ、お互い健康で長生きして、見届けたいですね~。

投稿: 案山子 | 2015年5月25日 (月) 12時35分

★案山子さん

うっふふ
エネルギー問題は科学的にまだよくわからないことがおおいにあるので「こっちの方が国益に適う」と断言できないかもしれませんが(これこそ価値観の違いなので決着はつきにくいです)、防衛問題の方は、無防備であってはならないのは明らかで、そのための安保法制を整えているわけですよね。
安保反対の人は、怖いのは安倍さんじゃなくて軍備増強している周辺国やその他の外敵だという非常に単純なことに気づく必要があります。

>つまるところ、お互い健康で長生きして、見届けたいですね~。<

いやあ、まったくですなあ~(笑)

投稿: robita | 2015年5月25日 (月) 14時23分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: フレンチの食卓で:

« 一等賞を取りたいんだな | トップページ | お犬様 »