« 又吉さん おめでとう | トップページ | 安全を得るために伴うリスク »

2015年7月18日 (土)

女たちよ

昨日、テレビ朝日ワイドショー「モーニングバード」で取り上げていたのですが、ちかごろ女性週刊誌などでも集団的自衛権の記事を載せると売り上げが伸びるのだそうです。
街で女性たちにインタビューをすると
「徴兵制になるかもしれないので不安だ」という意見が多かったので、スタジオでは元自衛官の佐藤正久参議院議員が説明にあたりました。

コメンテーター吉永みち子、長島一茂、ジャーナリスト玉川徹の三氏が束になって論戦を挑みます。

佐藤氏がいくら徴兵制を否定しても、3人は「解釈で憲法違反するぐらいだから政府の言うことは信用できない」と言い張ります。

実は佐藤さん、というか政府は「徴兵制が100%ないかと言えばそうとも言えない」と言いたいのではなかろうかと私は思うのです。それは、安倍政権じゃなくても他の誰が政治を担っても、そういう選択肢はあり得ると考えるしかないのではないでしょうか。

.
本質を考えてみましょう。

現在自衛隊は志願制ですが、将来志願する人が減少して国防に支障をきたすほど兵士の数が足りなくなれば徴兵も仕方がないのではないでしょうか。

兵士が確保できないということは軍隊が機能しなくなる事態に陥るということですよね。

その時でも男たちは徴兵を拒否し、女子供を守ることからも逃げちゃうんでしょうか。

それとも、竹やりで侵略者に立ち向かい、戦ってくれるでしょうか。

極端な理屈だと思うかもしれませんが、国土や同胞を外敵から守る、というのが国防の本質であり、その気構えが究極の「公の精神」というものではないでしょうか。

一般国民が竹やりで防衛せざるを得ないなどという事態になっては困るから軍隊があり、さらには手出しをされにくい態勢を整えて戦いにならないようにしておくことが国家には不可欠なのではないかと思います。

だから、もし志願兵がいなくなれば徴兵の可能性はあると言えるのではないかと思います。

でも国民がそれを拒否するのであれば、「愛国心旺盛で、核心的利益の確保に並々ならぬ意欲があり、やる気満々の中国」に何をされても文句は言えますまい。

現実には、警察官や消防官がいなくならないのと同様、自衛官志望者がいなくなることはないでしょうし、中国だっていきなり攻めてくることもないでしょうが、国家存立の本質論として、徴兵の覚悟というのは過激なことでもなんでもなく、あって当然のような気がするのですけどねえ。

徴兵制が怖い怖いと怖気づいてるだけのテレビのコメンテーターや子供を持つお母さんたちも、自分たちの身を守るとはどういうことなのか、こういうそもそも論を念頭に置けば今回の法整備の理解がしやすくなると思うのですがどうでしょうか。


余談ですが:
例の内田樹氏が「安倍首相は悪いことがしたいのである」と言っています。 

私はコメントを寄せている人たちのようにこれを一笑に付すことができません。
こんな荒唐無稽なことを言わなければならない何か重大な理由でもあるのでしょうか。
そうでないなら、このような妄想を平気で書いて公表してしまうような人物が最近まで大学の教員をしていたというのは驚くべきことです。

.
   
いつも応援ありがとうございます 
                                人気ブログランキングへ

.
/////////////////////////////////////

|

« 又吉さん おめでとう | トップページ | 安全を得るために伴うリスク »

コメント

反対だけしたい人はとりあえず置いときまして、もしそれが本当に正しいのなら、何故、反対する人がいるのか?といいことも考えてみてはいかがでしょうか?

投稿: ゆったり | 2015年7月19日 (日) 09時52分

★ゆったりさん

まず、野党についてですが、彼らとて国の安全のためににどんな法整備が必要なのかわかっているはずなのです。
もし野党独自の案があるとすればそれは与党案と大した違いはないでしょう。
ではなぜ反対するのか。
それは政権の支持率低下が目的と考えられます。
委員会採決の時の民主党のプラカード騒ぎご覧になりましたか?彼らはプラカードをカメラに向け、何人かの議員は掲げながら時々カメラ目線になってました。
辻元議員が委員長に手を合わせて懇願するさまは「わざとらしい」の一言です。多くの視聴者はそう思ったはずです。しかしああいう光景を見てコロッと騙される人もまた多いのです。

学者や評論家については、「憲法違反だ。立憲主義の破壊だ」というのが彼らの言い分ですが、そもそも日本の安全保障は昔から憲法との整合性に悩みながらギリギリの解釈を続けてきた歴史があります。何のためにそんなことをしてきたのでしょうか。無防備なのは危険だからではありませんか?
学者・評論家の言うことは学問的に筋が通っているのかもしれないけれど、国家は学問の理論で成り立つものではありません。
それに、学者・評論家というのは元々左翼の系譜に連なる人が多いのす。
そんな人たちが、今まで主張してきたことをいまさら転換するのは大変難しいことだろうと思います。彼らだって頭の良い人たちで論理的思考ができるはずなのですから、国際情勢の変化に伴う防衛体制を整えることの重要性はわかっているだろうと思のですけどね。
先日テレビで憲法学者小林節さんと軍事評論家小川和久さんの議論を見ましたが、小川さんの論理は穏やかで納得できるもので小林さんは最後は口ごもっていました。

マスコミは社会の流れがすんなりいくと儲からない業界で、できるだけグチャグチャにもめてほしいというのが本音じゃないでしょうか。
反対論を盛り上げて騒ぎが大きくなった方が都合がいいのだと思います。現に記事で書いたように女性週刊誌は儲かってるみたいですね。

国会周辺デモですが、何度か書いたように信用できません。

投稿: robita | 2015年7月19日 (日) 11時28分

戦後の主導権を握る為と、島国のイエローを使って、二種類の核、を落としたヤンキーの言うことをまだ聞かないといけないでしょうか?

投稿: たらふく | 2015年7月20日 (月) 12時50分

★たらふくさん

コメントありがとうございます。

日米同盟反対ですか。

占領政策も含めてアメリカが日本にしたことに怒りを覚えるのは日本人なら誰でも同じだと思いますよ。
怒りを覚えるなら、アメリカに刷り込まれた「日本悪玉論」からまずは日本人自身が脱却しないといけませんね。
多数の民間人を虐殺されたことについては、アメリカ自身が認識していることですし、いつまでも根に持つのはやめて関係を良くする方向に努力する方が日本のためになります。

それはともかく、今の同盟関係は過去のこととは別問題です。
すべては日本国の安定的存立のためです。一元的な方策だけでは持続しないのではないでしょうか。

10年ほど前にアメリカ従属についての記事を書いたことがあります。
その頃はまだアメリカもとても強く、それだからこそ抵抗するのでなくうまく利用したらいいじゃないかという思いで書きました。

一部を貼りつけますね:

≪__前略__反戦反米を叫ぶ人たちは、ほんとうに戦争が嫌なのではなくて、ただ、大きくて強いものに逆らいたいだけなんじゃないかとさえ思ってしまうのだ。

しかしながら、誰もが思うだろう。
「独立国としての誇り」はどうなるのだ、と。アメリカの言いなりになっている自国に「愛国」の心など芽生えるだろうか、と。

その点については悩んで当然だと思う。
しかし、ここはひとつ、日本ならではの「曖昧さ」を含んだしたたかな生き方を日本人全体の共通認識として持つことはできないだろうか。

あいまい、器用、ドライ、ちゃっかり、何とでも言いなはれ。生き延びるっちゅうことは、そういうこっちゃ、というしたたかさをもって世渡り上手になることも必要ではないか。

人間というのはひとくくりにできない複雑な存在だ。
「筋を通す」だけでも生きられないし、「プライド」を捨てることも恥ずかしい。

世界中を見渡しても、筋を通すだけで生き延びている国があるか。また、誇りを捨てて卑屈一辺倒の国があるか。

みんな国としての誇りを持ちつつ、苦悩しながら、生き延びよう、より豊かになろうと、方針を変えたり保持してきたものを捨てたり新しいものを取り入れたりしてきたのではないか。

ここのところを理解すれば、日本人、世界の中で、もっとうまく生きていけるような気がする。≫___引用終わり


今、アメリカは世界の紛争への介入を抑えつつありますね。次の政権がどういう方針になるのか私は知りませんが、強大な国が世界をリードする時代ではなくなってきているのでしょう。
軍備拡大で覇権を握ろうとする国やテロ集団などの脅威に対して世界が協力して防衛体制を整えなければならない時代です。

日本ももちろん自主防衛の覚悟を持たなければなりませんが、それは個別的自衛権だけで「単独防衛」するという意味ではありません。
周辺国の乱暴な行為に対して、すべてアメリカ頼みになるのでなく、まずは自主的に防衛する姿勢を見せなければなりませんよね。独立国家なんですから。

けれども、単独ではどうしたって不利です。私は軍事のことなどわかりませんが、国際政治や軍事の専門家の説明を聞けば納得するし、何より国の安全に責任を持つ政権の方針です。

今日も相変わらず、安倍政権のやり方に反対する学者たちの集会のニュースなどやっていましたが、怖いのは安倍首相ではなくて、国際社会の警告にも耳を貸さず領土拡大をもくろむ共産党独裁国家じゃないですか。どうしてそっちを怖がらないで日本政府を怖がるのか不思議でなりません。
やっぱりアメリカによるWGIP(日本洗脳工作)は相当根深いと思わざるを得ません。

日米同盟強化に反対なら、たらふくさんはどうすればいいと思いますか?

投稿: robita | 2015年7月20日 (月) 22時23分

マイティマイティで世界の警察をやろうしてきたアメリカが、ベトナムクライシスと同じ中東クライシスに陥っているからといって、今さら、日本助けてはないでしょう。日本はすべての軍備を放棄して、アメリカに守ってもらえばいいんですよ。アメリカが守りたいのは日本じゃなくて、ゲオポリックの日本の場所でしょう。

投稿: たらふく | 2015年7月22日 (水) 11時20分

★たらふくさん

>日本はすべての軍備を放棄して、アメリカに守ってもらえばいいんですよ<

そんな無茶な・・・。その対価は? アメリカの属国になるということですか? 自暴自棄になってはいけないと思います。

>アメリカが守りたいのは日本じゃなくて<

当然どの国も国益を考えるんですよ。
日本とアメリカもそれぞれの国益を考えながら主張したり譲歩したりするんです。
ゲオポリックって知りませんけど。

投稿: robita | 2015年7月22日 (水) 13時13分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/30899/60789181

この記事へのトラックバック一覧です: 女たちよ:

« 又吉さん おめでとう | トップページ | 安全を得るために伴うリスク »