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2015年11月 3日 (火)

家守

<前記事より続く>

専業主婦は戦後のほんの一時期に現れた形態だから日本の伝統でもなんでもない、と言われる。

昔は商家、農家、また家内工業がほとんどであったから、妻も働いていたと。

それは事実だと思うが、その形態に女性の自立という意味はない。

彼女らは「家」に属していたから家業に携わったに過ぎず、婚家を出ても自立して生きていけたというわけではない。

どんな社会形態、家族形態であっても女はいつだって「家」に留まって家事育児を主に担当してきたのではないだろうか。

時代とともに共働きが増えて女性も家を離れて「通勤」するようになり、それにつれて女性の社会的労働力の価値も上がる。有能な女性が男性と遜色ない仕事をこなすようになり、地位も上がっていく。
子供は誰かに預けざるを得なくなった。

こうして「男社会の解消を目指し」「女性の自立を推進」してきた結果、先進国では子供が生まれにくくなった。

子育て支援政策だとか、夫婦で家事育児を平等に担当するだとか、そういう対策を無理やりひねり出してみても出生率が劇的に増加するわけではない。

子供を3人以上産んだ女性は政府の手厚い支援によって働かなくても生活できるというフランスの例など聞くと、何のこっちゃと思う。

女性の自立とか働く女性が子供を産みやすくするとか言いながら、いったい何を目指しているのかわけがわからなくなっている。

順当に子孫へのバトンタッチが行われなくなった社会は混迷の極みだ。

 

この際、役割分担はどうか。

キャリアを生かして外でバリバリ働く女性と、家に留まって沢山子供を産む女性と(笑) そして子供がある程度手を離れたら、時間の許す範囲で働きに出るくらいがちょうど良いのではないか。

男性偏重の社会になんかならないから心配はいらない。

専業主婦だろうが職業婦人だろうが、どっちみち家庭では女が主導権を握るのだから。

 <続く>
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コメント

日々秋深いってところですね。
そうなのです、家庭に於いては 女性が主導権をもっていないと、その家庭は崩壊するような気が致します。

家庭も又 子供のしつけもそう なんといっても女性がしっかりしないとだめだと思いますね。

頑張りましょう。ご自愛くださいませ。

投稿: 風来です^^。 | 2015年11月 4日 (水) 15時18分

★風来さん

自宅近くの大通りのトウカエデが綺麗に色づくのが楽しみです

家事や育児に関することはこまごましているので、男性には向かないと思うんですよね。
近頃は大雑把な女性や細やかな男性も珍しくないですけど、それも少子化の原因かな(笑)

風来さんの記事にいつも頷いています。

投稿: robita | 2015年11月 4日 (水) 23時00分

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