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2015年12月18日 (金)

政党ロンダリング

前記事より続く> 

日本共産党は、日本を共産主義国家にすることを目的としているのではないでしょうから、外部からしばしば「党名を変えたらどうでしょう」と提案されています。

頑として名前を変えないのは、やはり内面では共産主義に対する絶対信仰があるのでしょうか。

「国民連合政府」なる構想を打ち出して、打倒安倍政権に向けて野党で協力しようと呼びかけている、というニュースを受けて、「共産党もそろそろここいらで普通の政党になりたいんだよね」と、あるフリージャーナリストが言っていました。

以前、こんな記事を書いたことがあります。→「朝日新聞と共産党」 

共産党は本当は普通の政党になりたいのに、支持者が承知しないので身動きがとれなくなっているのではないか、といったことを書いたのですが、案外そういうことかもしれません。

こんな光景も見たことがあります。
テレビの政治番組で、共産党も変わらなきゃ、みたいな話をしている時、ある評論家が当時共産党の論客としてよくテレビに出ていた穀田恵二氏に「あなたなんか、自民党でやってたら今ごろ大臣だよ」とサラッと言ったのです。
穀田さんは否定することもなく、何と返せばいいのかわからないような表情で、沈黙していたのを思い出します。彼の心に去来したのはいかなる思いだったのでありましょうか。

他の野党が存在感を失っている今、共産党は唯一清廉で骨のある政党だ、などと評価されることもありますが、果たして本当に清廉なのか、筋が通っているのか、信用できるのか。暴力的な過激派とのつながりはないのか。
野党連携にあたり「安倍政権打倒のためなら党の方針である自衛隊廃止も日米安保反対もいったん封印する」なんてことを言っていますが、一時的にそんな措置をとってもまた元に戻るのならやっぱり現実的な政治はできないですね。

しかし打倒して政権交代して、そのあといったいどうしようっていうんでしょうか。責任とれるんでしょうか。首相になれる人いるんですかねえ。

自民党でもいいけどとにかく安倍政権だけはだめだ、ということかもしれませんが、他の人になっても安保法制廃止になんかなりませんよ。

最も重要な同盟国アメリカときちんと現実的な話ができない政治家は日本の政治を担えない、ということです。

長谷川幸洋氏と小池晃氏の議論は、番組のHPに行けばpodcastで聴けます。

長谷川さんは「私は元々左翼だったんですよ。小池さんも必ず私のようになりますから」とからかうように言いましたが、当然小池さんは強く否定。

でも、嘗て党の要職にあり、今はすっかり「右の人」になった筆坂秀世氏のような事例もありますから、日本共産党の行方がちょっと楽しみです。

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コメント

私もかって左翼が理性的だった頃、左派を応援していました。でも、民主党政権の無残さに加え、この間の反対運動の際、太鼓に安倍さんの顔写真を貼ってアベシネーと叫びながら叩いたり、トレーラーに安倍さんの写真を轢かせたりと、極めて暴力的な恐喝を繰り返していた女性国会議員を容認していたことから、理性などない、やはり共産主義(暴力革命容認ですよね)を進めるつもりだと思いましたよ。
党勢拡大のためなら一時的に羊の皮を被ろうということでしょう。日本を分裂させようとしているのではないかと思え、また目的のためなら手段を選ばないと思えて怖いです。

投稿: さなえ | 2015年12月20日 (日) 07時06分

★さなえさん

かつて左翼が理性的だったのかどうかはともかく、私も若い頃はご多分にもれず左翼的ではあったのだろうと思います。自民党は悪いから、なんとか社会党に頑張ってほしい、議席を逆転させてほしいなんて思ってましたから。
しかし後からわかったことは、日本は自民党政権による理想的な社会主義体制であり、自民党と社会党は裏で談合しながら、対立のパフォーマンスを国民に見せていたに過ぎない、ということでした。
自民党政権は責任をもって現実的な政治を行っていた、左翼は駄々っ子のように文句をいうだけだった、ということだったんですね。
昔のデモは暴力的で機動隊と激しくぶつかっていましたが、今はそういうことはありません。でも「アベシネー」だとかトレーラーに安倍さんのマスクを轢かせたりするのもやはり暴力的であり幼稚極まりないですね。日本の左翼ってやっぱりだめなんですよ。
ただ共産党はそこいらの緩い左翼とは違いますから、対峙する価値があるといえばあるかもしれないし、油断ならないといえば油断なりません。


投稿: robita | 2015年12月20日 (日) 23時20分

ソ連最後のトップであったゴルバチョフ氏は、日本は最も成功している社会主義国家であると評しているとか。小池氏の目から見たら、日本の政権政党が作り上げてきた日本こそが、どこよりもスムーズに社会保障が機能しているのではないかしら。決してそうは仰らないと思うけれど。

投稿: 案山子 | 2015年12月21日 (月) 20時30分

★案山子さん

日本が、それと気付かずに理想に近い社会主義国家でいられたのは、様々な幸運が要因としてあったのでしょうが、日本人のそもそもの資質がそれを可能にしたのかもしれませんね。
日本共産党の人たちも、この豊かで安全な日本でずっと育ってきたのですからね。悪い国だなんて言わせません(笑)

投稿: robita | 2015年12月22日 (火) 21時36分

左翼って言うかサヨクについては、あんまり難しく考える必要はないと思いますよ。
彼らはいつの時代にもいる正義感が強く中途半端に頭の良い(悪い)大きい子供なだけです。
あと彼らに共通しているのは、財源無限主義やお金は誰かが稼いできてくれるもの(誰かから奪えばOK)と言う点ですね。なもんで三橋系の国債なんかいくら増やしてもOK、公共事業はやりまくれって考えともシンパシーは高いです。

投稿: 仮)山田二郎 | 2015年12月23日 (水) 11時37分

★ 仮)山田二郎さん

>左翼って言うかサヨクについては、あんまり難しく考える必要はないと思いますよ。
彼らはいつの時代にもいる正義感が強く中途半端に頭の良い(悪い)大きい子供なだけです。<

単にそういうことならいいんですけど・・・。
マスコミ(主にテレビ)が彼らを持ち上げるものだから、あなどれない勢力になってますよね。
それがせっかくの安倍政権を揺るがしたり憲法改正をしにくくしたり対中韓外交で不利をもたらしたりするので私は心配で仕方がありませんcoldsweats02

>なもんで三橋系の国債なんかいくら増やしてもOK、公共事業はやりまくれって考えともシンパシーは高いです。<

私は経済政策のことさっぱりわからないのですが、左翼は自分たちの考えがそういうことを意味するということに自覚的なのでしょうか。

投稿: robita | 2015年12月23日 (水) 15時02分

>>左翼は自分たちの考えがそういうことを意味するということに自覚的なのでしょうか。

全く、無自覚です。
最近でも時給1500円にとか言う主張をする団体を素晴らしい事として取り上げてますしねー。
なお当然ながら、時給1500円って事は、時給1500円以上の仕事が出来ない人は雇えないって事なんですが、彼らはそういった事は全く考えていませんと言うか、今のままの仕事のままで、法律が変われば勝手に実入りが増えるって考えてたりしますから。
ちなみに、この時給1500円って数字は、大手は今でも普通に支払っている金額ですんで、法制化されて困るのは、彼らが大事にしろと騒いでいる中小零細企業だけです。

投稿: 仮)山田二郎 | 2015年12月23日 (水) 15時55分

★仮)山田二郎さん

そうなんですか。結局、経済政策の面でもお気楽で無責任ということか。
時給1500円も出してくれればずいぶん楽になるでしょうが、厳しい時代ですよね。国だってそんなに万全のセイフティネットを用意できるわけじゃないし。やはり求められるのは老人の覚悟、というところにいっちゃいますかね。

投稿: robita | 2015年12月23日 (水) 23時47分

橋下維新が大阪でやったように、「敬老パス無料のようなものは財政的に無理なんで、一定額の負担はお願いします、でも浮いたお金でセイフティネットとして特養は希望者が皆入れるように整備していきます。」、「意欲のある子供には、平等に機会を与えます。(私立高校無償化や塾代助成)」みたいな事をサヨクが打ち出すべきなんですが、サヨクの人達って悪い意味で保守化してしまっていて、「現状の利権は絶対に手放さねー!」、「俺達の権利を削られるぐらいなら、お前らが不幸なままでいて構わねーよ!」って状態ですからorz

投稿: 仮)山田二郎 | 2015年12月24日 (木) 20時47分

★仮)山田二郎さん

>サヨクの人達って悪い意味で保守化してしまっていて<

そうですね。保守派も左翼も反橋下で一致してますね。

国の財政が破綻に向かっているのはみんな知っているはずなのに、手をつける先々で「それはだめだ」と反対されてしまいます。
年金受給開始を70歳にしようとすれば反発が起きて選挙に差し障りがあるので、こっそりやらなければならない。「国のためにみなさん我慢してください」とは誰も言えないんですねえ。
左翼は大企業や金持ちから沢山取ることしか考えていませんが、もう一度戦後焼け野原みたいに「みんな等しく貧しい」状態から始めようという考えなのかな。現代では金持ちは海外に資産移転してしまうでしょうからそういうことにはなりませんよね。
やはり高齢者が「悠々自適」はもうないんだ、という厳しい状況を覚悟する時なんじゃないかと思います。いまどきの高齢者は若さと元気を誇ってますから大丈夫じゃないでしょうか。

投稿: robita | 2015年12月25日 (金) 11時06分

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