民主党党首をこそ引きずり下ろしたほうが
小林よしのり氏が「国民は権力に洗脳されている」と。→ http://blogos.com/article/157828/
小林氏に限らず、そういうことを言う人は多い。
ワイドショーのコメンテーターの言うことばかり聴いている人がそういう印象を持ってしまうのはまあ仕方がないかなとは思う。
しかしちょっと考えればわかることだが、安倍政権の支持率が安定しているのは、この政権が頓挫した後のことを心配するまともな国民が多い、それだけのことだろう。
野党やマスコミは、やみくもに政権を攻撃するけれど、では「日本のためにはこうすべきだ」という具体案はあるのか。
経済政策の真剣な論議より、野党は大臣が50万円ポケットに入れた入れないの件で攻勢を強めようと手ぐすねを引いていた。
甘利氏の脇の甘さはあったし、法に触れることであるならば捜査は必要だろう。
でも今は政治家は一丸となって国のためになることを決めていく時なのではないのか。
「一丸アレルギー」の人もこの国には多い。
「一丸となる」は、破滅に向かって突っ走ることだと思い込んでいるのだろう。
どういう対策をすれば国民の生活に資するのか、それを総力を上げて皆で考えるのが悪いこととは思えないのだが。
甘利さんのことは捜査当局に任せて国会ではもっと大事な日本全体のことについて議論してほしい。
与党の政策に是々非々で対処していくという姿勢のおおさか維新は「与党に擦り寄っている」という批判を浴びているが、国益のため賛成できる政策であるならば協力して当然ではないか。
政権交代可能な二大政党が良いのではないかと、私もかつては自民党が崩れ始めたことを歓迎したものだが、民主党はじめほとんどの野党のバカまる出しの攻め方にはもううんざりで、こんなことなら自民一強でおおいに結構、と思うようになった。
閣僚を突っつき、安倍氏を引きずり下ろして、そのあといったいどうしようというのか。自分たちならもう少しましな政治ができるとでも?
野党議員もマスコミも小林よしのりも、きっとお金に困ってないから日本の経済が停滞しようがどうでもいいんだろう。
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コメント
権力とは一体何を指しているのでしょうね。
「反権力」とか言っているマスコミ自体が権力ですし。
無双池上彰氏も既に、自民一強を批判できない位、強い影響力を持っていませんか?
大企業であるマスコミから多額の報酬を受け取っている古館伊知郎氏や関口宏氏が、格差やら大企業について批判すれば、大方の反権力の人たちは拍手していたのです。今までは。
しかし、私たちはインターネットというものを手に入れて、彼らが「報酬に相応しい取材もしておらず、知識も無く、偏っている」ことを知るようになりました。
ネットで騒がれるようになって、テレビ局も方向転換せざるを得なくなっただけでしょう。
大体、ギャラが高額過ぎて負担になってきたらしいし。
「政権の意向」なんかではないわい。
私たちはテレビや新聞の言うことがすべてではない、ことを知っているのです。
そして今度は私たちが批判者となり、権力になっていくのです。
できるだけ多くの事実を知り、感情に流されず判断することが権力者たる市民の役割だと思います。
最近の「市民」に辟易しているkaiより
投稿: kai | 2016年2月 1日 (月) 11時06分
★kaiさん
政権が圧力をかけているのではなく、ネットの力が大きいのはわかるのですが、テレビ局は方針転換していますか?
「報道ステーション」とか「サンデーモーニング」をたまに見ますが、相変わらずのスタンスだと思うのですけどね。
古舘さんの交代が方針転換ということなら、関口さんもじきに辞めるということでしょうか。
>私たちはテレビや新聞の言うことがすべてではない、ことを知っているのです<
インターネットを知らない人は高齢者を中心にまだまだ多勢だと思います。ネットを利用する若い世代も政治のサイトまではそれほど見ないのではないでしょうか。
だから私はまだまだ反日左翼の影響力が怖いです。
>そして今度は私たちが批判者となり、権力になっていくのです<
日本で「右派」とされる人たちは殆どが実質上「真ん中」なので、皆さん右も左も冷静に見ていると思います。
ネットは玉石混淆でしょうが、私が見る所では右派は多分に自制的・自省的で物事を客観的に見る能力があり、そこが宗教的思い込みの強い左派とは違いますね。
中には「いい気」になってる人もいるでしょうが、そうでない「真ん中」の人々が大勢を占めることは国にとって歓迎すべきことだと思います。
>できるだけ多くの事実を知り、感情に流されず判断することが権力者たる市民の役割だと思います。<
肝に銘じましょう。
投稿: robita | 2016年2月 1日 (月) 22時33分