防衛の意味
北海道5区の補欠選挙は事実上の一騎打ちで自民党候補が競り勝ちました。
故町村信孝氏の娘婿だという和田義明氏についてはよく知らないけれど、安保法廃止を主張している候補が国会に送られなくて良かったと思います。
「安保」が争点だったようで、民進、共産、社民などの政党に加えて、sealdsその他市民活動家たちも総力を挙げてこの「安保反対候補」を応援しているのには、「まだやっているのか」とあきれました。
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先日、ニッポン放送「そこまで言うか」に経済評論家の森永卓郎氏が出演して、同じく経済評論家の高橋洋一氏と防衛について意見を交わしていました。
「意見を交わす」というのかどうか、森永さんのお話はきっとウケを狙ったお笑いでもやってるつもりなんだろうと思えるような調子でした。いや、まあ、彼は真面目なんでしょうが。
森永さんは言わずと知れた護憲派で自衛隊もいらないと考えており、高橋さんに「在日米軍引き上げる、って言われたらどうすんの?」と聞かれ、「米軍は引いてもらって結構。敵が来たらみんなで竹槍で戦うんです」と。
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去年あたり盛んに国会議事堂前でやってた安保反対集会で俳優の石田純一氏がこんな風に叫んでましたね。
「みなさ~ん、集団的自衛権はいらないんです。攻められても個別的自衛権だけで対応できるんですよぉ」
・・・・・え? 戦うの? 戦争するの? 日本単独で? ようそんな怖いこと言うわ。
戦闘が始まっちゃったらおしまいでしょ。そういう事態を招かないように備えることが大事なのに、「敵が侵略してきたら個別的自衛権があるんだから戦えばいいんだ」ってあり得ないでしょ。
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自称「平和主義者」の彼らのほうが戦争を許容していて戦う気満々みたいじゃありませんか。
左翼の人って好戦的だなあと私は昔から思ってるんですが、おかしなことに日本では「戦争回避」を訴えるまともな人たちが好戦的ということにされてしまいますね。
そりゃあ、いざとなったら戦う覚悟は必要でしょうが、まずはそんなことにならないような態勢にしておかなくちゃ。
これが抑止力というものなんだが、わからんかなァ。
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森永卓郎さん関連記事: 「人間は複雑なのだ」
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コメント
分らないのです!解らないのです!
分ろうとすることもしないのです、キット!!
ふざけているか、それとも それぞれの脳味噌の完熟期間?に
問題が有るかです(^^。
それとも、誰かが言ったから自分ものタイプではないですか?
安保法案廃止なあんて叫んでいる方って!
だいたい誰に守られて今日の日本があるかを知らない事が
そもそもの問題で、ほんと!情けない事ですね。
投稿: 風来です | 2016年4月27日 (水) 23時53分
★風来さん
安保法反対勢力にもいろいろありますね。中国に都合の良い状態にしておきたいという思惑のある人たち、こっちさえおとなしくしていれば侵略されることはないと思っている9条信者、マスコミの報道にやすやすと乗っかってしまう人たち等々。
上陸されちゃったら戦闘行為が避けられない、という想像ができないんですね。
その他、「南シナ海での中国の暴挙に対処する」とか「アメリカの戦争に巻き込まれる」云々の論点はありますが、とりあえず領土防衛という基本的な安全保障体制は理解してほしいですね。
中国の計画に寄り添う勢力や9条信者は聞く耳持たないので議論になりませんが、「なんとなく」の人々には呼びかけていきたいと思います。
投稿: robita | 2016年4月28日 (木) 09時53分
初めまして。
ブログ散歩中に見つけました。
同じ考えなので、嬉しかったです!
今だに自虐史観から目覚めてない方が多いんですね(実は私もそうだったので)
同じ専業主婦ですが、政治のことも発信していってます。
ポチして帰ります。
投稿: のん子 | 2016年5月 1日 (日) 10時02分
★のん子さん
コメントありがとうございます。
見つけてくださって嬉しいです!
>今だに自虐史観から目覚めてない方が多いんですね(実は私もそうだったので)<
そうなんです。日本人はほとんどみんなそうだったんですよね。だから「目覚めました」と告白することは恥ずかしいことではないんですよね。目覚めるのが早いか遅いかだけで。
これからもよろしくお願いします。
投稿: robita | 2016年5月 1日 (日) 14時08分
こんばんは。
はじめましてトンマといいます。
WEBで遊んでいたら行き当たりました。
抑止力を軍事力だけに頼るのは無理なことだと思います。
それは最終的に軍拡競争にならざるを得ないからです。
いま他国に攻めこんで戦争を維持できるのは合衆国だけです。
合衆国以外の国は戦争をしかけると財政がもちません。
日本も中国も戦争を維持できるような財政状況ではありません。
合衆国は、国益に叶えばどんなに非民主的な非人道的な国家でも支持する道義も信義もない国なので、日本が心から頼れる国ではないと思います。もしトランプさんが大統領になればそのことを実感できると思います。異常事態のときに合衆国軍が有色人種である日本人をいの一番に救出することはありません。まず合衆国人、次は白人、そして有色人種の順番です。安倍首相はそのことを知ってか知らずか、安保法制の説明に取り上げました。
北朝鮮が周辺の六カ国との協議を反故にして合衆国との二国間交渉を求めているのは、合衆国がイラクのように攻め込んでくるのを警戒してのことです。
安倍首相は取り巻きが悪いのか、国外で不用意な言動が多いことやTPP交渉内容など重要な事柄を国の最高機関である国会で説明しないなど非常に不親切です。
北海道五区ではかろうじて勝利しましたが、これから当面は野党協力に対抗するために国民のほうを向かざると得ないでしょう。
このへんで自民党の中に安倍首相に意見する、強いて言えば安倍首相を批判する人材が現れて欲しいです。
その昔は、自民党内に多種多様な意見がありましたが、小選挙区のせいでしょうか安倍一色となり、人材も世襲議員ばかりで、このままでは破綻の方向へ向かうだろうと思います。
保守本流は多くの支流を集めたものでないとやがて枯れると思います。
投稿: トンマ | 2016年5月 2日 (月) 02時17分
★トンマさん
コメントありがとうございます。
>合衆国は、国益に叶えばどんなに非民主的な非人道的な国家でも支持する道義も信義もない国<
言葉を尽くしてこきおろすご様子、筋金入りの反米とお見受けしました
他国を一概に「そういう国」と決めつけるのはどうかと思いますが、私たち日本人は既にアメリカの非道なやり口を身をもって経験していますよね。
日米開戦の時のこと、敗戦後のこと。この経緯については日本人はちゃんと理解するべきだと思います。それは短絡的に「アメリカは酷い国だ」と決めつけろ、ということではありません。
歴史を知って自虐史観から脱却することが日本人には必要です。
覇権を狙う大国はアメリカに限らず、どこも酷いもんだと思いませんか。
そんな世界の中で、日本のような麗しい国は、麗しいだけでは生き残れません。
そこは麗しい国なりに利用できるものはちゃっかり利用するというしたたかさも備えていなければなりません。
自民党もバカじゃないですから「アメリカは心から信頼できるおトモダチだ」なんて思ってませんよ。
>抑止力を軍事力だけに頼るのは無理なことだと思います。<
外交交渉の背景に軍事力が必要ということです。
>もしトランプさんが大統領になればそのことを実感できると思います<
そうですね。この日本も一度そういう事態を経験してみるのもいいかもしれませんね。
>合衆国がイラクのように攻め込んでくるのを警戒してのことです。<
アメリカは(というかどこの国も)割に合わないことはしませんから、北朝鮮にわざわざ攻めこんだりしませんよ。
ただ、核問題、拉致問題の解決は、北朝鮮の体制が崩壊しないと無理だと私は思っているので、誰か攻め込んであの国の王族を滅ぼしてくれないものだろうか、とは思っていますが。
>安倍首相は取り巻きが悪いのか、国外で不用意な言動が多いことやTPP交渉内容など重要な事柄を国の最高機関である国会で説明しないなど非常に不親切です。<
審議拒否したのは最大野党の民進党だったと思うのですが。
>その昔は、自民党内に多種多様な意見がありましたが、小選挙区のせいでしょうか安倍一色となり、人材も世襲議員ばかりで、このままでは破綻の方向へ向かうだろうと思います。<
昔は「反自民」で凝り固まっていた人たちが、最近は「昔の自民党は良かった」と口々に言い始めていますね。小泉政権の頃からですが、面白い現象ですね。
昔は自民党と社会党という「二大政党」の談合でうまく政治がまわっていました。国民には侃々諤々の与野党攻防戦に見えていましたね。
それは、政権担当能力がない社会党は埒外であり、自民党の中で与党と野党が成立していたということであります。
投稿: robita | 2016年5月 2日 (月) 09時41分
robitaさんのブログですが、ちょっと失礼いたします。
トンマさんには、アメリカに関するニュースだけでなく、国際ニュースの見聞をお勧めいたします。偏った報道はではなく。BSNHKでも良いですから。
この世界のどこに、心から頼れる国など在りましょう。
はなから他国を頼っているようでは、独立した国家とは言えません。
基本的に自分のことは自分で守るのですよ。
私達の日常生活でもそうでしょう?
病気にならないように免疫力を高める、とか
危険物には自分から近寄らない、とか。
それでも及ばない分を医者や警察に頼むのです。
それが、日米安保であり、NATOであり、PKOだと私は思っています。
外交は経済力と軍事力の裏付けが無いと機能しません。
これは世界の常識です。今の中国を見れば明らかでしょう。
アメリカは助けてくれない、などという他責根性は捨てましょう。
投稿: kai | 2016年5月 2日 (月) 11時34分
★kaiさん
トンマさんのお返事はないようですが、kaiさんの仰ることはその通りだと思います。
同盟強化は抑止力として必要ですが、事が起きればまず自主的に立ち向かうことは当然のことと思います。
投稿: robita | 2016年5月 3日 (火) 22時06分