理想主義的リアリスト
オバマは偉大な大統領だと論じる人もいる。→ 北野幸伯 [国際関係アナリスト] (「オバマが偉大な大統領である3つの理由 」 )
「理由1」は、ふーん、そうだったのか、という感じ。
「理由2」については在任中に偶然起こったことを業績にするべきなのかどうかよくわからない。
「理由3」で述べられているのは外交についてであるが、「中東でもウクライナでも意図不明の戦略を展開していたが、突如中国の脅威に気づき、ロシアとの関係を修復し、<「アッ」という間に、「ウクライナ問題」「イラン核問題」「シリア問題」を解決した。>となっている。
そして、中国の覇権主義を危険視し始めたことが、日本にとっては「とても良い大統領」だというのだ。
論考は:
<日本にとって大恩人であるオバマ。「史上最悪の大統領」と呼ぶのは、あまりにも酷だろう。影響力はないにしろ、筆者は心から、オバマ大統領に感謝したい。そして、彼の業績が、日米だけでなく、世界中で正当に評価される日がくることを、心から願っている。> と結ぶ。
オバマ大統領の広島訪問に多くの人が胸を打たれたのではないだろうか。
謝罪はなかったけれど、そこにはたしかに和解があり、希望を感じさせるものだった。
核兵器をなくすのは現実的ではないけれど、人間の行動の原動力は感動の中にこそある。
国際社会はオバマさんの広島訪問のニュースに、日米の和解と絆の再確認というところまで見てくれただろうか。
嘗ての敵国同士が70年の時を経て和解し互いに癒しの時を共有することが、核兵器廃絶などという夢物語よりはるかに大きな意味を持つことを世界に発信できたとしたら、リアリストとしてのオバマ大統領の広島訪問は大成功だったと言えるのではないだろうか。
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