ゴジラ襲来
自民党の石破茂氏が話題の映画「シン・ゴジラ」を鑑賞したそうです。→ http://blogos.com/article/187599/
私はまだ見ていないので、≪いくらゴジラが圧倒的な破壊力を有していても、あくまで天変地異的な現象なのであって、「国または国に準ずる組織による我が国に対する急迫不正の武力攻撃」ではないのですから、害獣駆除として災害派遣で対処するのが法的には妥当なはずなのですが≫などの記述について、コメント欄に見られるように「石破さん、セリフ見落としてる」かどうかはわからないのですが、石破さんは、防衛大臣だった何年か前にも、ゴジラ襲来の際の防衛出動の是非を語っていたことがありました。
何のきっかけだったのか忘れてしまいましたが、国会議員の間で「UFO論議」が盛んになったことがあって、石破防衛大臣は記者会見で、UFOだのゴジラだのの来襲にいかに備えるべきかを大真面目に(笑いをこらえながら)論じていたのを覚えています。
「ゴジラとかモスラがやってきたらそれは災害派遣にあたるでしょう。でもUFOの場合はですよ、領空侵犯なのかどうかということがまず問題になるわけですよ。」なんて感じでした。
石破さんはどうしてもこれを喋りたかったらしく、記者会見がいったん終わった後に「UFOに関しての質問は出なかったね。」と記者たちからの質問を促す形で、再びマイクに戻ったのでした。
その微笑ましいオタクっぷりとユーモア感覚に親しみを感じたあのシーンは、ついこの間のことのような気がしますけど、調べたらもう10年近く前になるんですね。
今夏の「シン・ゴジラ」人気の理由は、現実に日本が直面している防衛問題と重なるからということなのかどうかわかりませんが、ゴジラには抑止力も効かないし、害獣駆除で対処するには巨大過ぎますから、政府が右往左往するのも無理のないことです。
.
////////////////////////////////////
.
| 固定リンク


コメント