夏の終わりに
昨日、久しぶりに晴れて、物干し場にしているサンルームに洗濯物を干そうとしたら、ぶぅ~んぶぅ~んと虫の羽音が聞こえます。
見回すとどこから入り込んだのか大きなスズメバチが一匹、外に出ようとガラスにぶつかりながら飛んでいるではありませんか。
見回すとどこから入り込んだのか大きなスズメバチが一匹、外に出ようとガラスにぶつかりながら飛んでいるではありませんか。
あわてて、部屋に戻り、サッシを閉めました。
さてどうするか。普通の殺虫剤ではすぐに死にそうもなく、ヘタに噴射して手負いの巨大スズメバチが怒り狂ってこちらに向かってきたらと思うと恐ろしくてそれはできません。
自然死するまでサンルームを締め切って待つしかないのか。
考えあぐねていたら、なんと虫嫌いの主人がサンルームに入り、スリッパでヤツを床にはたき落とし、ばしんばしんと叩き殺してくれたのです。
定年以来、すっかりオバサン化していた主人の勇気ある行動に、やっぱり男の人がいてくれると心強いと実感し、「わーい、すごいすごい」と拍手喝采したものです。
それで思い出したのが、ちょっと前に読んだこんな記事です。→ http://blogos.com/article/190459/
男性だってセクハラは嫌なんだ、という趣旨ですが、それ以前にこれは人権問題であろうと私は思います。
男性にも女性にも、クモを病的に怖がる人がいるのです。
私もその一人で、「アラクノフォビア」という病気と考えられます。→ 「蜘蛛」
ゴキブリだって毛虫だって、どんと来いなのですが、クモに対してだけ尋常でない恐怖を感じるのです。
高所恐怖症の人にバンジージャンプを強要することが許されないのと同様、クモ恐怖症の人にクモと対峙せよと命令するなど、人権を無視した行為ではないでしょうか。
高いところに立つと恐怖を感じるのは人間として当然ですが、本当の高所恐怖症というのはそういったものとは違ってかなり深刻なんだそうですね。
コメント欄には、「クモごときで情けない」とか「クモは益虫だから殺さないで」といった意見が寄せられていますが、そういった問題でなないのですよ。
私はスズメバチを見ることはできるけれど、クモは見ることさえ恐怖です。おそらく男性だってそういう人はいるはずです。
セクハラもパワハラも、女性は自分がされた時だけ騒ぐのでなく、自分が男性に対してそれをやっていないか我が身を省みる必要がありますね。
ちなみに、今日、主人が二階のベランダの庇にスズメバチの巣を発見しました。夥しい数の蜂が群がっていました。
使ってない部屋のベランダだし、寒くなったらいなくなるだろうから、といって放置すると来年はもっと巣が増えるのでしょうかね。近所迷惑になるから駆除したほうがいいのかな。
これがアシダカグモの大群だったら、私はもうこの家には住めません。
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