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2016年9月15日 (木)

「政治家」は蓮舫さんの自己実現の一つ?

蓮舫氏は二重国籍の問題を抱えたまま、民進党代表選に突入しました。


先日のTBSラジオ「デイキャッチ」で、宮台真司首都大学教授がいつものお得意の「頭の悪い連中が、吹き上がって、ギャーコラギャーコラ騒いで」などのフレーズを織り込みながら、「日本のためにどれだけ一生懸命に働くか、それさえしてくれる政治家であれば二重国籍など問題にするほうがおかしい」と、言っていました。

「日本のために一生懸命働く」というのも、政治家によって見解の相違がありますからなんとも言えないですね。
日本は自分の主張をせずにおとなしくしていたほうが、たとえ属国になろうとも、摩擦を起こすより日本のためになるという考え方をする政治家も少なくないでしょうから。

そういう政治家たちは、日本の弱体化を狙う中国や韓国に寄り添うような言動をしますが、本人たちにとっては何も変ではないのでしょう。

しかし普通に考えれば、そういう議員を多く抱える政党が野党第一党であること自体、おおいに疑問です。

 

で、蓮舫さんなんですが、色々な検証記事を読む限り、この二重国籍は「うっかり」ではなく、そのことを認識していた、つまり意図的である可能性が高いようです。→ http://agora-web.jp/archives/2021418.html

 

前述の宮台教授は「日本のために働いてくれる政治家であれば二重国籍など問題ではない」と言いますが、そんな緩い考えでいいのでしょうか。

宮台さんはいわゆるコスモポリタニズム的平和を革命的な力で起こそうと夢想している学者さんですから、自由に持論を述べていてもかまわないと思いますが、国政政治家はそうはいきません。国益のために働くべき国会議員が二重国籍である時、国家間の利益相反に際して迷走したり裏切ったりする恐れがあるのです。

日本人は几帳面で繊細な割に、外国が絡むと「まあいいじゃないか」「そんなことにこだわらなくても」といった大雑把な態度を取りがちです。

しかし、そういう雑な取り扱いで問題を軽視し、きっちりとけじめをつけなかったことで、後々、自分自身を苦しめ続ける経験を日本人はたくさんしてきたではありませんか。

やはりこのことは厳正に対処しておかないと、また取り返しのつかないことになるかもしれません。


それにしても、蓮舫さんの人気の高さはいったい何なんでしょう?

イキがってカッコつけてるお嬢ちゃんにしか、私には見えないのですがね。

 

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コメント

今回の二重国籍の問題は台湾という、極めて難しい政治的な問題が絡むからか、日本の法律の不備を指摘せねばならないからか、ほとんどテレビでは深く扱っていないようです。

豊洲の新市場も大事とは思いますが、支持率は下がる一方とは言え野党第一党の党首選について、テレビがこんな姿勢で良いとは思えません。

代表選では民進党の国会議員で蓮舫さんに投票したのは、前原氏、玉木氏の合計とほぼ同数。党員やサポーターは圧倒的に多くの人が蓮舫さんに投票しましたが、台湾籍が抜けていないことを知る前に投票してしまった訳です。

これを追及しようとすると、差別とか排外主義とすり替える圧力がかかって、きっと有耶無耶のうちに終わるのでしょう。

一般論として議論出来るようになったら、国家公務員の国籍については国民が納得できる法整備をして欲しいですね。

投稿: kai | 2016年9月16日 (金) 11時30分

★kaiさん

そうですね。国際的には台湾は中華人民共和国の一部ということになっていますから、台湾国籍というのとはちょっと違いますね。
蓮舫さんのお父さんは元々北京の人で、共産軍に追われて台湾に逃れた外省人という話もあります。
蓮舫さん自身は日本で生まれ、台湾に住んだことはないらしいので、思い入れがあるとしたら、お父さんの出身地である北京ではないかと思います。
まあ、そこらへんの事実関係ははっきりしているわけではないですが、彼女の「一つの中国」という考え方は中共の立場に立ったもので、だから台湾の人が怒っているというニュースがありましたね。

台湾問題は扱いが難しく、蓮舫さんの国籍問題は法律的には問題ありと断定できるようなことではないと思うのですが、私は「心の帰属」の問題が非常に重要だと思っています。

「世界のトレンドは多重国籍を容認する方向になっているのに日本は遅れている」、といった意見をネットで散見しますが本当でしょうか?
仮にそうだとしても、日本の場合、日本を敵視する国の人間が特定の意図をもって便宜的に(愛国心なしに)帰化することも大いに考えられますので、ヨーロッパの国々などとは事情が違いますよね。警戒しなければならないと思います。
蓮舫さんにはそういった邪悪な意図はないと思いますが、油断しているとそういう人が増えて政治的勢力となる可能性はあります。

日本維新の会が、国会議員や国家公務員の二重国籍を禁止する法案の提出を検討しているそうですが、これは果たして有効でしょうか?
二重国籍といっても、一番警戒しなければならない中国の法律では、他国の国籍を取得すると自動的に中国籍は抹消されるそうです。
日本が二重国籍を禁止しても、あまり意味はないのではないかと思います。
上の記事では、「厳正に対処すべき」と書きましたが、考えてみると、国籍は日本でも、帰化前の母国により強い想いを持っている人の心の中まで法律で律することはできません。

だからこそ政治家の言動は厳しく監視されるべきだと思います。

kaiさん仰るように、テレビでもっとこのことを論じてもいいと思います。

投稿: robita | 2016年9月16日 (金) 14時43分

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