横浜散歩
昨日はシニアクラブの遠足で横浜港へ行ってきました。
横浜市民ではあるけれど、港の方へはほとんど行かないし、横浜港についてもほとんど何も知りません。
氷川丸の船長さんや港湾局の理事さんの説明を受け、少しは知識が増えました。
圧巻は大桟橋埠頭のターミナルビルです。できてから14年にもなるのに今回初めて見学してその巨大で珍しい構造に圧倒されました。
大空間のホールの床も屋上もすべて木を張って仕上げたウッドデッキになっています。
密度が高く、水に入れると沈むほど比重が大きいブラジル産のイペという木でできているので劣化しにくいということです。
そんなに重くて硬い材料では作業も大変だったことでしょうね。
各階はなだらかなカーブでつながり、屋上は丘のような趣で、それが全部板張りで部分的に芝生が植えられており、人々が腰を下ろして寛いでいます。
世界中の建築家が見学に来るというこの名建築は確かに巨額の費用がかかっていますが、未来に遺すべき横浜の宝と言えるでしょう。
「くじらのせなか」と呼ばれているその頂上に立つと、横浜港が一望でき、ランドマークタワー、赤レンガ倉庫、神奈川県庁、山下公園、ベイブリッジなどの位置関係が一目でわかります。
現在「みなとみらい」と呼ばれるこの地区、1859年の開港時はどんな景色が広がっていたのだろうとしばし思いを幕末に馳せました。
こういう時、タイムマシンとやらが実現しないものかと思ってしまいますね。
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