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2016年11月29日 (火)

架け橋

日本独特の左翼や、対案なしに何でも反対の野党の厄介な様子はネットの中では普通に語られますが、ネットを見ない人、その中でも高齢者は偏向メディアの影響を強く受け、軍事に関して現政権は暴走をしているとの懸念を持つ人が多いようです。

ネットでは、左翼は劣勢で、その論理の矛盾や主張の根拠の乏しさはあらわになり、左翼以外の人にとっては戦後70年の間に溜まりにたまった垢が洗い落とされていくかのような爽快感を感じる場であると思います。

しかし、私たちはこの垢をネットの中だけで排除して気持ち良くなっているだけではいけないと思うのです。

ネットから離れれば、実社会では、地上波を独占するテレビ報道があり、根強い支持者を持つしぶとい新聞社があり、無意識にその中に浸る人々(主に高齢者)が大勢います。

国会では改憲勢力が3分の2になったとは言え、多数の国民の意識がこのままでは改憲に失敗するかもしれません。

先日の日曜日も高齢者の好むTBS「サンデーモーニング」では、相変わらず「権力の暴走」とか「立憲主義を守れ」とか、議論を一歩も前に進めさせないようなレギュラー陣のコメントでがっちり固めていました。

他国に作ってもらった変な憲法を、日本人が日本人の手で作り変えること(本当は改憲ではなく「自主憲法制定」でありたい)はすべての国民の願いであるべきなのに、その日本人自身が改憲を阻止しようとするのはまったくもっておかしな事態です。

視聴者を自分たちの思う方向に誘導することしか考えていない傲慢な番組は他にもありますし、それらは視聴率も高めなのです。
さまざまな見方や情報があることを伝える必要性を痛感します。

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この記事の最後のほうにも書いたのですが、ネットを始めた頃に参加していた掲示板があります。 
年配者がお喋りをする場ですが、ちょっと訪ねてみたところ、今夏の参院選のことが話題に上っていました。
改憲は悪いことと思っているかのような認識なので、私は思い切ってそこに書き込みをさせていただきました。

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突然の書き込み、お許しください。
私は10年以上前にyahoo掲示板に参加していた者です。
こちらのトピックにも少し書かせていただいたことがあります。

少し前、久しぶりに掲示板を開いてざっと読ませていただきました。
皆様の会話の中で気になったことがあったので、ずいぶん迷いましたが今日思い切って書かせていただこうと思います。

参議院選挙で改憲勢力が3分の2になったことを危険だと書いた方がいらっしゃって、それに異論を唱えられない空気があるように思いました。

国土防衛のために安保法を整備したり、辻褄の合わない現在の憲法(主に9条)を現実に合わせて手直しするのは悪いことでしょうか?

伺ってみたいことは山ほどあるのですが、皆様が楽しく会話なさっているところに乱入してせっかくの和気藹々とした雰囲気に水を差してしまうとしたら大変申し訳ないことです。

ただ、インターネットで活発に語られるまともな意見はなぜテレビや新聞に広がっていかないのか、どうしていまだに高齢者を中心に憲法9条が神聖視されているのか、国家生き残りという当たり前の課題に取り組む政権の姿勢がなぜ「暴走」などと表現されてしまうのでしょうか。私はいつもそう思います。

年配者もマスコミの論調を鵜呑みにしないでネット内の色々な意見に触れさえすれば、国防についての正しい理解が広がるのではないだろうかと私は思っています。

なぜマスコミは本当のことを伝えないのかについては、長くなるので省きます。
皆様はこうやってネットを利用していらっしゃいますが、匿名とは言え、お友達関係を築いておられる場で政治を語るのはなかなか難しいこととお察しします。

しかし国防は他人事ではなく、私たち国民全員に関わる日本の存立の問題です。勘違いや思い込みで判断を誤ってはならないと思います。

安全保障政策の重要性を国民に説明するのは政府の責任だと思いますが、国民の側からの能動的な態度も必要ではないでしょうか。政権を監視し、批判すべきところは適正に批判する力を持つためにも。

私はブログを開設して12年になりますが、主に「思い込まされた日本人」をテーマに、普通の主婦としてわかる範囲で書き続けています。

例としてこんな記事でも見ていただけたら幸いです。 → http://robita-48.cocolog-nifty.com/blog/2015/07/post-44e5.html  

ネットと「表社会」をなんとかつなげることはできないだろうか、という思いでこちらにお邪魔させていただきました。

長々と申し訳ありません。

なお、この書き込みについては返信はご無用です。なごやかな場の雰囲気はどうぞそのままに。

よろしければ拙ブログまでどうぞお気軽にお越しくださいませ。
失礼いたしましたm(_ _)m

           robita (ブログ「幸か不幸か専業主婦」)
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・・・と、こんな風な文章を載せさせていただきました。

私を覚えていてくださっていた方もいらして一応歓迎されましたが、皆さんがどう思われたかはわかりません。

でもこんなことでも少しずつやっていかないと、テレビと真実との間の溝は開いたままです。

現実社会で口にしにくいなら、ネットの中でできることをしようと私は思っています。

私は本音を言えば、改憲できないのならできなくてもいい、ただ、現憲法は日本が占領されていた時に、独立国としての主権がないまま、アメリカに作ってもらったものだということだけは国民として理解しておくべきだと思うのです。
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    よろしくお願いします →  


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コメント

初めまして、こんにちは。

高齢者が一方向の情報しか得られず、また知る術を持たないため思考が鈍化し続けるというのは、実際に親と長く暮らすと気づく点があります。

両親はTBS『ひるおび!』をよく観ているのですが、私が「政治ネタで毎回出演するコメンテーターや新聞記事が毎日・朝日関係ばっかりだね」と指摘すると「たしかに…」と一言。もしかしたら気づいてたけど、誰の指摘もないから見ないフリをしていたように感じました。

テレビや新聞の情報はすべて事実という固定観念があると、たしかに疑う素養を失います。マスコミのいう報道の自由は記者の知る権利であり、一般国民に伝えるかどうかは記者次第。

反面、ネットでは清濁あらゆる人や情報で溢れ、自ら取捨選択できます。自由とはこういうことだと思います。ただし自分で選ぶということは自己責任を伴います。気軽に議論できるのは利点ですが、冷静になれない人も多いのが欠点かも。

身近に国会図書館のようなものがあるのが一番いいのですが(苦笑)

投稿: 優 | 2016年11月30日 (水) 15時21分

★優さん

初めまして。コメントありがとうございます。
「ひるおび!」はTBSの中でもましなほうだと私は感じるのですが、その時によって違うのでしょうかね。
酷いのは「サンデーモーニング」です。あれは視聴率も高いので曲者です。
左翼マスコミも今さら立ち位置を変えることができないのでしょうが、自分たちの生き残りのためにおかしな情報を振り撒かないでほしいですね。

ネットはたしかに玉石混交なのでしょうが、長く利用しているとわかってきますね。
一つの記事に対していろいろなコメントが寄せられるblogosを私は愛読しています。
そこでは時々感情的な口論も見られますが、そういうのも含めて判断できます。

投稿: robita | 2016年11月30日 (水) 22時15分

いつも問題点の指摘と掘り下げ方や文章表現に学ばせていただいています。
私の読者数の少ない私的なブログで紹介させていただいて、よろしいでしょうか。

投稿: happycat | 2016年11月30日 (水) 22時54分

★happycatさん

初めまして。コメントありがとうございます。

政治や歴史の細かいことはほとんど知らない私ですが、様々なメディアを見比べていくうちに大筋は掴めるものと思っています。
おおまかな知識を得た上で、これをネットの外の人に伝えていくにはどうしたらいいのかいつも考えています。
happycatさんにそう言っていただけるのは、これ以上ない喜びです。どうぞよろしくお願いいたします。
できましたらそちらのブログを教えてくださいね。
ありがとうございましたm(_ _)m

投稿: robita | 2016年12月 1日 (木) 09時56分

どのような育ち方をしたら、このような考え方ができるのか
不思議で、理解に苦しむ。ご自身の親御さんを、じっと観察してみて下さい。

投稿: ten | 2016年12月16日 (金) 11時05分

★tenさん

>このような考え方ができるのか<

このような考え方に対して具体的にご意見を書いていただかないと、褒めてくださってるのか文句を言われてるのかもわかりませんのでお返事のしようもありません。

投稿: robita | 2016年12月16日 (金) 23時44分

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