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2017年1月26日 (木)

思い込みの人生

BLOGOSでこんな記事をみつけました。→「でんでん騒動」に思う 

何のことかしらと検索してみたら、安倍総理が参院での答弁で「云々」を「でんでん」と読み、ネットを中心に反安倍勢力が喜んでいるということのようです。

たしかに 井戸まさえ氏の言う通り、≪よもや、生まれてから61年間、「云々」という言葉と出会ったことがなかった、もしくは読みを誤解したまま過ごしてきたというのはちょっとした衝撃ではある。≫には同感です。

私も麻生太郎氏が総理大臣の時に「未曾有」を「みぞうゆう」と誤読したのを、今までの長い人生、ずっと勘違いしたままできたなんて信じられな~い、とびっくりしたものです。

しかし、思い出すのは私自身、50歳前後だったと思うのですが、「最期」を「さいき」と読み、小学生だった末っ子に「それ、『さいご』って読むんだよ」と訂正されたことがあります。

だって、「学期(がっき)」とか「前期(ぜんき)後期(こうき)」とか「末期(まっき)」とか「終末期(しゅうまつき)」とか言うじゃありませんか。なんで「最期」だけ「さいご」なんですか。

「さいご」だなんて「最後」と混同しちゃうでしょうに。 

まあ、「末期」は「まつご」とも読むし、「一期一会」なんてのもあるにはありますけどね。

 

でも、漢字の読みは慣習で定着するものなんでしょうから、ひとり抵抗したって仕方がないので、その時、しっかり覚えました。

それにしても、私は何十年も間違った思い込みをしていたんですね、誰にも訂正されないまま。そういうこともあるんです。

東大出てるのに、教師なのに、弁護士なのに、そんなことも知らないの?・・・なんてことは世の中よくありますよね。

でも、漢字の誤読ぐらい、その人の仕事の大筋には関係ないので、そんなに問題にすることもなかろうと思います。

鬼の首を取ったように「安倍は馬鹿だ」とはしゃぎまわっている人たちだって一回や二回はそういう経験あるんじゃないですか?

 

ただね、井戸さんが、『「総理より漢字が読める」というちょっとした優越感に揺さぶられて、活動の万能感につながらないことを祈る。』と、反安倍勢力を戒めているのには同意するけど、

 

『反トランプの集会等を見ていたら、何か声をあげねば的な思いがつのるのもわかる。

自分の暮らす国でも同じような危機が存在する。

正しいことを言っても、なぜか選挙では勝てない。』

 

というのはねえ・・・。

正しいのに選挙に勝てない、ってすごい思い込みですよ。

よろしくお願いします
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コメント

日本の野党やマスコミ、左翼やリベラルは文字通り正しい理念を掲げるだけで、現実の分析に立っていない?具体的な対応ができないように見えて仕方ないです。相手を敵視して、間違っているという思い込みから、批判も理想も出ていて、なぜかすべて正しいということになっているのは頭の病気としか思えないです。ひとつには外国の影響や工作のせいではないかと思いますが、反省しながら進歩するという姿勢がないのには驚くばかりです。他には、これこそ平和憲法と日米安保に縛られていた負の影響ではないかと思います。漢字の読みだけでも完璧な人、どれくらいいるのでしょうか。
ひとつふたつくらいの間違いは誰にでもあるんじゃないでしょうか。
私は訴訟を最近まで読み違えていました。

投稿: happycat | 2017年1月27日 (金) 12時27分

★happycatさん

>正しい理念を掲げるだけで、現実の分析に立っていない

だから野党は相手にされず、安倍総理が「右翼」ではなく「現実主義者」だとして支持されているのですよね。
現実的に対処するのが政治なのだから、野党も政府与党の失点探しにばかり神経使ってないで、どうしたら国民の支持を得られるか現実的な対策を練ったほうがいいですね。

仰るように外国による洗脳・工作活動や憲法9条は日本人を骨抜きにしてしまいました。
そんな中で自民党による政治は日本国の存立のため、現実的な対応をしながらよくやってきたと思います。

>訴訟

なんの、私なんかもっと恥ずかしいのありますよ・・・、なんて、漢字誤読自慢合戦になりそう

投稿: robita | 2017年1月27日 (金) 17時08分

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