騙されてやろうじゃないの
共産主義者は狡猾で、資本主義経済に移行した国でも、共産主義的体質は変わりません。
自由と民主主義の国々だって国益のために陰謀をめぐらすでしょうが、共産主義者は手練れでスケールが大きい。
日米開戦は資本主義国同士を戦わせ弱らせて共産圏を拡大するためのソ連の陰謀、というのはよくある「陰謀史観」として片づけるわけにはいかないようです。→ http://www.sankei.com/column/news/170115/clm1701150008-n1.html
同じようなことは現在も起きています。
中国寄りの台湾国民党をせっせと支援し、台湾の分断を図る中国。
反日を盛り上げ、日米韓の防衛態勢に亀裂を入れようとする北朝鮮の工作活動に見事に乗せられてしまう韓国。
そして、70年もの間、共産主義者の工作活動に騙されっぱなしで、今もなお騙されたままの人が少なくない日本。
今となっては、冷戦時代の「資本主義」対「共産主義」という対立構造ではなくなったけれど、大国の覇権主義は変わらず、新たな対立構造が生まれています。
とりわけ中国の台頭は、アメリカの主張してきた「自由と民主主義を守る」という動機からではなく、まさに世界に君臨する権力を手にしようという勢いです。
CIAの陰謀を暴くつもりなのか、ハリウッドの映画監督などは、スノーデン事件を映画にしたようですが、「世界を監視するアメリカ」と、「共産主義的謀略体質の国」、どっちがどのくらい怖いんですか?と私は聞いてみたくなります。
自由な国のそういう人たちの正義の行動は、狡猾な覇権国を利することになるのではないか、はたまた、CIAの個人監視のほうが世界にとってずっと脅威なのか、なんて普通の人に判断できるものでもなく。
「私はどっちもイヤ」なんて言えない事態であることを理解するしかないでしょう。
国なんてものがあるかぎり、人間はそうなるものだから。
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コメント
共産主義国は理念とは裏腹に結局、人類史に進歩の足跡を残せなかったと思います。
看板を替えた独裁政治になり下がったと思います。
独裁、弾圧ができるからこそ、洗脳や工作が存分にできるのです。
これが終わるには民主化しかないと思うのですが、いかがでしょうか。
投稿: happycat | 2017年1月19日 (木) 16時05分
★happycatさん
共産主義でやってきた国というのは、経済システムを転換した後も悪弊を変えられないものなんですね。長年の弾圧で民衆も国民主権について考えることができなくなってしまうのでしょうか。
仰るように独裁体制だけが残り、政府が何をやっているのか国民には知らされないままです。
民主化は是非必要ですが、中国のような国で民主化といっても・・・革命?
投稿: robita | 2017年1月19日 (木) 22時08分