来日したアメリカのジェームズ・マティス国防長官が「狂犬」という異名を持つのは軍隊の指揮官だった頃の、次のような発言からであるらしい。
≪アフガニスタンへ行けば、ヴェールをつけていないからと5年間も女性たちを殴りつけてきた連中がいる。男の風上にもおけない奴らでしょう?そういう人間を的にするのは死ぬほど愉快でしたね。実際、戦うというのはとにかく楽しいものです。いや、面白すぎるといってもいい。誰かを銃の的にするというのは楽しい。はっきり言えば、私は喧嘩が好きなんだな。≫
たしかに「誰かを銃の的にするというのは楽しい」というのは、狂っているのか?と思わせるような言葉です。
しかし文脈から考えると、誰かれ構わず銃をぶっ放すのが楽しいということでなく、要するに「弱い者いじめをするヤツは許さん」ということで、そういう輩をターゲットにする時にある種の快感を覚えるということでしょう。
実際に狂っているわけではないから、懲戒処分にはならなかったのだろうと思います。
また、その言葉には軍人として「戦う意欲」が感じられます。
軍人なのだから、尻込みして何もできないより戦う意欲を持ってくれているほうが頼もしいのは当然じゃないでしょうか。
そういう意味で、70年も実戦の経験がない我が自衛隊が、いざという時、勇敢に戦うことができるのか心配になりますが、それは口にすべきではないことかもしれません。
歴戦を戦い抜いてこそ、軍隊は強くなるのではないかと思うのですが、自衛隊だけでなく、どこの国ももうあまり大きな戦争を経験しておらず、事情は同じようなものでしょう。
日本の領土を狙っている中国だって、清の時代から軍は弱かったそうですし、一人っ子の兵士の親が「お前だけは生きて帰るように」と切望するそうなので、たぶん戦う意欲は低いかもしれません。
世界中のほとんどの人が戦う意欲がないんだから、戦争なんて起きないはずなのにねえ。
しょっちゅう戦ってるアメリカは兵士がたくさん死ぬけど、そのかわり経験を積んで戦う技術は向上してきたと思います。
戦争はいろいろな事情が絡んでいるのでしょうから、狼藉者をやっつける目的だけではないでしょうが、世界に睨みを利かせる恐い国が必要なのだとしたら、やっぱりアメリカは強い国であってほしいと私は思いますね。
ところで、3日前ですが、衆院予算委員会で、「南スーダンの国連平和維持活動(PKO)に派遣されている自衛隊に死傷者が出た場合、辞任する覚悟はあるか」との民進党議員の質問に対し、安倍総理が「最高指揮官としてそういう覚悟を持たなければいけない」と述べた、というニュースがありました。
これは面白い。
はっきり言ってくれてありがとう。
軍事の専門家がそこまで言ってくれたのなら、日本の為政者もかなりやりやすくなりますよ。
「危険地域に派遣するのですから自衛隊員が負傷したり死亡することも当然起こり得ますが、それは首相が責任をとって辞任するようなことではありません」
これを堂々と言えるんですよね。
小泉内閣の時、イラク派遣で戦闘地域か非戦闘地域かで国会でずいぶんもめてましたよね。
戦闘やってる国なんだから危険なのは当たり前じゃないか、はっきり言えばいいのに、と私は思ってましたけど、「危険地域」だとか「自衛隊員が死ぬこともあるでしょう」、なんて答弁したら大変なことになってましたよね。
日本国中大騒ぎになったでしょう。政権は危うくなったかもしれない。
清谷氏、ずいぶんと首相をバカにしてますけど、首相だけじゃないです。国会議員全員、いや日本国民全員、70年間、それを言えなかったんですよ。自縄自縛っていうんですかね。
軍人といえども絶対に負傷してはならない。ましてや死ぬことなど金輪際許されるはずもない、という長年の日本人特有の思い込みから脱却する時ですよー。
清谷さん、安倍首相一人を責めて終わり、じゃなくて、その矛先を国民と左翼マスコミ、そしてくだらない質問をする野党に向けてくれると非常にありがたいのですが。
いつも応援ありがとうございます → 
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