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2017年8月19日 (土)

嫌われる理由

戦後日本の歴代首相はほとんどが自民党ですが、頼りにされた人、比較的好感を持たれた人、あまり存在感のなかった人、嫌われた人、等々いろいろいたと思います。
でも真価は何年か経たないとわからないものです。

指導者が強権をもって方針通りに政治を動かしていた時代と違って、民主主義の現代社会では、倒けつ転びつ調整しながら物事を進めなければいけないので、国民が成果をはっきりと自覚するのはなかなか難しいのかもしれません。

議論が堂々巡りになって一向に収束しない時、「もう決めなければならない」と指導者が決断すれば、反対派は「独裁だ!」とそれを阻止しようとします。

多数決で決めるしかなくても、「独裁だ!」と言われてしまいます。

安倍首相や大阪の橋下前市長などは、そのような経緯の中、ずいぶん厳しく批判されました。


とても優しく穏やかだけど決断力がないと言われるアメリカのオバマさんなどは、アメリカ大統領として今どういう評価をされているのでしょうか。

このたびのヴァージニア州での暴動事件についてオバマさんが;
「肌の色や出自や信仰の違う他人を憎むように生まれついた人間などいない」と、ネルソン・マンデラ氏の言葉を引用してツイートしたことに多くの人々が感動して賛意を示したということです。

美しい言葉は人の心を動かします。
だからみんながこういう気持ちを持てばこの世は何の問題もなくなるのです。

ところが世界はそうはならない。
時には力を行使して事を収めなければならないことも起こります。

政治や社会の不都合なところを改めたい時、人がそれぞれの立場で権利を主張する時代には、きれいごとは役に立たないという当たり前の話なんですけど。

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2017年8月13日 (日)

毎年繰り返されること

毎年8月のこの時期になると、メディアは戦争の反省で溢れかえります。
戦争を知る人々の「あの戦争はこんなに悲惨だった」という経験談や手記から始まり、「無謀な戦争に突っ込んだ」、「戦争は絶対にしてはならない」、だから「日本が再び戦争をしないよう戦争放棄を謳った憲法9条は絶対に守らなければならない」
テレビでも大抵の番組はこういった論調で構成されています。

私はいつもその論調に違和感を感じるのです。この悲惨な出来事の責任は全部日本にある、と言わんばかりなのですよね。

日本を焼け野原にしたのは日本人ではありません。それをやったのは当時の敵国アメリカです。

昭和天皇も終戦の詔勅で、
「国民は‌みな力を合わせて本当に良く頑張ってくれたけれど、敵は残虐な新型爆弾を用いて多くの罪なき民を殺傷した」という趣旨のことを仰っています。

このような仰りように、「敵は卑怯極まりない」という陛下の口惜しいお気持ちがにじみ出ているようだと私は感じます。

国民だって当初はみんなそういう気持ちを持ったのではないでしょうか。

しかし、空襲が止み、灯火管制もなくなり、占領軍の進駐とともにさまざまな援助物資が入ってくるようになると、人の好い日本人はアメリカ人を受け入れ、感謝し、おまけに、GHQによるWGIP(戦争についての罪悪感を日本人の心に植え付ける宣伝計画)が巧妙に行われたことで、日本人の心はすっかり取り込まれてしまい、「あの戦争は日本人が悪いから起こったものだ」という自虐的な思い込みから抜け出せなくなってしまいました。

同じ敗戦国のドイツが、ナチスの所業については深く反省し続けるものの、決して民族の誇りを失っていないのは、そんな洗脳工作を受けていないからでしょう。

また、「自信を失ってはいけない」と国民を励まし続けたオピニオンリーダーたちの存在もあったと聞きます。日本では、そのような存在はすぐに潰されたでしょうが。

今年も来年も、ずうっと、テレビは「日本に二度と武器を持たせてはならない」「9条さえあれば安泰」と国民に向け発信し続けるのでしょう。

改憲は一筋縄ではいきません
weep
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2017年8月11日 (金)

稲田、出てこい

野党はまだ自衛隊日報問題にこだわって、稲田前防衛大臣に国会に出てきて説明しろと要求しているそうです。

これ以上質疑を続けたとしても明確な答えが引き出せるわけもなく、水掛け論になるのはわかりきっているのに、稲田さんを引っ張り出して野党は何がしたいのかといえば、しどろもどろになった様子を国民に見せて「安倍政権のやっていることは怪しい」と印象づける、それだけのことでしょう。

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2007年9月に第一次安倍政権が頓挫しました。
今と同じように、政権は政治の本筋でない問題で野党から強烈な攻勢を仕掛けられ、体調も悪化したことから、安倍首相は突然辞意を表明しました。

ところが、それまでさんざん「安倍やめろ」と連呼していた野党やマスコミは、安倍首相がやめると言った途端、「何でやめるんだ」「放り投げるのか」「無責任だ」と叫び始めました。

辞意を表明した後でも「総理は早く国会に出てきて説明しろ」と言っていました。
辞める人になんで国会に出てこいというのかわかりませんが、とにかくそう言っていました。

そのころ、私はブログにこんなことを書きました。

≪総理は早く出てきて国会質問に応じろ、と言う人たちがいる。
重要案件について審議がなされないのは無責任きわまる、迷惑をこうむるのは国民だ、国会空転で一日3億円の税金が消えるのだぞ、と叫ぶ。
この人たちは総理を「使い物にならない」と糾弾する人たちである。
それを言いながら精神的にも体力的にも息絶え絶えの人に「きちんとやれ」と言っているのである。
「使い物にならない人」を国会に引っ張り出したら余計におかしなことになるのではないか。国民はもっともっと迷惑をこうむるのではないか。そうは考えが及ばないのか。
わかった上で「出て来い」と言っているとしたら、それは最早、国を憂えているのでなく、弱りきった人を無理やり引きずり出してもっと困るところを見てやろう、という魂胆としか私には思えない。≫


堂々と論戦を戦わせるほどの野党独自の政策がないものだから、こんなことでもしなくてはならないのでしょうかねえ。

あんなのただのいじめじゃないかと思ってしまいます。


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2017年8月 9日 (水)

首相よりも強い人

万全な内閣かと思ったら、また一人問題児が入ってしまったようです。→http://blogos.com/article/239326/

大臣になることでストレスがたまったり緊張するからお酒を飲むんだと。
それなら引き受けなければいいのにと思いますが、固辞したら二階幹事長が激怒したというのです。

聞くところによると、嫌がる江崎氏を二階さんが無理やり押し込んだそうですね。 http://www.sankei.com/politics/news/170803/plt1708030079-n1.html

なんなの、二階さん、安倍内閣を潰す気満々じゃないですか。

江崎さんって、失礼ながら顔面だけでもお爺さんそのものですよね。目に全く力がない。やる気のなさが表れているようです。

安倍首相だって、江崎氏がどういう人物だかわかっていたはずです。

それでも二階さんのゴリ押しを拒否することができなかった。ということは総理大臣よりも強い権力持ってるのかなあ。

たぶんこういう古くからのベテラン議員というのは選挙の時にめっぽう頼りになるから言うことを聞くしかないなんてこともあるんじゃないでしょうか。

でも、問題を起こしそうな人をわざわざ推薦するなんて、安倍政権をコケさせようとしているとしか思えません。

政権に不利なことをマスコミにリークしたり、反安倍の官僚と連携して色々な仕掛けをしているのは、党内の、つまり味方であるべきはずの人間たちなのではないかと思えてきます。

自民党では、既得権益に執着する守旧派がまだまだ力を持っているんじゃないでしょうか。

こういうことをジャーナリズムとしては探るべきなのに、そっちじゃなくて安倍政権のほうを敵視するのは、自分たちこそが既得権を手放したくない守旧派だからでしょう。

この人たちは、改憲を含むすべての改革がイヤなのです。

でなければ、成果の出ている今の政権をこれほどまでに悪く書き立てる理由がありません。

彼らは岩盤そのものです。

私たち普通の国民がこういったことを知れば、岩盤を少しずつでも削るくらいのことはできるんじゃないでしょうか。

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関連記事:「党の実力者」  

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2017年8月 6日 (日)

美しい名場面

今日は広島に原子爆弾が投下された日で、TBS「サンデーモーニング」では、核兵器禁止条約について語られました。

先月、国連で核兵器禁止条約が制定されたのですが、そこに日本が参加していなかったことを、司会の関口宏氏が「誰に遠慮することもいらないのにね。(日本は唯一の被爆国なんだから)核廃絶の先頭を走らなければいけない。何に遠慮してるんだろうね」なんて子供みたいなことを言っていました。

そして、コメンテーターの政治学者目加田説子氏は、「核の傘を絶対視し核の傘で日本を守るという安全保障観を考え直さなければいけない。」「このことはもっと議論するべき」と言いました。

そうなの?「議論するべき」と言うからには議論する気があるのですね。

9条平和主義という壁を築き、異論を寄せ付けないサンデーモーニングは、コメンテーター連中が「戦争はいやよね」「9条さえあれば平和なのよね」とボソボソと語るだけの番組ですが、議論を望んでいるとはつゆほども思わなんだ。

それじゃあ次回から異論も取り入れてちゃんと議論してくださいね。

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核兵器廃絶については、いくら国連で核兵器禁止条約が制定されても、核兵器保有国が一斉に核兵器を棄てるなんてことはあり得ず(同時に棄てなければ意味がない)、日本としてできることは、たぶん「和を以て貴しとなす」精神を世界の人に見てもらうことじゃないでしょうか。

昨年の広島での日米の和解のシーンは感動的でした。

こういった美しく巧みな演出で物語を紡いでいくことは、原爆の惨禍を語り継ぐ以上に人の心を動かすんじゃないでしょうか。

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関連記事: 「理想主義的リアリスト」  
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2017年8月 5日 (土)

期待して見守りたい

民進党の細野豪志氏が離党を表明しました。

身勝手だ、辛抱が足りない、などと言われてますね。

長島昭久氏の離党の時もそうでしたが、どうしてもっと頑張らないんだと批判されます。

長島氏も細野氏も、考え方の違う議員を寄せ集めた党でも、なんとかできるかもしれないと、きっと一生懸命努力してきたと思います。充分頑張ったんでしょう。

けれども民進党が一つの政党としてまとまることは不可能なのではないかと、ついに諦めたんじゃないでしょうか。

激しく政権を責め立てる反安倍の急先鋒のような櫻井充議員でさえ、「このまま民進党にいてもしようがない」などと言い出す始末です。

自民一強が良くないから、最大野党の民進党がしっかり体勢を固めて、自民に対抗し得る野党にならないといけないんだ、・・・、ずっとそう言われ続けています。

でも、理由は明らかなのですが、与党の批判票の受け皿にもなれないし、支持率は低迷したままです。

その原因たるものを取り除いたり改めたりすればなんとかなるのかもしれませんが、誰もどうにもできないでいます。

そもそも政党としてのアイデンティティを確立するという作業ができないから、こんなことになっているのでしょう。

民進党にいては次の選挙に勝てないから逃げ出した、という批判もあるでしょうが、逃げ出すしかない党の実態があるのでしょう。

新しい党首が、一番大事な党のアイデンティティ確立に本気で取り組むことができないのなら、解党もやむを得ないかもしれませんね。


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2017年8月 1日 (火)

72年たってもまだこれだ

南スーダンPKO日報問題って、経緯を理解しようとすると結構面倒くさいですよね。

あるジャーナリストからPKO日報の情報公開請求があったが陸自で破棄済みだった、ということから始まって、あった、なかった、非公開の方針が決まった、稲田大臣はそのことを承知していなかった、いや、大臣には報告した・・・・まあ、こんなようなことですね。

時系列的に細かいことはわからないし、わからなくても全然かまわないと思います。

だって、この日報問題の本質はそんなところにはないからです。

国民の目には稲田さんが頼りないからこんなことになる、と見えるでしょう。

たしかに稲田さんは政治家として頼りないかもしれない、防衛大臣としての資質もないかもしれない。

でも、こんな混乱が起きる根本原因は自衛隊と憲法の矛盾にあります。

PKO活動で平和に貢献するということは国際社会の一員として大事なことだと思います。

民主党政権もそう判断して首都ジュバへの派遣を決定しました。

戦闘の行われていない安全な地域に限るという条件があるので、戦闘が起きて危険地域になれば撤退しなければならなくなります。

自衛隊は実質軍隊で、国際社会もそう認識しているのですが、日本ではそれを言ってはならず、自衛隊員は戦闘行為によって一人も死んではならないし一人も殺してはならないのです。

もしジュバでの戦闘に自衛隊が巻き込まれ、死傷者が出たらどうなるでしょうか。

国民の「反戦活動」は盛り上がり、国会は反戦デモ隊によって取り囲まれ、安保法の時どころじゃない騒ぎになったでしょう。

実際にはそういうデモは「左翼活動家」が扇動するものですが、よくわからない一般の人も大勢参加するでしょうし、マスコミ報道も過熱して政権批判を強め、政権も危うくなったことでしょう。

だから「戦闘」が近くであった、ということは十分な懸念材料であり、まして「戦闘」の記述がある日報をフリーのジャーナリストなどに開示すれば、どんな風に書き立てられるかわかりません。

廃棄した、やっぱりあった、非公開にすることに決めた、それは知らない、などといったゴタゴタは、「戦闘」を隠したい政権と、自衛隊の軍人としての誇りがぶつかったために起こったものではないでしょうか。

普通に考えれば、誰でもこういうこだとわかるんじゃないかと思うのですが、そういうことはテレビでは語られることはありません。

「憲法の矛盾が根本原因だ」とはっきり言っていたのは、私が見た限りでは「ワイドナショー」でのモーリー・ロバートソン氏ぐらいです。

本当は稲田さんは「私だってはっきり言いたいわよ、『紛争地域に行くんだから戦闘ぐらいあるでしょ。攻撃を受ければ自衛隊だって戦いますよ。軍隊なんだから』って。」とでも言いたかったでしょう。

しかし、もっと適切な言い方を見つけました。→ http://blogos.com/article/237743/forum/ 2ページ目真ん中あたり

≪「自衛隊は戦闘に行ったのではない。平和を回復させるために行ったのだ。だが現地の情勢は極めて不安定で、隊員からすれば『戦闘』という実感を抱いたかもしれない。それが問題ならば、他の国に平和維持の仕事を押し付けて、自分だけ引き揚げたらよいというのか」≫

自衛隊を誇りに思うのであれば、「日報には確かに『戦闘』の記述はありました」と正直に認めた上で、これくらいの腹の据わったことを国会で言えばよかったかもしれませんね。

たとえ「憲法違反だー!」と護憲派が騒ぎまくったとしても、やがて改憲の気運が高まるような国民的議論に発展していったかもしれません。

隠すからいけないんだと私は思うのですけど。

マスコミは防衛省の隠蔽体質なんて話にしてしまっていますが、根源的な問題はそこじゃないんですよね。

隠蔽体質なら、マスコミ、あなたたちのほうがひどいですよ。自分たちに都合の悪いことは報道しないあなたたちのことですよ。

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