19円のモヤシ
葛西伸哉というライトノベル作家がツイッターに投稿した文章らしいのですが、デフレの原因としては的はずれだということです。
なぜ日本はなかなかデフレから脱却しないのかという理由は;
・国民が消費しないから。
・なぜ賃金が上がらないかと言えば、企業が儲かっているのに内部留保や株主配当に回して従業員に還元されないから。
それならば、内部留保の取り崩しや株主配当の減額とかが考えられますが、企業の事情でなかなか難しいようです。安倍首相は賃金を上げるよう経団連を通して一生懸命お願いしてるようですが。
「政府が国民に将来の安心を示すこと。安心すれば財布の紐も緩くなる」とも言われますが、高齢者がどんどん増えて働き手の若い世代が減っていく状況で「安心」をどうやって与えるのだということになると、これまた難しい問題ですね。
しかし、つぎのような記事を読むと、やはり消費者マインドによる悪循環も無視できない要素ではないかと思ってしまいます。→ http://www.sankei.com/premium/news/171126/prm1711260026-n1.html
記事には「客寄せ」としての低価格のモヤシや、低価格競争で疲弊する外食産業の事例があげられていますが、その業界限定の内部的デフレ現象とでもいうものでしょうか。
とは言え、モヤシがなくなっては困るので、あまり安いモヤシは買わないよう、みんなで努力するしかないかもしれません。
うちのほうのスーパーでは一袋30円程度ですが、それでもおいしさと栄養価を考えればすごく安いんじゃないかと思います。
仮に10円安くなったとして、一袋20円。月に10袋ぐらい食べるとすると100円浮きます。
でもそんなに貧乏にあえいでいるわけでないなら、30円のモヤシでも大喜びで買ったほうがいいですね。
生産者へのねぎらいの気持ちや、全体の利益を考える公共心は必要ということです。
まあほどほどに国のことも心配しながら買い物するのがいいんじゃないでしょうか。
いずれにしても、やっぱり低価格ばかりのぞき込むと、その負の影響は自分に返ってくるんじゃないでしょうか。デフレの原因ではないかもしれないけれど。
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