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2017年11月 6日 (月)

さっさと改憲

立憲民主党を作った枝野幸男氏は、「私は保守で改憲派」と表明しているそうです。

安保法制にも反対、改憲にも反対の人だと思っていたけれど、実は改憲派なんだそうです。

で、具体的にどういう考えであるかと言えば、
「まず、政府の公定解釈を従来に戻し、安保法制を廃止してから、自衛隊を明記した憲法改正を行うべき」ということのようです。

これは筋が通っています。

おかしな憲法に縛られているせいで、日本政府は無理やりの解釈をしながらなんとかごまかしてここまできました。

無理やりの解釈で通した安保法の成立過程は国民にもなんだかすっきりしない気分を残しました。

だから、そういうごまかしの根本原因である憲法9条をまずは筋の通るものに改めようというのは、まぎれもなく正しいことです。

枝野氏の主張は正しい。

でも、それなら、なぜあの安保反対騒ぎの時「安保法よりまず改憲しよう!」と正面から主張しなかったのでしょうか。

あの時、安保法制の中身について真剣な議論もなく、ただ「危険だ。危険だ。戦争法だ」と国民を煽ってましたよね。

今になって「改憲には賛成だが、安保法はまず廃止を」と主張するくらいなら、あの時「総理、改憲しましょう!そうでないと矛盾は解消できません!」と真剣に強く迫れば良かった。

まあ、どっちみち安保法の制定は急ぐ必要があったので、ハードルが高く時間のかかる「改憲」はひとまずおいておくしかありませんでしたが、その主張だけでも前面に押し出すべきだったと思います。

あなたがたはそれをせず、「安保法反対」「改憲も反対」「与党のやることは何でも反対」だったではありませんか。

現に立憲民主党の中には、筋の通った論理などおかまいなしに「護憲」を言い張る議員が何人もいるのではありませんか?

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自民党はもともと「自主憲法制定」の目的を掲げて集結した政党です。
政権についていながらそれが果たされないまま、かくも長い年月が経ってしまいました。

なぜかというと、国民の間に「平和を謳う日本国憲法は絶対に変えてはならない」という信仰が強固に定着してしまったためです。

改憲などと一言でも口にしようものなら「タカ派だ、極右だ、好戦的だ」などと、一斉に糾弾される世の中だったからです。

もちろん、憲法をそのままにしておいても日本にとっては差し迫った不安のない世界情勢と、その他の諸問題に忙殺されたためでしょう、改憲論議が真剣に行われないまま時間が過ぎました。

時として自衛隊の存在や海外派遣が国会で議題になっても、解釈解釈の連続でやりくりしてきました。

無理やりの解釈、矛盾の露見・・・これらは改憲を発議しなかった国会議員の責任ではあるでしょうが、そもそもの原因は、国民が改憲を許してくれなかったからです。

安倍総理の登場と共に、国民が憲法の矛盾に気が付き、改憲の機運が醸成されてきました。

このたびの選挙で出現した「希望の党」も「立憲民主党」も改憲に賛成であれば、発議は楽勝で、あとは国民次第です。

野党もマスコミも国民も、政府答弁の整合性にあれこれケチをつけるような無意味なことをしたり、「安倍政権下での改憲は反対」などと個人的な好き嫌いで判断したりしないで、真面目に改憲を考えていきましょう。

憲法学者とか有識者とかのややこしい憲法論議があちこちでなされていますけど、憲法論議は専門的な知識のない私たち普通の平凡な国民にとって難解なものであってはならないはずです。

こねくりまわした専門家たちの議論の細かいところまで理解する必要はなく、普通の人が普通に考えて判断すればいいことだと思います。

改憲を成し遂げれば、その分の無駄な時間がなくなって、取り組むべき重要な課題についての議論が活発になるんじゃないでしょうか。

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コメント

>改憲派

自民チョンのウリナラファンタジーかな?

ヒトモドキは死滅してください

アナタ達には昏睡自民チョン党という素晴らしい党があるじゃないですか。

投稿: | 2017年11月 6日 (月) 16時20分

法律学者というのは、とにかく法改正に反対する生き物です。というのも、条文の一言一句の解釈に恐ろしい時間と労力を費やしているので(本人が好きでやっているのですが)、法改正がなされると、過去の著書も論文もゴミになってしまうからです。

さらに憲法学者だけは、改正反対を正当化する独特の理屈に頼ることができますので、当然ながら飛びつきます。ただ、条文を金科玉条として憲法信者となってしまった後では、憲法学者は自分でも本音がわからなくなっていると思います。

そもそも、象牙の塔の中で論理の世界に遊んでいる学者(特に憲法学者)は、自分の研究以外には興味がありませんので、社会の動向や情勢を全く知ろうとせず、いい年をして世間知らずであり、時代に即した法改正の要請など考えようともしません。

その結果、安倍さんから「芦部信喜なんか知らない」と言われても、学者は我が身の無名を恥じるのではなく、安倍さんが無知であると言って呆れていたわけですね(笑)。

投稿: かめめ | 2017年11月 7日 (火) 23時04分

★かめめさん

>法改正がなされると、過去の著書も論文もゴミになってしまうからです。<

なるほど。それは大変。焦るのも当然ですね。

>条文を金科玉条として憲法信者となってしまった後では、憲法学者は自分でも本音がわからなくなっていると思います。<

宗教に没入して判断力を失ってしまったのと同じ状態なのでしょうね。
以前BSプライムニュースで、法学者の井上達夫氏が、護憲派憲法学者の石川健治氏があまりにわからないことを言うので激しく𠮟りつけていたのを見たことがあります。
「目を覚ませ!」とでも言いたかったのでしょうか。

>そもそも、象牙の塔の中で論理の世界に遊んでいる学者(特に憲法学者)は、自分の研究以外には興味がありませんので、社会の動向や情勢を全く知ろうとせず、いい年をして世間知らずであり、時代に即した法改正の要請など考えようともしません。<

以前、法学者の小林節氏が衆議院で言ったそうですね。
「我々は大学というところで伸び伸びと育ててもらっている人間で、利害は知らない。条文の客観的意味について神学論争を伝える立場にいる。字面に拘泥するのが我々の仕事で、それが現実の政治家の必要とぶつかったら、それはそちらが調整してほしい。我々に決定権があるとはさらさら思わない」

投稿: robita | 2017年11月 7日 (火) 23時32分

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