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2018年9月 8日 (土)

停電怖い

地震で北海道全域で停電が起きました。
国も道も電力会社も懸命に復旧に向けて一所懸命努力をしていると思います。

そんな中、テレ朝「羽鳥モーニングショー」では反原発3人組が、北電は泊原発を動かしたいがために、電力供給システムを不備なまま放置していたと言わんばかりの論を展開していました。

玉川徹 「捨てきれないんでしょ?原発動かすって夢が…」

吉永みち子 「方針が定まっていれば自然光とかね、太陽光、風力そういった物に分散しながら全てのバランスをとる事も可能だった」

長嶋一茂 「(原発を稼働させる口実にするために)こういう状況を待ってた感もあるのかな、と」

長嶋一茂氏などは、「この鬼はいつ暴れるかわからないんだ。この鬼をただ抑えるんじゃなく排除しないと」などと原発を鬼にたとえ、しきりに「鬼」を連発していました。

その鬼に電気を作らせ、快適な生活を享受してきたんじゃないですか。
今だって電気がなければ生活できないくせに、電気をいっぱい使うスタジオで無責任なこと言うんじゃない。

何とか自前のエネルギーを作ろうと努力してきた関係者への敬意が微塵も感じられないし、原発が供給する電気の恵みを受けて有難かったという気持ちが全くないようです。


原発は事故が起きれば取り返しのつかないことになる、と反原発派は言います。

「放射能はこの世でもっとも恐ろしいもの」、という考えが前提にあるので、このように思ってしまうのでしょう。

たしかに事故後、福島は大変でした。でも、する必要のなかった除染や避難について、今ならもっと冷静に考えることができるのではないでしょうか。

まあそうは言ってもいまだに風評被害は続いているのですから、放射能に対する無知からくる恐怖は度し難いものがあります。

どんなに数値を出して説明しても安全性を信じてもらえないのは、組織的反原発勢力の宣伝活動も影響しているとは思いますが、やはり科学的論理性の欠如ということが大きな原因ではないでしょうか。 

放射能を必要以上に怖がる人たちには共通点があるそうです。 → https://www.landerblue.co.jp/blog/?p=36016

わかりやすい文章ですから、こういうのを読んで、風評に乗せられないようにしましょう。

いや、もう多くの人が放射能に関してずいぶん理解を深めたと思いますが、テレビのああいう番組だけはいまだに科学リテラシーが低いままに、コメンテーターに無責任なコメントをさせているんでしょうね。


電気を安定的に供給するということは本当に大変なことで、「放射能怖い。自然エネルギーがいい」と夢みたいなことを言ってれば済む問題ではありません。

元通産官僚で政策アナリストの石川和男氏は原発について:

<1>使い切るまで安い電気を作らせてから、安全に廃炉させる

<2>再エネ電気による安価安定供給が実現すれば、原発をなくす

というプロセスを踏むべきだと言いますし、

あの森永卓郎氏でさえ、
「原発を稼働させ廃炉費用を稼ぐべき」と力説します。→ http://www.magazine9.jp/morinaga/120215/


原子力規制委員会の委員長だった田中俊一氏がちょっと前に産経新聞の「話の肖像画」という連載で語っていました。
抜粋です:

≪先の戦争だって石炭がない、石油がないといって戦線を拡大していった面があるし、
敗戦後の復興では電気が足りないと言って黒部ダムを建設し、そこで多くの人が亡くなっている。
炭鉱でも落盤や爆発事故の歴史があり、大変な数の人命を使ってエネルギーを確保し、戦後の復興を進めてきた。
エネルギー問題は、国の存続に影響する課題なんです。国が独立して、生き抜くのは大変なことなんですよ。≫

≪再生エネルギーの拡大はすべきですが、それだけで間に合うのかということは、いつも考えています。
今は電力が足りているという議論もあるが、90%以上は火力発電で、燃料はガスか石油。
中近東で何か起こったら、あっという間に大変なことになる。でも国会がそういうことをきちんと議論していない。
規制委は原発を動かすとか動かさないとかという判断はしていないし、できません。
日本は、産業立国でしか生きようがないでしょう。歴史的視野を持った、冷静な議論が与党にも野党にも必要だと思っています。≫


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関連記事: 「試してみれば?」 


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コメント

>robita様

発電方法別の発電量TWh当たりの死者数が何となく気になり、調べてみました。すると意外な事が解りました。

石炭 世界平均161人、中国278人、米国15人
石油 36人
天然ガス 4人
バイオ燃料・バイオガス 12人
泥炭 12人
太陽光(屋根上) 0.44人
風力 0.15人
水力 1.4人
原子力 0.04人

火力発電に起因する大気汚染での死者数が意外に多い事には驚くしか有りません。水力発電での死者数は水害によるものでしょうが、地球温暖化による前線や台風による豪雨が今後ますます酷くなる事が予想されますので、発電量当たりの死者数も増えてくるかも知れません。

問題は太陽光発電です。このデータは屋根の上に設置されたソーラーパネル以外は対象外のようですが、日本の場合は山の斜面の木々を伐採して建てたソーラーパネルが少なくありませんので、豪雨や地震による土砂崩れも考慮すべきです。風力は死者数は少ないですが、そもそも台風や暴風雪の多い日本では使いこなすのは難しいと思います。

結局、頼りになるのは今のところは原子力発電という事になります。先の東日本大震災を発端とする原発事故ははっきり言って人災です。米国製の旧式の発電機をそのまま使い続け、設置

位置も

投稿: まゆゆファンMM | 2018年9月11日 (火) 22時25分

>robita様

私のミスでコメントが途中のまま投稿されてしまい、誠に申し訳ありませんでしたm(_ _;)m。

話の続きを申し上げますと、わざわざ海岸を切り崩して発電所を海面近くに設置したり、核燃料の管理が杜撰だったなどの人為的ミスの積み重ねが原発事故に繋がってしまったという事です。今後は幾らでも防げる事ですので、原発の再稼働を必要以上に恐れる事は無いと思います。

駄文の上に、この度は私のミスでコメントが途中で一度投稿されて、見苦しい文章となり、大変失礼致しました。何卒ご容赦下さいませ。それではこれで失礼致します。

投稿: まゆゆファンMM | 2018年9月11日 (火) 22時54分

★まゆゆファンMMさん

データありがとうございます。

原発よりその他の発電による死者のほうがずっと多いんですね。
それに電力不足は多方面に様々な被害をもたらすので、そのほうが怖いと思うのですけどねえ。
福島の事故では後始末に多大な費用がかかってしまいましたが、それも放射能を必要以上に怖がったことが原因の一つでしょう。

私たちは普段から放射線に晒されながら生活しています。要するに「量」なんですね。
火だって大火は危険ですが小さな火なら扱いは簡単です。
けれどもどんなに説明しても放射能を怖がる人の「見えないから怖い」という思い込みは絶望的に強固です。

>先の東日本大震災を発端とする原発事故ははっきり言って人災です<

そうなんですよね。私も米国製原発について書いたことあります。→「言ってはいけないことなの?」 

永江一石氏(何やってる人かよくわからないけど理系で頭は良いらしい)の放射能についての文章は説得力ありますが、この人も言うように「放射脳の人はデータが嫌いなのでたぶん読まない」でしょうね。

投稿: robita | 2018年9月12日 (水) 10時58分

お早うございます。

まゆゆファンMMさんの示されたデータの見方が分かりません。
単年度の統計なのか、日本の数字なのか、これらの数字の根拠となる資料は何でしょうか?
教えていただけますか?

投稿: kai | 2018年9月13日 (木) 07時43分

>Kai様

私が見たのは以下の記事です。

発電方法別の発電量当たり死者数の比較
http://togetter.com/li/323361

これはtogetterのまとめ記事の一つですが、元々のデータは外国のサイトの記事から引用したもののようです。

私とてこのようなデータにつきましては、感情的には納得出来ない部分も有ります。しかし、さりとて見なかった事にする訳にもいかず、このような形で拡散する事にした次第です。信じるか信じないかはあなた次第です。

駄文につきましてはどうかご容赦下さいませ。それではこれで失礼致します。

投稿: まゆゆファンMM | 2018年9月13日 (木) 12時36分

まゆゆファンMMさん

有難うございました。

投稿: kai | 2018年9月15日 (土) 07時44分

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