クジラを食べたいという理由だけでなく
国際的な組織から脱退することの不安を口にする人の意見もよく見聞きしますが、脱退せざるを得ない理由を知ると、これで良かったと思います。
IWCは資源としての鯨を保護しつつ、有効利用することを目的に創設されたものですが、70年も経つうちに、主だった参加国は捕鯨国ではなくなり、今や当初の目的から大きく乖離して「鯨愛護団体」と化してしまったようです。
つまり「鯨は賢いし可愛いから殺してはならない」というイデオロギーが根底に据えられるようになりました。
当然、日本が「鯨はすごく増えている」と科学的なデータを示して証明しても限定的な調査捕鯨以外認められることはありません。
増えた鯨はイワシ、サンマ、タラ、イカなどの魚を大量に食べ、人間と奪い合っているのが現状です。
おそらく反捕鯨勢力は、人間が鯨に譲るべきだと思っているのかもしれませんが、人間にとっても魚類は主要なたんぱく源ですから、いくらクジラ様が可愛いからと言ってそう簡単に譲るわけにはいきません。生存がかかっているのです。あんた牛だって豚だって食ってるじゃないの。それらは「賢くないから。可愛くないから」とでも言うのか。とんだ差別主義者だ。
日本は30年にもわたって、IWCで一所懸命言葉を尽くして説得してきたそうなのです。でも、ほとんど「動物愛護カルト」に陥ってしまった組織では聞き入れられることはなかったのです。
30年もよく耐え、よく頑張りましたね。もういいでしょう。脱退は正解です。
思うのですが、せっかく飛び出したのですから、日本が主導して「まともな捕鯨委員会」を作ったらどうなんでしょう。
IWCに深く関わった経験があり、事情をよく知っている中田宏氏によると、資源管理をしながら持続可能なように利用していこうという日本を含む国々は41ヶ国、絶対に捕鯨を認めない国々が48ヶ国あるそうです。
日本と考えを同じくする国々と協力して、資源保護と鯨の有効活用について賢く議論ができる組織を立ち上げれば、IWCの理不尽な実態を世に問うことができるんじゃないでしょうか。
こちらのほうが「本流」になったら嬉しいなあ。
因みに、小学生の頃の給食で「鯨の串カツ」がとてもおいしかった覚えがありますが、今食べたらどうなんでしょう。
いずれにせよ、未来の食糧難を見据えて、捕鯨の技術を失わないことも重要かもしれません。
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