丁寧に話す
<前記事より続く>
韓国の人全員がわからずやというわけではなく、話せばわかる人もいるはずです。
政権は保守であろうが左翼であろうが、反日が国是なので仕方がないのですが、ネットでは、「昔のことで日本を責めるべきではない」という意見が数多く見られるそうです。昨日「プライムニュースに出演した「統一日報」論説主幹で元駐日韓国大使館公使の洪(ホン)ヒョン氏が言ってました。
朝鮮問題研究者の西岡力氏によると、数年前から韓国では事実に基づく歴史問題議論が急速に拡大しているそうです。主に学会の一部とネット上だけの動きなので日本で紹介されることはほとんどないそうですが。
例えば、韓国保守系ネットメディア「メディアウォッチ」に、李宇衍博士≪作られた近現代史、日帝時代「強制徴用という神話」≫という評論が載せられました。
論文のさわり:
≪筆者は司法部の最高権威機関が日帝時代の労務動員の実体的真実をまったく見ようとせず判決を下した点、また、わが韓国社会にこびりついている反日種族主義を基礎とする近現代史歪曲を根拠として判決を下したということに対して、まず批判的問題意識を持つべきだと判断する≫
ものすごくまともですよね。韓国にこんな学者がいるとは実に頼もしい。(この李宇衍博士は、「慰安婦は性奴隷ではなく、軍管理の公娼」とする説をネットで公表した李榮薫ソウル大学名誉教授の弟子だそうです)
西岡氏はこの長い論文の抜粋を月刊誌「hanada」で紹介していますが、ネットで検索しても出てきません。李宇衍博士の名前も日本ではほとんど知られていないのではないでしょうか。
韓国では日韓の歴史の真実を言うと迫害され政権から弾圧されたり拘束されたりするそうです。
日本人は、こんな恐怖政治と戦っている韓国のまともな保守派の人たちともっと交流して連携していく必要があるのではないかと思いました。
韓国に知己のある日本の保守言論人や学者の方々の努力をこうやってネットで紹介することは私にもできます。
しかし韓国の人を直接知る機会のある人ならば、例えばこれから日本企業で働くようになる韓国の若者に対して、何かしらのメッセージを直接伝えることはできるのではないでしょうか。
競争を勝ち抜いて日本企業に採用されるほどの優秀な人ならば論理的思考ができると思いますし、人の話を聞く耳を持っていると思います。
韓国人に歴史の話を振るのはとてつもなく難しい。というか、それ以前に政治的な話をどうやって始めるかということがそもそも日本人同士でもなかなかできることではありません。
だから無理しなくてもいいと思います。
まずは仲良くなることが大事だと思います。
親しくなれば連日報道される日韓の問題が自然に話題になることもあるのではないでしょうか。
日本では周知のことなのに韓国の特に若い層が知らないことがたくさんあります。
そんな彼らに「これは事実なんだけど、知ってる?」「韓国ではこういう事実は報道されないそうだね」と聞いてみるぐらいはできると思います。
これだけ民間交流があるのに、一般の人たちが日韓の歴史の真実をほとんど何も知らないということは、話をしていないからでしょう。
そもそもの話、慰安婦強制連行は嘘だし、裁判を起こしたお爺さんは募集に応じた戦時労働者であり「徴用工」でないことがわかっているのに、なぜ事実ではないことで日本がこんなに攻撃されるのか、なぜ日本はそのそもそものところをきっぱりと言わないのか、それが私は不思議で仕方がないのです。
「植民地化」ではなく「併合」であったということについてもしっかり認識すべきだと思います。
なにより、私たちが理解しなければならないのは時代による考え方や行動の違いです。
100年も前の時代精神による各国の思惑を今の価値観で裁くのはおかしいと思います。日本だけが特別に責められるのも著しく不公平です。
まあ、ここらへんのことは韓国の人に言っても怒りを買うだけでしょうが、せめて日本人の間でだけでも「歴史は事実を知ることが大事なのであって過剰な贖罪意識は父祖に対する偏見」という共通認識を持つべきだろうと思います。
韓国に対しては、少なくとも従軍慰安婦だの徴用工だの「でっち上げ」を根拠にした言い立てに負けてはならないのです。そんな裁判ってありますか。情けないったらありゃしない。
そこだけはなんとしても韓国にわかってもらう必要があります。
韓国の若者が大勢日本やってくるのは、彼らが洗脳から目覚めるチャンスではないでしょうか。
今までも留学や就職で日本に住むようになって「今まで本国で自分が教わってきたことは違うのではないか」と疑いを持つようになった人も少なからずいることと思います。
日本に帰化した呉善花拓殖大学教授などもそうですね。
昨今、韓国のあまりの理不尽さに「韓国大嫌い」な人が増え、ネットでは韓国人を乱暴な言葉で貶める人が多いように思います。
でも大事なことは相手を軽蔑したり論破し叩きのめすのではなく、「取り込む」ことであろうと思います。
事実を知らせ、わかってもらう。
前述の洪ヒョンさんによると、SNSやyoutubeなどでは、韓国政府の対応を批判する声があふれているそうですが、それは「もうあまりしつこく謝罪を求めるな」という程度のもので、日韓の歴史となると教育によって思い込まされたことから脱してない人がほとんどなのではないでしょうか。
思い込んだ人に目覚めてもらうのは大変難しいことですが、こっちの態度次第で聞いてくれる人も出てくると思います。
国交断絶するより、頑張っているまともな韓国人を応援するほうが長い目で見ればお互いに利益になると思います。
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