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2020年1月21日 (火)

順番

週刊新潮に連載されている里見清一医師のエッセイがとても面白い。

高額の癌治療薬の保険適用年齢は75歳までとするべきであるとあちこちで言うので、その薬を国の負担で安く使いたい高齢者には嫌われているかもしれないけれど、里見先生の主張は充分納得できるものです。

先生は人間があまりに長く生きることのデメリットを正直に書かれます。
こういう時代だからそれが可能になってきたのかもしれませんが、まだまだ勇気がいることだと思います。

落語がお好きだそうで、だからああいう遠慮会釈のない落語的センスで文章を書かれるのでしょうか。

例えば先週号はこんな感じ。

文章の一部を略させていただくと:
≪高齢者がたまたま受けた検査で癌が見つかった、という事例。
リスクと寿命を踏まえて手術も放射線治療も薬物療法も「やらないほうがいい」と説得しても、「座して死を待つのは耐えがたい」とうろたえる。
80代の人生の大先輩に対して「人間はいずれ必ず死ぬ存在なのだ」と説教するわけにもいかない。「いつまで生きるつもりだよ」と言ってのける麻生さんが羨ましい。≫

世の中はきれいごとで溢れていて、そんな中、談志の言う「落語は人間の業の肯定」というのが言いにくい本音を臆面なく口にすることなのかどうかわからないけれど、落語的残酷さというのは時としてなかなか爽快なものです。

 

よろしくお願いします ⇒ 


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コメント

こんにちは ロビタさん
いつもなるほどと頷きながらブログを読ませていただいています。
両親96歳と92歳(二人とも認知症)の介護をしています。
週4回のデイサービスでとても助かっています。
食べることやお下の世話もしているのに、杖で殴られ入れ歯で噛まれる毎日です。
早くお迎えが来てほしいと心の中で願っても、こればかりはどうにもなりません。
そんなことは口が裂けても言えませんからね・・・W
私は両親のように長生きしたくないと思うので、健康診断を受けるのをやめました。
体に良いということは、極力やらないように努めています。
というよりも、今すぐにでも癌で死にたいと思っています。
少々疲れています。愚痴を言ってごめんなさい。

投稿: イズミ | 2020年1月22日 (水) 18時27分

★イズミさん

コメントありがとうございます。
90代のご両親を自宅介護ですか。それは大変ですね。ご苦労お察しします。
デイサービスに行ってくれてる時がつかの間の安らぎですよね。

>私は両親のように長生きしたくないと思うので、健康診断を受けるのをやめました<

私ももう5・6年検診を受けていません。
でも考えてみれば、体の具合が悪くなればやっぱり病院に行くと思いますし、癌以外の病気だとうまく死ねないんじゃないかという心配があります。
長引けば結局それは家族に迷惑をかけたり医療費で国に迷惑をかけることにもなるので、そろそろ検診に行こうかなと思っています。
イズミさんもやっぱり体は大事にして病気は早く見つけたほうが良いと思いますよ。体を壊してもコロッと死ねるとはかぎりませんから。
介護大変だと思いますが、ここでよかったらいつでも愚痴を言いに来てください。

投稿: robita | 2020年1月22日 (水) 22時37分

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