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2020年3月 6日 (金)

覚えめでたい

黒川検事長の定年延長が問題になりましたが、まだ追及は続いてるんでしょうか。テレビはコロナ一色で、この定年延長問題は扱われていないようです。もう収束したんでしょうか。

これは「法治国家の根幹が揺らぐ」重大な問題だとして批判されています。→ https://www.j-cast.com/2020/02/25380484.html?p=all

「検察官同一体の原則」と「法的安定性」を脅かすのだそうです。

たしかに、時の政権の一存で法の解釈を簡単に変えたり、政権に都合の良い人を検察のトップに据えたりするのは良くないような気がします。独裁政治みたいです。

しかし、政権が「こういう方向で行く」と決めていることに内心で反対し邪魔をするような人が行政や司法を支配していたら、政治家は思うように仕事ができません。その政治家は国民の負託を受けているのです。

司法にも行政にも味方は必要じゃないでしょうか。敵に囲まれたままでは国民に託された政治はできません。
現に行政官庁には敵がいっぱいいます。各省庁のトップに左翼思想の人が就いたりします。なぜそんなことになるのか経緯がわかりませんが、官庁を辞めて普通の人になった途端、左翼活動家みたいになって政権批判を始める元官僚は大勢います。

検察はどうでしょうか。

≪「検察官同一体の原則」といって、検察官の誰もが同じ職務を遂行し、同じ成果を出す、代わりの効かない存在は「いない」という考え方≫だそうです。

≪検察権力は平等中立に行使され、国民からは「検察は中立に正義を実現している」と信頼されてきた。そして、こうした信頼関係が「法治国家」の礎にもなってきたのだ。≫

誇り高く信頼できる組織だと思います。

そんな素晴らしい組織であるならば、政権は何も恐れることはないはずです。
どんな検察官も中立であることを旨とするのであれば、左翼思想を持つ人が検事総長になろうが、政権の覚えのめでたい人がなろうが、どんな事件であろうが中立であるはずです。
定年延長して黒川氏が検察のトップになったとて、政権の言いなりになどなるはずがありません。

安倍政権は検察の中立性を疑ったのでしょうか。

そもそも「中立」という言葉や立場に絶対性などないのではないかと私は思います。人間ですから。

安倍政権に同情的あるいは理解を示す専門家は民間にもたくさんいます。そういった人たちと同じような思考傾向のある人たちが司法や行政にいれば、その人たちは「政権の覚えがめでたい」ということになってしまうのでしょうか。

たとえば立憲民主党とか、あり得ないけど、共産党が政権をとったら、やっぱり自分たちの目指す政治の方向を根拠にして司法や行政にも介入するに違いありません。「覚えのめでたい者たち」を起用するのではないかと思います。

しかしながら、産経新聞の「安易な解釈変更に頼らず検察庁法を改正するのが本筋だった」という意見は真っ当なものであると思います。

法律の解釈を変えてまでこの人を検事総長にしたいのは「政権にダメージを与えるような捜査を手控えてもらうことを狙っているからだ」と言われますが、今までの政権でもそういうことはあったのでしょうか? 

だとしたら「検察官同一体の原則」はそんなに強固ではないということになりますね。

 

よろしくお願いいたします ⇒ 

 

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コメント

>ronita様

>検察権力は平等中立に行使され、国民からは「検察は中立に正義を実現している」と信頼されてきた<

この場では申し上げにくいのですが、あくまでも実際に言った本人への言葉として申し上げます。

「バカも休み休みに言え!」・・・と。

小沢一郎氏が政治資金を私的流用したいわゆる陸山会事件でも、検察は実行犯である秘書のみを有罪にして、主犯格(と思われる)の小沢氏に対しては無罪放免にしています。

それでいて、警察のいい加減な初動捜査で無実の人間が逮捕された際には、往々にして嘘の証拠をでっち上げるなどして無理にでも有罪にしてしまう事すら有ります。

安倍総理でなくても、検察の中立性は疑われても仕方がありません。少なくとも、私は検察の中立性など全く信用していません。


ただ、産経新聞が主張するように、検察庁法の改正が本筋である事は言うまでもありません。しかし、それが出来れば苦労はしません。ただでさえ武漢肺炎よりも「桜」を優先するような国会では、検察庁法の改正など夢のまた夢でしょう。

また、本来検事総長を任命する権限は内閣に有るのですが、実際には歴代の検事総長が総長OB達の意向を踏まえて後任を選び、更に自身の退任時期をも決め、それを内閣も追認してきました。

「高い独立性」と言えば聞こえがいいのですが、舞台裏を覗けば総長OB達の「覚えめでたい」人達が代々検事総長を独占してきた、というのが実情です。安倍総理はそういった検察庁の古いしきたりにメスを入れようとしている、とも言えるでしょう。

前の記事のコメント欄にも書きましたが、ただでさえ多くの官僚達は立憲民主党の支持母体の下部組織に入っていて、誰が立憲民主党の手先なのか解らない有様です。そして検察庁はあの小沢一郎氏を無罪放免にする程中立性を疑われて然るべき組織です。この際、荒療治でも検察庁の大掃除は必要なのかも知れません。

投稿: まゆゆファンММ | 2020年3月 6日 (金) 23時28分

★まゆゆファンММさん

>「高い独立性」と言えば聞こえがいいのですが、舞台裏を覗けば総長OB達の「覚えめでたい」人達が代々検事総長を独占してきた、というのが実情です。安倍総理はそういった検察庁の古いしきたりにメスを入れようとしている、とも言えるでしょう。<

なるほど、そういう事情があるのですか。

ずいぶん前ですが、札幌高検の検事長故佐藤道夫氏(のちに国会議員に転身)のエッセイをよく読みました。
法の下の平等、公益の代表としての責務、真相の徹底究明をしっかり叩き込まれた検察官は誰でも気概と誇りをもって仕事をしている、人によって手心を加えるわけがない、というようなことを書いていて、さすが日本の検察、カッコいいなあと思ったものですが、昔はそうだったのかなあ。組織が年月とともに腐敗していったのでしょうか。

確かに検察の腐敗は、さまざまな事件に伴ってよく話題になりますよね。組織の宿命かもしれませんが。

投稿: robita | 2020年3月 7日 (土) 14時24分

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