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2020年4月18日 (土)

強いる必要のない団結

元外務省主任分析官で作家の佐藤優氏の産経新聞コラム≪世界裏舞台≫「安倍首相の下で団結せよ」 https://special.sankei.com/a/column/article/20200412/0002.html

≪法律が存在しなくても、国や都道府県が自粛を呼びかければ、法律や条例に相当する効果がわが国にはある。行政府が国民の同調圧力を利用するのだ。≫

佐藤氏はこれを「基本的に翼賛と同じ発想だ」と言います。

「翼賛」は民主主義と正反対の「悪いもの」と決めつけられますが、本来の意味は、「力を添えて助けること」なんだそうです。
強制されるものではなく、国民の間から自発的に湧き上がる意思ということです。

≪翼賛を民主主義と対立するという紋切型の発想から抜け出さなくてはならないと思う。こういう時に重要なのは民主主義の原点に立ち返ることだ。≫
≪安倍首相は民主的手続きによって選ばれた国民の代表なのである。危機を脱するために国民が一丸となって首相を支持すべきだ。特に野党の国会議員は、政争を一時凍結し、感染症対策では、建設的な批判によって政府を支援すべきだ。≫

 

ちょっと前にも、どこに書いてあったか、誰が書いたのか忘れましたが、次のような意味の文章を断片的に覚えています。
「日本は全体主義国家である。
日本人自体がそもそも全体主義を好む性質がある。全体の利益のためなら我を抑える傾向にある。上からの締め付けでそうなるのではないから、例えばナチスドイツの全体主義などとは根本的に違う。
全体主義だからといって後進国なのではない。その形はもはや「超近代国家」である。」

日本人だけにしか通じない形かもしれませんが、どうも理想に近い民主主義のような気がします。

戦後教育の影響や政治・社会システムの劣化が歪みを増大させつつあるので、そこは直していかないといけないとは思いますが、日本人特有のDNAとでも言いましょうか、持って生まれたこの資質は保全していくべきものと思います。

 

ところで、お笑いコンビ「サンドイッチマン」の伊達みきおさんがご自身のブログにこんなことを書いておられました。

≪安倍総理大臣を含め、誰もが生まれて初めての『緊急事態宣言発令』…。

そりゃ、支援策や制度に対して言いたい事はあるかも知れないけど、あんまり文句ばっかり並べても今は特に仕方ない。

有事なんだから。

国民全員が納得する策なんて難しいし、きっと…ない。

文句が止まらない方は、落ち着いたら選挙に立候補して国会議員になって総理大臣になればいい。

家で、関連の番組見てると文句ばかりが目立つ。
今は、まず一致団結してコロナウイルスをやっつける事で同じ方向を見ないと乗り越えられないですからね。

東日本大震災の直後、数日間でしたが日本中が同じ方向を向いた気が僕はしました。

それはそれは、めちゃくちゃ大変な時期だったけど、その瞬間は好きな時間でした。感動したし誇りに思えました。

何とか踏ん張って、日本は諸外国とは少し違うというところを見せられたらいい。≫


こういう意見を聞くとなんか嬉しくなります。大人だなあ、と。 頼もしいです。

 

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コメント

サンドイッチマンさんの発言、共感します。昼の時間帯のTV番組の常連さん、芸人コメンテーターさんの、皆さん真剣なんだろうけれど、井戸端会議的でうんざりで、情報源にはしないようにしてます。
でも、サンドイッチマンさん、そんな番組から出演のオファーが来たら、どうなさるのだろう。先日、彼らが病院の入院患者さん向けの院内ラジオ番組では、暖かさを感じたひとりです。根に思いやる心がないと、できない企画でしたから。

投稿: 案山子 | 2020年4月19日 (日) 13時29分

★案山子さん

>井戸端会議的でうんざりで、情報源にはしないようにしてます。<

そうですね。でもその一方で、ああいう番組を好んで見る人も多いようで、コロナに関する悲観的な意見とか政府の対策批判を垂れ流すとワイドショーの視聴率は上がるそうです。
テレビ業界はコロナ・バブルに沸いているんだとか。

>でも、サンドイッチマンさん、そんな番組から出演のオファーが来たら、どうなさるのだろう。<

サンドイッチマンさんは最近お昼の「バイキング」という番組を降りたそうです。ネガティブなことしか言わない司会者と意見が合わないことが多かったと。ネット情報ですが。

>病院の入院患者さん向けの院内ラジオ番組<

そんなのをやってるんですね。
彼らは漫才やコントの面白さに加え、その人柄が高く評価されているということです。

投稿: robita | 2020年4月19日 (日) 22時38分

たまたま、院内ラジオが番組に取り上げられたのを見たのですが、重い病気で長期間入院している子どもたちや家族とのやりとり、なかなか、でした。ウチの家族も緊急時にお世話になった病院でもあったので、ついマジマジと見ました。
私ね、これがコロナじゃなくて、真珠湾攻撃だったり、南京陥落だったら、拍手喝采する側の番組ではないかと、そう考えたりします。あの時も新聞や一般大衆は拍手喝采したらしいですから。視聴率は大事でしょうけれど。

投稿: 案山子 | 2020年4月20日 (月) 07時59分

★案山子さん

>ウチの家族も緊急時にお世話になった病院でもあったので、<

そうだったのですか。

>真珠湾攻撃だったり、南京陥落だったら、拍手喝采する側の番組ではないかと、そう考えたりします。あの時も新聞や一般大衆は拍手喝采したらしいですから。<

そういうことですね。
マスコミが煽り、大衆が同調する、という構図は同じです。

それは日本だけじゃなく、どこの国でも似たようなものでしょう。
戦勝報告に各国国民がおおいに沸いた時代がありました。
どこの国も勝つために戦争していたんですからね。
世界大戦後、人類は戦争に関しては慎重になりました。

投稿: robita | 2020年4月20日 (月) 09時25分

>robita様

>日本は全体主義国家である。
 日本人自体がそもそも全体主義を好む性質にある。全体の利益のためなら我を抑える傾向にある。<

少なくとも今の日本には全く当てはまりません。先の大戦にせよ、マスコミが上手く国民を扇動したからこそ戦争に邁進しただけの事であり、陸軍と海軍、そして陸軍と海軍それぞれの内部では内輪揉めに終始していました。当時ご存命であらせられた昭和天皇陛下の聖断が無ければ、その後もグダグダとやっていたでしょう。

東日本大震災の時もそうでした。あの時は天災に付け込んでマスコミが菅直人内閣の延命を画策して国民に団結するよう扇動し、もう少しで辞任に追い込めた筈の菅政権を無駄に延命させてしまいました。

マスコミには、本来全体主義を好まない日本人をその気にさせる力、悪く言えば国民を騙す力が有ります。その影響力は行政・立法・司法の三権の上に立つ程の絶大なるものが有ります。将にマスコミによる独裁政治と言っても過言ではありません。

その他、マスコミにとって都合の悪い主張・事実・歴史観・思想はことごとく排除される傾向にあります。これらの意味においてこそ、日本は全体主義国家と言えるでしょう。

マスコミは私達国民の審判を受ける立場に無いにも関わらず、日本の政治を大きく動かす力を持っています。欧米諸国よりも武漢肺炎による被害を少なく抑えている安倍総理ですが、不支持率は実に6割に迫る有様です。安倍総理だからこそこれまで政権を維持出来ただけの事であり、凡百の保守よりの政権ならば既に退陣に追い込まれていたでしょう。

今回の一律10万円給付の件ですが、某ブログが産経新聞や読売新聞の記事の一部を紹介してくれたおかげで、安倍総理の元々からの腹案だった事を、私は先日初めて知りました。にも関わらず、公明党と野党の要求を丸呑みする形で押し切られた事になっています。

こうなると、国民の心が安倍総理からますます離れて行く事は避けられず、悪くすると今年の内には辞任に追い込まれる事になるかも知れません。実際、野党は予算の組み換えに至った責任を追及し辞任を要求する構えで、「内閣総辞職に価する!」と言い放つ始末です。

これに呼応して、党内の反安倍派や公明党迄野党側に寝返れば、さしもの安倍政権も長くはもたないでしょう。それもこれもマスコミが書いたシナリオなのですから、マスコミの影響力は誠に恐ろしい限りです。

投稿: まゆゆファンММ | 2020年4月20日 (月) 19時52分

★まゆゆファンММさん

まあそうですよね。「日本人は全体主義を好む」なんて言うと、とんでもないと反発してしまいますよね。

良くも悪くも日本人は「同調圧力に弱い」という性質があって、それが良い方に働くこともあれば悪い方にいってしまうこともあるということと、もう一つ、国難に際しては、当然のことながら「我」を抑制しなければなりませんが、日本人は比較的そのことに対して抵抗がない、ということがあると思います。

私権を制限されることにとても強い抵抗を示すのはマスコミやその他の左翼勢力であり、彼らの大声につい同調してしまうのが大衆だと思いますが、その余計な大声さえなければ、日本人は自発的に「立ち向かうには指導者の下に団結するしかない」となるんじゃないかと思いますけどねえ。
それを件の文章を書いた人は「上からの締め付けによらない全体主義」と表現したのでは、と思います。

有名人で言うと、私もブログ記事に書きましたが西川貴教氏や伊達みきお氏など「国難なんだから文句ばかり言わず協力しよう」というまともな考え方をするのがいかにも日本人らしいのではないかと思います。そしてそういう日本人はとても多いと思います。
声の大きい左翼に煽られる人もまた多いので困るのですが。

>将にマスコミによる独裁政治と言っても過言ではありません<

これは同意しますね。なにしろマスコミ報道によって大衆の感情が動かされ、それが政治を左右するわけですからね。

>これに呼応して、党内の反安倍派や公明党迄野党側に寝返れば<

首相の足を引っ張るのはマスコミだけではないですね。首相の周辺は敵だらけで、苦労が多いだろうなあと思います。
国民が支えることさえできればいいんですけどねえ。
とにかく元凶は戦後教育です。

投稿: robita | 2020年4月20日 (月) 22時28分

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