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2020年9月21日 (月)

敬老の日

週刊新潮先週号に曽野綾子さんの論考が載っていました。

曽野さんは以前からよく「高齢者の覚悟」についてお話しされていて、これもだいたい似たような内容なのですが、このコロナ禍での「命の優先順位」とも言える考え方に共感します。

≪いまコロナの危機を叫ぶ人たちはこう主張しています。無症状の若者が出歩くことで、重症化リスクの高い高齢者にうつしてしまう。だから、不要不急の外出や県をまたいだ移動を自粛せよ、と。
しかし、私は自分のような年寄りの命を絶対的に優先して、若い人たちの活動や人生を制限することには疑問を感じます。少なくとも、私自身はそれを望みません。
高齢者はたとえコロナに感染しなかったとしても残りの人生に限りがあることは間違いありません。老いも若きもすべての命は平等であるという考え方はおかしいと思います。≫

私は全面的にこれに同意します。

高齢の親をコロナから守りながら介護に励む人や老人福祉に携わる人々、そして多くの高齢者たちにとっては不快な意見かもしれません。

老人だろうが若者だろうが命は平等である、と考える人もいるでしょう。

でも、高齢者の老い先が短いことと若年世代の前途が長いことは事実です。
全員は満足させられないこと、人生自体が時代によって不平等であることも考え合わせ、優先させるべきはどちらなのかを考えることは何もおかしなことではないと思います。

私たち高齢者は幸せな時代を生きてきました。貧しくても希望がいっぱいの時代に育ちました。

思考力が衰えないうちに言っておきたいと思います。高齢者への過剰な配慮は不要です。これを高齢者が言わないといけません。私は高齢者なので遠慮なく言います。

今日は敬老の日。
ならば、敬われるような老人になるよう心がけるほうが先でしょう、って思います。

どういう老人が敬われるのかはわかりませんけど。

 

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コメント

久しぶりです。ても、他のは読まないけれど、あなた様の記事は
ときおり否、頻繁に読ませて頂いております。もやもや、が解消するから、えせドクターの処方以上に私の精神を平穏にしてくれるのです。本当です!主張が明確で、思考がクリアーなんですね。
とても、毎BLOGをときめきながら、接しております。本当に感謝です。一つ付け加えたいのは、どのような高齢者が尊敬され、慕われるのでしょうか?と閉じておられますが・・いろんな考えの人がおられるでしょうが、あなた様の分析を、出されることを期待しています。読者に預ける手法も良いけれど、私は、こうだ!と老害も指摘して欲しい思いです。沢山の、あるべき方向を、実にクリアーに
主張されているのが私の精神安定剤となっているから・・・いつもつまみ食いの私のかってなコメントとスルーも可です。大変失礼しました。"モノ言えばくちびる寒し秋の空"・・であります。
もちろん、私自身の頭整理から開始です。ありがとうございます。

投稿: ヨシダ ソウジ | 2020年9月26日 (土) 07時46分

★ヨシダ ソウジさん

いつも読んでくださって有難うございます。過分な評価をいただき恐縮です。

>どのような高齢者が尊敬され、慕われるのでしょうか?と閉じておられますが・・いろんな考えの人がおられるでしょうが、<

そうですね。尊敬される要素はいろいろありますが、それらは年齢に関係なく人間全般に言えることかなあと思います。
もともと尊敬されるような人が、年を取っても尊敬される年寄りになるんじゃないかと・・・当たり前ですね(笑)

ただ年を取ってからでもできることはあります。
年を取ると我欲は弱まると思います。その分、後に続く世代に対する理解とか譲る気持ちを持てるようになればいいんじゃないでしょうか。

投稿: robita | 2020年9月26日 (土) 14時07分

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