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2020年11月 3日 (火)

変わらず存続するために変わる

右翼とか保守とか言われる人たちはおおまかに二つに分かれます。
「日本の国柄を保守する派」と「改革右派」です。

前者は、例えば作家の百田尚樹さん、竹田恒泰さんなど、「虎ノ門ニュース系」とでもいうのかな、政治家では青山繁晴さんや安倍前首相もこのタイプですね(首相になるまで)。強い愛国心を持っていて「日本の伝統を守らなければならない」と考えています。

後者は、歴史観や国防や外交の考えはまともですが、国力を維持発展させて国民が豊かになるためには柔軟になる必要がある、と考える人たち。国の伝統だとか誇りだとかに固執するあまり国が滅んでしまっては何もならない、そう考える人たちではないかと思います。
日本維新の会や菅首相もこっちでしょう。

まあ、この分け方は私が勝手に思ってるだけで正しい分析かどうかはわかりませんが、前者に柔軟性が足りずちょっとついていけないと思う人が増えてきたのではないか、とネットを見ていて近ごろ感じています。

郵政民営化の時の分裂はちょっと性質が違うかもしれないけど、大阪都構想をめぐっても右派の中で意見が対立し、何か大きな決断を迫られた時に右派の分裂が顕著に表れます。

都構想を進めてきた政治家たちや、竹中平蔵、デビッド・アトキンソン各氏などは新自由主義者と言われ、真正保守派から蛇蝎のごとく嫌われています。
菅首相は維新の会と通じていて、竹中さんやアトキンソンさんが政府の有識者委員に選ばれたことから、菅首相の政治に疑問を抱く人もいます。

「国柄を保守する派」と「改革右派」とどちらの考え方が日本を沈没させないか、それぞれの主張があるでしょうが、さあ、「国柄守って国滅ぶ」か「大胆な改革で国滅ぶ」か、はっきりわかる人はいるのでしょうか。

 

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