不敬罪がないから言いますけど
女系天皇に賛成する人が日本国民の半数以上いるそうです。
女系天皇などというものを作り出すことの愚かしさは多くの人が論じていますので、今さらくどくど申しませんが、要するに日本国は天皇の万世一系を核としているのです。
天皇家が男系でつないできたことにはDNAの神秘があるようです。
専門的な話になるので簡単に言うと、母系の性染色体は世代を経るにつれ薄まっていく構造になっているそうです。つまり「血の継承」が行われないということです。
ところが父から受け継いだY染色体というのはそのまま息子に受け継がれるので、歴代天皇は同じY染色体を継承し続けていることになります。
もちろん昔の人がそういう科学的なことをわかっていたわけではないでしょうが、いつの時代もかなりの工夫や苦労をしながら必死に男系を維持しようとしていた事実を知るにつけ、彼らは何か動物的な理解をしていたのではないかとさえ思えてきます。
それは女性差別とか時代遅れとかの問題ではありません。
皇統を守るということは、一般男性を皇室に入れないということでもあります。
古来、平和的な女性と違って、力が強く武力行使の役割を果たしてきた「野蛮」だとされる男性に皇室に入ってもらっては危険だという考え方だそうです。
男系でつなぐ意味の説明はネットに溢れています。
こちらの説明はとてもわかりやすいと思います。→ https://note.com/ametaro_k/n/n3ec335de91f3
この方は「Y染色体」や「外部男性によるのっとり」論はあまり好きではないと書かれていますが、世界に類を見ない希少性を守ってきたのは外ならぬ「Y染色体の継承」であり「のっとりを防いできた」という事実なのですから、根本はそこにあります。
こういうことを知っていれば、安易に「女性天皇でいいじゃないか」などとは言えないはずなのです。
女性天皇なるものを誕生させて女系につなげ、まったく別の王朝を一から始めることがいかに頓珍漢の暴挙であるかを日本国民の半数以上が未だに理解しようとしないのはまったくもって嘆かわしい。
立皇嗣の礼が無事行われ、皇統を秋篠宮家が受け継ぎ、愛子様が天皇になられることはなくなりました。
とは言え、「悠仁さましかいなくなる。旧宮家には男子が何人かおられる。宮家の復活を!」との主張も大きくなっています。
しかし、一般社会に溶け込んで何代も経た方々に今さら皇族に戻っていただくことには大きな疑問と不安を感じます。
何もそんな無理やりなことをしなくても、悠仁さまお一人に期待すればいいと思います。
悠仁さまが結婚されて男子がお生まれにならなければ、そこで皇統は終わる。それでいいんじゃないでしょうか。
女系天皇などという人工的操作をして皇統を改変し破壊の原因にしてしまうくらいなら、その前に潔く終わらせる準備をしたほうがいいのではないかと思います。
旧宮家を復帰させて新たな「人権のない修行のような人生を送らなくてはならない人」も作らないでほしいと思います。
どうせ終わるなら、男系を維持したまま、つまり万世一系という希少な形のまま終わるのが良いのではないでしょうか。
時代の変遷により男子誕生の困難や皇族の人権を考慮したうえで仕方なく終わるのなら日本人はそれを受け入れざるを得ないでしょう。
共産党など反日勢力のはかりごとによって皇室伝統が破壊され終焉させられるなど決してあってはなりません。日本はそんな脆い国であってはなりません。
終わらせるなら、日本を愛する者の手で終わらせたい。私はそう思うのですがどうでしょうか。
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