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2021年5月26日 (水)

政府も辛いところ

きのうお昼のワイドショーでコメンテーターが喋っているのをたまたま耳にしました。

内閣官房参与だった高橋洋一氏が日本の感染状況を「さざ波」と表現したことについて、評論家吉永みち子氏が「国民が塗炭の苦しみの中にいるのにそれを『さざ波』だなんて。命より経済が大事だとでもいうのでしょうか」と憤慨。

ん?

国民が塗炭の苦しみを味わっているのは経済が動いてないからですよね。

感染状況と経済の疲弊をごっちゃにして語るこういった人、コメンテーターとしてテレビに出していいんでしょうか。

緊急事態宣言延長による経済損失の試算は、シンクタンク等で出されていると思いますが、例えば前回の延長の際:

≪野村総合研究所の試算によると、緊急事態宣言が4都府県で20日間延長され、愛知、福岡も追加されることで、さらに1兆620億円の経済損失が生じるという。
個人消費が落ち込むことが主な要因で、GDP(国内総生産)は年率で0.19%押し下げられるとしている。
先月25日から今月31日までの合計でみると、経済損失は1兆7600億円にのぼり、失業者は約7万人増加すると試算している。
(ANNニュース)≫

 

政府としては、国民がこんなにコロナに怯えている以上、緊急事態宣言を解除するわけにいかないだろうというのはわかります。

問題は「一定の収束を見るまで経済を止める」という方針が正しいのかどうかだと思います。

今までの経緯を見ていると、緊急事態宣言を延長したからといって感染が収まるようには思えません。

もっと強権発動して都市封鎖でもやれば収まるのかもしれないけれど、それが日本でできない以上、効果があるんだかないんだかわからないゆるゆるの「緊急事態宣言」なるものを出し続けるしかないとしたら、これってなんか意味があるの? 経済を更に冷え込ませ、人々を疲弊させ、子どもたちに悪影響を及ぼすだけじゃないの?と思ってしまいます。

政府としてはそうするしかないのだということは理解しますが、このままでは感染抑え込みの道に終わりがないような気がしてきます。日本はこのまま沈んでいくんじゃないでしょうか。

唯一の希望がワクチンなら、日本ももっと早くに開発に着手してればよかったですね。それを今後の教訓にしてください。

中国は、本当かどうか、とっくに新型コロナを克服したそうなので、経済を動かし、一人勝ちの様相です。世界の中心で高笑いする怪物。

 

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