百年たつ前に日本を取り戻せ
「花を捧ぐ」という一文で、「相手が自分の過ちを後ろめたく思っている時、被害者の側がなおも『謝れ』と責め続けるのは得策とは思えない」ということを書きました。
「悪いと思うなら謝るべきだ。アメリカは謝っていないでないか」という言い分もあるでしょうが、謝罪という行為は相手の意志に任せるべきだと思います。
「謝れ」と強要して謝ってもらっても少しも嬉しくないし。
ただし、「日本が戦争を起こしてアジアで散々悪行を重ねたのだから原爆落とされたのは仕方がない」などというとんでもないことを信じている人が未だにたくさんいることは正さなければなりません。
世界にそういう人がいるのは無知として仕方がないとしても、日本人にも多数いることは看過できません。
原爆慰霊碑にも「過ちは繰り返しませぬから」というまるで日本が悪いかのように読み取れる文言が刻まれています。
戦争に負けた日本は、WGIP(罪の意識を日本人に刷り込む宣伝工作)を徹底的に刷り込まれたことですっかり骨抜きにされ誇りも失ってしまいました。
同じ敗戦国のドイツが誇りを失わなかったのは、アメリカが同じ白人国家であるドイツにそんな洗脳工作を施さなかったからでしょう。人種差別ですね。→「右翼って呼ばないで」(青字の後半、日本とドイツの扱いの違い)
また、「自信を失ってはいけない」と国民を励まし続けた知識人たちが日本のように排斥されることがなかったこともあるでしょう。
確かに日本も戦争に負けた直後は口惜しかったでしょう。占領軍がズカズカ入ってきて偉そうにやりたい放題で腹も立ったでしょう。
「今に見ておれ。やり返してやる」と思った人も少なくなかったんじゃないかと思うのですが、そういった思いは放送や教育を利用した宣伝工作が国民を洗脳していく中で次第に「時代遅れ」になっていったのだと思います。→「毎年繰り返されること」
驚異的な経済発展で、日本はアメリカを脅かすほどになったこともあるけれど、大事なことは経済戦争に勝つことでもなく、武力で勝つことでもなく、世界で一目置かれる国になることではないかと私は思うのです。
日本人が本気になれば難しいことではないと思います。要するに自虐的な考えを改め、違うことは違うとはっきり言える国になることです。
80年近くもたってしまった過去のことについて謝罪を求めたり、東京裁判のやり直しを求めたりするのは、かえって日本の価値を下げることになります。言い募って日米関係や国際秩序を毀損するのは避けた方が日本のためでもあります。
でも、中国の尖閣諸島侵入や韓国の言いがかりなど、今起こっていることについてはしっかりと論理をもって抗議しなければ、後になってからでは遅いのです。
原爆を落とした国、理不尽な東京裁判に関わった国、そういった国々が歴史を調べれば「自分たちは日本になんて酷いことをしたのだろう」と思わないわけがないのです。
後ろめたく思ってる人たちに「謝れ」と言わないことは、潔くて日本人らしいと思います。
ただし、日本人としては本当のことを知っておかなければならない。洗脳されたまま80年近くも目覚めることができないなんて本当に情けないと思いませんか。→ 「アイデンティティ」 「反日で反米な人々」
それは教育によってでなければできないことです。教育で洗脳されたのなら教育によって解くのが道理と思います。
何もことさら日本人は立派だったとか、一点の曇りもなかったとか誇張して教え込むことではありません。
ただ事実を教えればいいのです。まるで反日周辺国と同調するような「日本を嫌いになるような歴史教育」をやめればいいだけのことです。
だから左翼勢力に支配されている教育界をなんとしても変えなければなりません。
話は変わりますが、高市早苗衆議院議員が自民党総裁選に出馬する意向だそうです。
愛国者の高市さんはきっと教育を改革して日本人の意識を取り戻す努力をしてくれると思います。放送界の改革にも熱心です。
教育とマスコミを変えなければ、日本は良くなりません。
今回の総裁選は支持者の数の様子見かもしれないとのことですが、なるべく早く総理大臣になって日本の誇りを取り戻してもらいたい。
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コメント
こんばんわ、今日は全く違った面でコメントを差し上げます。わたしは高橋信次師研究の結果、輪廻転生を100%信じるものですが、そういう観点で捉えると、かの戦争で、わたしたち(戦時中の日本人あるいは外国人)は、かつての肉体子孫と殺し合った可能性があるのですね。
いまGLAの神理(魂の学)が、世界に1000万人ほども広がればあらゆる争いが無くなると思っています。
とはいえ、イエスさまの神理が認知されるまで100年以上も要したと言われていますからまだまだ時間がかかりそうですが…
生きているうちにその片鱗でも拝めればこの上ない幸せですが。
投稿: ahn | 2021年8月 8日 (日) 02時25分
★ahnさん
輪廻転生について興味深い記事を書いておられますね。
輪廻転生というのかどうか、私も「生まれ変わり」や「宇宙の中の人の意識」については拙いながらもたくさん文を書いています。
「生まれ変わり」などというと何か胡散臭いですが、先端科学である量子論と馴染むようです。
私は子供のころから「自分」というものの存在の不思議を感じていたのですが、大人になってからそういうことを研究する学問があることを知りました。
ahnさんが仰るように、何かを理解すれば「争いがなくなる」のかどうかはわかりませんが、人類はその崇高な高みを目指すために存在するとも言えます。
そんなことなら人類なんて初めからいなくてもいいのに、何の意味があるかと言えば、人類は何者かに観察されているのかもしれませんね。
よろしければ一部を:
追悼 池田晶子様
誰が見ているのか
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意識の科学
「意識」はどこへ行くのか
投稿: robita | 2021年8月 8日 (日) 21時50分