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2021年8月29日 (日)

無菌世界

床を這いずり回り、スリッパをなめたりしているのを慌てて取り上げる・・・、赤ちゃんの面倒を見たことある人なら誰でもこのような経験をしていると思います。

この世に生まれて間もない赤ちゃんの衛生管理はとても大事です。

でも大きくなるにつれて適度に汚いものにも触れることで子供はたくましく育っていきます。

 

人間がどのようにして免疫力をつけていくかについて語るお医者さんの映像見ました。→ https://twitter.com/ChiakiAsami/status/1430868772189995015

今、新型コロナのウイルスが怖いので人々は防御に余念がありません。
あらゆる場所の消毒、密を避け、隔離し、閉じこもることに熱心になっています。

ウイルスを滅するのはいいのですが、人の皮膚に存在する常在菌や、その他あらゆる雑菌まで消毒してしまい、人間はこのところ無菌状態です。

でも人間は様々な雑菌やウィルスに触れながら抵抗力をつけていくものだということも同時に知っているはずなのです。

何年か後に人間は免疫力を失い、自然な状態では生きて行けず、常に化学薬品に頼らざるを得ないような体の新人類に変化しているのではないでしょうか。

あるいは、清潔でひ弱なグループと雑菌上等の丈夫なグループの二つに住み分けられる世の中になっているでしょうか。

なんか小松左京の短編SFで見たことあるような世界・・・。

 

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コメント

最近の除菌志向はいかがなものかと思いますが、
年寄りが子育てに口出しすると「時代が違うよ!」と怒られますので、黙っています。
無菌で育ててアレルギーやアトピーで医者通いしていれば世話ないわ。
子どもをおんぶすれば両手が使えるから家事がはかどるのに、
今は赤ちゃんを背負っている人は皆無ですね。
おんぶ紐って今でも売っているのかしら?
これも年寄りの余計な口出しです。

投稿: イズミ | 2021年8月30日 (月) 04時29分

無菌が良いと言うのは大いなる錯覚です。
微生物学者によれば、平均的な人間の腸には何兆個もの微生物が生息しているそうです。
しかも少なくとも300~1000の異なる「種」の微生物という事です。
またその微生物叢には、人体全体の10倍もの細胞が含まれていて、それらの集合ゲノムは、ヒトゲノム自体の100倍の遺伝子を含んでいると推定されています。なのでこれら微生物がいなくなれば、わたしたちは生きていられないという事になります。すこし難しい話になってしまいましたが悪しからずご容赦くださいませ。

投稿: ahn | 2021年8月30日 (月) 08時02分

★イズミさん

時代が違うと言われればそうだけど、時代が違っても伝えていかなければいけないこともあるので、伝統とか先人の知恵などが途絶えてしまうのは残念ですね。
そういう私も年寄りの言うことを素直に聞かなかった部分もありますが。
ただ、近頃の過剰な清潔志向はたしかに問題ありだとは思います。

おんぶは昔は普通でしたね。私はしなかったのではなくできませんでした。他のお母さんたちが片手でくるっと子供を背に回していとも簡単におんぶするのを見ながらやってみたけどどうもうまくいかずもっぱら抱っこ紐でした(^^;)

投稿: robita | 2021年8月30日 (月) 08時11分

★ahnさん

菌にも人体に悪いものと、それが増殖しないよう頑張ってくれる良い菌があるということぐらいはわかるのですが、ゲノムの話は難しいですね。
普段から雑菌への抵抗力をつけておくと、良い菌が戦いやすくなるということなんでしょうか。よくわかりませんけど。
我々の体の中にはもともと菌やウイルスなどの微生物が生息しているんですね。
新型コロナのような初めてのものが外部から侵入してくると発症して苦しむけど、そのうち弱毒化して人間と共存するようになるということですかね。

投稿: robita | 2021年8月30日 (月) 15時31分

>そのうち弱毒化して人間と共存す…

そうなると思いますねぇ。
コロナウイルスも生きなければなりませんから。
立民の誰かさんのように、これをゼロコロナなんてことをやらかすと、ほかの善玉菌をも破壊してしまいます。
腸内細菌についてはちょっと興味があり調べた見たんですけど、私のような素人には恐ろしいほど難解です。私も全然理解していません。
人体は小宇宙といいますが、ミクロの決死隊で知った以上に、ずっと難解なんでしょうねぇ。

投稿: ahn | 2021年8月30日 (月) 19時14分

★ahnさん

私はとにかく、コロナを怖がり過ぎるために多方面にわたってもっと大きな損失が放置され続けることが異様に見えて仕方がありません。
経済はもちろん、情報に振り回され疑心暗鬼になった人々の精神的ストレスは相当なものだと思いますし、働き盛りの人たちの不自由な勤務態勢への不満もたまっているのではないでしょうか。学生たちはリモートの授業で味気ない生活を余儀なくされ夢も希望もありません。

なにより、子どもを無菌状態やマスクだらけの社会で生活させることは健全な心身の発達のために絶対に良くありません。
オリンピックであんなに激しい戦いをし、今はパラリンピックも盛り上がっているけれど、特にそのせいで感染者が爆発的に増えたということもないのですから、もう少しずつでもいいから元の生活に戻せばいいのにと思います。

投稿: robita | 2021年8月30日 (月) 23時04分

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