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2021年10月25日 (月)

お婆ちゃんはこう思う

前記事より>

浅田次郎の「五郎治殿御始末」(表題)は、維新後の武士階級の悲哀を描いた非常に感動的な物語を収録した短編集です。
明治維新で用無しになった武士たちが、やり場のない辛い思いの中それぞれの身の振り方に悩み、諦め、変革を受け入れ、気持ちを奮い立たせて新しい時代に一歩踏み出したり、人生にけりをつけたりする。

とりわけ「柘榴坂の仇討」「五郎治殿御始末」は涙無くして読めません。

大きな変革が起きる時、生れた時代、生まれた国、生まれた家によって、ダメージを被らない者、得をする者、落ちぶれる者、様々な運命が待ち受けるのは誰のせいでもない、避けようがない歴史の大きな流れとも見えます。

しかし、やはり「変えよう」とする人々の大きな意志の結集がなければ変革は起きないし、弊害を除いて前進することもできないのです。

変えるべきではないのでしょうか。変えなくてもいいのでしょうか。

みんなが勝ち組を望んでも人間社会はそんな風になるはずもなく、人権第一の優しい時代には、多くの血が流れた明治維新や敗戦時のような激しい変化は起こりようがないかもしれません。

あっちを立てればこっちが立たずで、このままだらだらと時は過ぎていくのでしょうか。

改革には痛みが伴います。

国鉄改革、郵政改革、バブル崩壊後の処理、大阪改革・・・思い切った施策による痛みを受けた人や社会の恨みは指導者にぶつけられ続けます。


身分制度で固められていた江戸時代の構造を近代国家へと一新する明治維新には想像を絶する困難があったと思います。

しかし成熟した大国である今の日本は、勢いがなくなったとは言え、まだまだ力も余裕もあるんじゃないでしょうか。

こういう時こそ指導者は「ぬくもりのある改革」などと言葉をにごさず、「いっとき我慢をしてくれれば必ず日本は勢いを取り戻し事態は好転する」と力強く発信するべきではないかと思います。

それに右派も左派も口をそろえて「衰退産業から成長産業に転職するチャンスだ」と言ってるじゃないですか。(玉川さんも浜田さんも) 

どの政治家が日本に活気を取り戻す改革に熱心なのか、今度の選挙で見るべきポイントの一つだと思います。

国家観のない野党候補は論外ですが、しがらみ・既得権に縛られて改革を阻む与党政治家にもお引き取り願いたいと思います。

 

・・・と、日本が生き延びるための改革について長々と書いてまいりましたが、書いてる本人が非効率どころか生産能力のない老婆であることを鑑み、なるべく国に迷惑をかけないよう残りの人生を細々と全うする所存でございます。

 

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