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2021年12月 4日 (土)

主権在民

橋下徹氏は近頃なんだか怒りっぽい。

SNS上で色々な人と喧嘩して罵り合うし、先日のBSフジ「プライムニュース」でも、政治評論家橋本五郎氏や司会の反町さんに対しても喧嘩を吹っ掛けるような勢いで当たりまくっていました。

橋本五郎さんと橋下さんの出演回は何度か見たことがありますが、いつも穏やかな話し合いで、反論するにしてもそんなに激しいものではなかったのに、昨日の橋下氏はとても強引でした。

オミクロン株日本流入阻止の問題で、橋下さんが橋本五郎さんの考えを、あんたはいったい何を言ってるんだとばかりにまくしたてるのです。

たしかに橋下さんのほうに道理があると私は思いましたが、目上の人に対して叩きのめすような言い方はやめたほうがいいです。

橋下氏の「喧嘩術」は、「やられたらやり返す」「この人を侮辱したらとても面倒なことになる、と思わせること」だそうです。防衛の基本ということでしょうか。

それはそうだと思いますが、論戦に負けたら素直に認めるとか、穏やかな議論を心がけることは大事です。

大阪改革については相当強引で苛烈なものだったと思いますが、そうでもしなければ思い切った改革などできなかっただろうと思います。

けれども、大阪の政治を離れた場面での橋下さんを見ていると、人の話をちゃんと聞いて、自分とは違う意見でも受け入れるところは受け入れる柔軟性や、謝るところは謝る素直さもあって、なかなか賢明な人だと私は思っていたのですけどねえ。

激昂して罵ったりすれば自分がどう評価されるかわかっている人のように見えました。

でもこの頃は無意味な罵詈雑言が多く、とても稚拙になってしまった印象があります。

もともと言葉がきつく言いにくいことをはっきり言う人ではありましたが、このところのふるまいはちょっとおかしいので、誰かアドバイスする人がいるといいのですが。

 

それはともかく、そんな橋下さんが作った日本維新の会には期待してます。

国民民主党とも協力して、自民党を動かすような強い勢力になってもらいたい。

自民党支持の人だって、その腐敗した部分には強い不満を持っていると思います。

立憲民主党では自民党を動かすことはできません。攻めどころがことごとく的外れだからです。

維新の会や国民民主の、政権に対する是々非々の姿勢は政治をやる者として真っ当なものです。良いところは賛成し、おかしいと思うところは異議を申し立て、対案を提示する。当たり前のことです。

自民党に体当たりすれば揺り動かせると同時に、維新の会の政策の不備・不都合な点も見えてくる。

こういう流れを作るには国民の意思が不可欠ですよね。国を良くするのも悪くするのも主権者である国民次第。

まずは有権者が、維新の会が地方組織をつくるのを理解し支えることから始めたらどうかと思いますが、どうでしょうか。

橋下さん、ちょっと落ち着いて、本当に日本のことを考えているなら、国政改革には国民の協力が必要ということをもっと丁寧に発信しなきゃ。

小競り合いにうつつ抜かしてる場合じゃないですよ。

 

よろしくお願いします ⇒ 

 

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