「屍を越えてゆけ」
世界中がウクライナを応援し、横暴なロシアに批判的です。
それは日本でも同じですが、中にはそういった雰囲気にちょっと否定的で、だからロシアを擁護してるように見える人々もいます。3タイプあるようです。
・鈴木宗男・東郷和彦(元外交官)タイプ
長くロシア(旧ソ連時代から)に関わってきた人は、決してロシアを敵に回してはいけないと言います。ロシアとの経済的関係を壊してはならない。ロシアを批判すると北方領土返還に不利になる、との考え。
・左翼
ロシアや中国などの共産主義体制だった国が大好きなので独裁だろうが何だろうが傘下に入りたがる。
・橋下徹
この人は「徹底抗戦より、これ以上ウクライナ国民を死なせないためにロシアに譲歩すべき」と言ってます。
橋下さんの言いたいことはわかるけど、ロシア側はベラルーシと組んでウクライナ全土を取り戻すつもりです。譲歩なんかしない。口先だけで良いことを言っても、平気で約束を破ります。少なくとも今のプーチンは信用ならない。
だからウクライナの人は気の毒だけど、属国になりたくないならロシアが諦めるまで戦うしかないんじゃないかと思います。
降伏して傀儡政権を立てられ独裁支配に怯えながら生きていくのもまた人生、と思うならそれもいいとは思います。ウクライナ人の選択です。
で、橋下さんはこんなツイートもしています:
≪ウクライナ、外国人部隊編成へ 国外から志願募集(ロイター)
ゼレンスキー大統領「これが、あなたがたのわが国への支持の重要な証になる」と述べた。
➡︎私はウクライナとともにある!ウクライナは徹底抗戦せよ!と言っていた者はウクライナに行って戦え。≫
≪日本国内でウクライナの国旗を掲げて集まってもクソの役にも立たない。ウクライナとともにあると威勢よく言っていた国会議員は直ちにウクライナに行って戦え。それが本当に日本人を守るのか口だけなのかのリトマス試験紙。おそらく日本の国会議員のほとんどは行かないだろう。≫
過激ですが、殺されかねないような状況で大阪の改革を進めた人ならではの言葉だと思います。
死ぬ覚悟もないくせに「ウクライナ頑張れ!徹底抗戦せよ!」と外野がはやし立てることにたまらなく腹が立つんでしょう。
まあでも今は世界中が応援の声を上げるべき時だと私は思います。
ロシアや中国のような専制支配の国が拡張するのは是非とも防がなくてはなりません。
なによりウクライナ自身がロシアの横暴には屈しないという姿勢を明確にしています。
ウクライナはロシアの手下に戻るのは嫌なんです。だから国民は戦う気十分なんです。
話変わって:
時代小説家葉室麟が亡くなった後みつかった原稿を文庫化した小説「約束」を読み終わったところです。
4人の高校生が明治維新直後の時代に転生し、政治や戦争に関わりながら成長していく物語です。
平和な日本に育った若者たちが戦いの意味を理解し、戦うべき時には戦わなければならないと自ら戦場に向かい、心身ともに強くなっていく姿を史実に沿って描いています。
文芸ジャーナリストの内藤麻里子氏の解説によると、葉室さんは常々「明治維新の総括をする必要がある」と口にしていたそうです。
そうすることで「欧米化の波や、太平洋戦争の敗戦で否定された日本の歴史を取り戻すこと。現代の日本が失っているものは何か、を書くこと」を目指していた、と。
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