誰が沖縄を分断しているのか
昨日5月15日は沖縄返還50周年記念の日でした。
本土復帰は米軍占領下の沖縄の人々の悲願でしたから、テレビなどで当時の歓喜の様子を伝える映像が流されました。
同時に米軍基地が残り続けることで、沖縄、日本政府、アメリカの間で軋轢が生れ、活動家が入り込むことによって事態はこじれにこじれています。
中国が糸を引いていると言われる活動家の動きが活発で、元々の住民の本当の気持ちはどこにあるのかよくわからなくなっています。
≪実は沖縄を苦しめる本当の問題は、イデオロギー対立とか「基地容認」vs.「基地反対」とかいう単純な問題ではなく、琉球王朝時代から続く沖縄自身の支配階級と被支配階級という構造の問題があると言われます。
「沖縄の不都合な真実」(新潮新書)には次のような事情が紹介されています。
「沖縄には、自分たちの現状を変えたくないという集団が存在し、この集団には政治的保守派と革新派の双方が含まれる」
「基地には反対だが、基地の見返りである振興資金に依存する公主導・官主導の経済はこのまま続けたい」 ≫
(まやかしの『オール沖縄』)
色々な事情が絡み合った複雑な沖縄問題ですが、混乱に乗じて中国に乗っ取られないように備えだけはしないといけないし、そのためにも沖縄問題を少しでも理解することが重要だと思います。
沖縄についてはずいぶん書いてきましたが、その一部を:
「がんばれ八重山日報」
「仮想敵国に一番近い場所」
「日本も他人事ではない」
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