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2022年6月13日 (月)

時すでに遅し、か

<前記事より>

「成長を阻んでいるのは、海外企業の新規参入を阻むさまざまな岩盤規制だ」ということなんですが、それならば海外企業を呼び込むために規制緩和をすればいいと思います。

しかし中国の企業が参入してくることに多くの国民は抵抗を感じます。
ああいう乱暴で自分勝手な国ですから、何されるかわからず、不安を感じるのは当然です。
他の国ならいいけど中国だけは嫌だ、というのが本音でしょう。

事実オーストラリアなどは中国とあまりに深い経済関係を持ちすぎて後悔の真っ最中です。
中国と関わってきたその他の国々も、徐々に距離を置き始めています。
だから日本もオーストラリアの轍を踏みたくなければ、中国とは関わりすぎないことです。

この警戒心が日本政府や経済界の偉い人たちには全然感じられない。
国防そっちのけで目先の儲け話だけに一所懸命になっているのではありませんか?

技能実習生とか留学生とか日本企業への就職とか、中国人の受け入れについても、もっと真剣に、国家としてしっかりとした戦略を考えてほしいのです。
「しっかりと」っていつも仰ってるじゃありませんか、岸田総理。

もう中国とは離れられないほど経済的にしっかり結びついているでしょうから、いまさら遠ざけるのもかなり難しいことだと思います。
個々の企業や地方自治体にとっては、他の国との商売よりずっと儲けられるから離れられないのでしょう。

大阪が中国と関係が深いなどと批判されていますが、大阪だけではない、全国でそんな状態だと思います。

国がやるべきことは、中国以外の国々との経済関係を強化すべく道筋をつけることではないのでしょうか?

中国に莫大な経済援助をし続け、投資し、中国をあのように巨大な怪物に育て上げた日本は、もっと早くその危険性に気づいて市場やサプライチェーンを他国に分散させるために動くべきだったのではないでしょうか。
そういう道筋をつけるのは政府の仕事ではないのですか?

こんなに世界中で中国脅威論が高まっているのだから、自由主義諸国が結束して、なんとかあの国をこれ以上大きくしないような協定を結ぶことはできないのでしょうか。

中国に頼らない経済成長を模索することが喫緊の課題であるように思います。

  <続く>

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