今夜はクロアチア戦
想田和弘という映画監督がこんなツイートをしていました。https://twitter.com/KazuhiroSoda/status/1597012612415651841
≪W杯にもともと興味はないし、テレビもないので見てないけど、
勝てばまるで自分が勝ったかのように有頂天になって、負ければ戦犯探しする様子をSNSで見ていると、なんだか怖くなります。
勝ったのも負けたのも選手たちであって、あなたたちではないよ。
___略___
スポーツにはもともと疑似的な戦争のような性質があるが、
特に「国」を背負ってしまうW杯や五輪のようなイベントでは、疑似戦争としての性質が色濃くなる。
だからそれに伴う高揚も落胆も戦犯探しも、自国チームへ同化しない者に対する糾弾も、戦時に起きる現象と酷似する。
だから怖い。≫
返信がたくさんついていて、例えば:
・映画作家やのに、パフォーマンスに対する反応を否定するんやねぇ
・共感できなくなったら人として終わりなのでは。
・それ、世界のサッカーファンにも通用するとでも?
日本が熱狂してるのがイヤって言えば良いのに。
・勝った負けたで一喜一憂する人だっています。
それが理解できないのであれば映画なんて作れないのでは?
・試合をしているのは日本代表です。
代表が勝てば、日本人は嬉しい。ごく自然です。
小難しいことを言ってマウントを取って満足かも知れませんが、素直に喜んでいる人に、水を差す必要はないのでは?
気に入った服を買った人に、その服はあなたに似合わないと言う必要はないと思います。
等々、色々ありましたが、次のような文章を書いた人がいて、スポーツの世界大会の熱狂に水を差す人たちの思想傾向を考えれば、そういうことなんだろうなあ、と思いました。
(左翼としては)≪これまで地道に社会を分断してきたのに代表戦で国民が一つにまとまってもらっちゃ困る
国民に国歌を聞かせたくないし、とにかく「国家」や「日本」を感じて欲しくない
まして、国民が日本を誇りに思い、愛国心が高まる事態は避けたい
だからスポーツの国際大会は嫌いだ≫
こんなツイートも見かけました。
≪サッカーで浮かれてる人たち
5年後10年後15年後
戦死してないといいけど・・・・≫
なんでしょうね。スポーツ競技に熱中してる人は戦争にも簡単に突入するんだろう、って言いたいのかな。
私はスポーツにさほど関心がある方ではないし、関心のない人に「関心を持つべきだ」とは全然思わないけど、サッカーの試合で日本が世界の強豪に勝って歓喜する、応援することで国民の一体感が増す、負けて悔しいと思う、そういった勝負に対しての悲喜こもごもや仲間との連帯感は人間として自然なことだと思いますね。
スポーツ競技に夢中になるのは怖いことだなんて、そんなこと言ったら、いま盛んに世界中の人々が自国の勝利を願って応援している状況を批判しなけれなならないし、その熱狂がいけないのだったら、サッカーなんかなくしてしまえと言うことになりますよね。
日本人だけがサッカーに熱中してはならないということなのかな。ヘンなの。
国民が一体感を感じるとか一つにまとまるのは良いことですよ。連帯感が生まれることによって力がみなぎる、それのどこが悪いんでしょうねえ。
よろしくお願いします ⇒
人気ブログランキング
関連記事:
「下町ロケット」
「国がどうなってもいいのかと嘆くのなら」
| 固定リンク
コメント
クロアチア戦はPKで惜しくも負けてしまいました(残念
スポーツ観戦は純粋に楽しめば良いのに、なんでも戦争に結び付けてオリンピックもサッカーワールドカップも楽しめないなんてかわいそうな人ですね。
何かスポーツに対してトラウマを抱えているのではないですか。
精神科でカウンセリングを受けることをお勧めします。
私はお相撲で郷土力士が勝ち上がるとうれしいし、高校野球では地元の高校が甲子園で頑張っていると応援したくなります。
世界を相手に日本人が頑張っていたら滅茶苦茶応援するけれど、それって人間として普通のことではないのかな???
それとも私の方がカウンセリングを受けるべきだと思いますか?
投稿: イズミ | 2022年12月 6日 (火) 03時31分
★イズミさん
朝起きてテレビつけたらどの局もサッカーのニュースやってなくて、負けたのか、と思ったらやはり・・・
最後PK戦だったんですね。見なくてよかった。あれは心臓に悪いから。
仰る通り、身近であればあるほど応援したくなるのが人情というものですよね。
ああやってスポーツ競技を戦争に結び付けて「怖い」などというのは左翼の特徴だと思うのですが、やはり「国が一つにまとまってほしくない」という強い気持ちがあるんでしょうね。
熱狂が戦争を招くという心配もわからないではないですが、スポーツの熱狂即戦争などと安易に飛躍するのはどうかと思います。戦後日本の80年近くもの地道な歩みをきちんと認識してほしいですね。
投稿: robita | 2022年12月 6日 (火) 07時34分