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2023年5月27日 (土)

公私混同に腹を立てるのはわかるけど

首相公邸で昨年末、首相の長男で秘書官の翔太郎氏が親族の忘年会を開いていた、というニュースを受けて国会でも立憲民主党を中心とする野党が追及しています。

流出した写真を見ると翔太郎氏と同年代の若者ばかりのように見えるので、「親族」というのは本当なのかと思ってしまいます。もし本当に親族であれば、若者の数が減っている昨今、非常に羨ましく頼もしい話だなあと思いました。→参考記事「サマーウォーズは気持ち悪いか」

それはさておき、いくら「公邸」が首相の生活の場であるとは言え、若者が集まって忘年会をやるなどということは控えるべきだったと思います。
ちょっと考えればマスコミに嗅ぎつけられ格好の攻撃の材料になることはわかりそうなものです。予想できなかったのかなあ。

しかしこの忘年会には岸田首相自身も顔を出して挨拶していたということなので、政治経験の長い首相でもそんなに問題視しないという認識なのであれば、前代未聞のやらかし、というわけでもなさそうです。

歴代の首相でも同様のことが行われていなかったかどうか、調べてみてほしいですね。

 

ところで、民主党政権時代の話なんですが。

民主党には旧社会党の流れをくむ議員が大勢参加していました。

自民党が2年後政権を取り戻した後の、内閣官房参与の飯島勲氏のテレビ番組での発言ですが、
「民主党政権時に左翼がフリーパスで首相官邸に出入りしていた」
それで自民党が政権を取り戻した時、「消毒」(盗聴器の排除など)の必要があった、と言っていました。
https://www.j-cast.com/2013/01/14161141.html?p=all

でも当時のマスコミはこのことについて何も騒がなかったと思います。

「公邸で首相の息子が忘年会」「官邸に革命志向の左翼が出入り」

事の重大性からして比べ物にならないと思うのですが、なんであの時のことはスルーされっぱなしなんでしょうかねえ。


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    関連記事:「国を売るつもりだったのか」 

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2023年5月23日 (火)

話し合いのテーブル

G7会合が無事に終わりました。何事もなくて良かったです。準備に苦労された政府関係者の方々もホッとされていることでしょう。

でも労うどころか文句しか言わない人もやはりいます。

共産党の志位さんはこんなツイートを:https://twitter.com/shiikazuo/status/1660222474783698944
≪『サーロー節子さん、広島サミットは「失敗」|中国新聞デジタル』
核兵器問題については「失敗」以外の何ものでもありません。
2017年の国連会議で、核兵器禁止条約成立に貢献した被爆者サーロー節子さんの声を、大手メディアはきちんと伝えてほしい。≫


ロシアや中国の横暴に対する自由主義諸国の結束が確認されたのは良い結果だったと思います。
核兵器の根絶については、ではサーロー節子さんや志位さんは、どのような結果を望んでいたのでしょうかね。
「G7に集まった国だけでも核兵器を捨てましょう」という決定をしてほしかったとでも言うのでしょうか。
仕方がないのですよ。この世界には民主主義を蔑ろにし有無を言わさず侵略を企てる暴力的な国があるのですから、こちらも迎え撃てるだけの強い兵器を準備するしかないでしょう。抵抗しなければ世界はそういう怖い国々の天下になってしまいます。

 

共産党の小池晃さんはゼレンスキー大統領がG7に参加したことについて「特に、いいとも悪いとも言うことがない。それによって、何か問題が解決するということではない」と述べたところ、ツイッターで「話し合いの努力が必要だといつも言っているではないか」との多数のツッコミを受けていました。どうせ読まないでしょうけど。https://twitter.com/Sankei_news/status/1660589524915982337

 

鳩山由紀夫さんのツイートがこちら:https://twitter.com/hatoyamayukio/status/1660307217621602304
≪今世界が求めているのは一刻も早くウクライナ戦争を停戦にすることだ。本来G7がやるべきだったのはゼレンスキーを呼ぶならプーチンも呼んで、停戦の対話を導くことだった。G7がウクライナを支持して武器を提供すれば、さらに多くの命が奪われ、ウクライナが荒廃するだけだ。戦争で儲けたいなど論外だ。≫


プーチン呼んでも来るわけないでしょうが、もしそういうことができるなら、鳩山さん、総理大臣だってやったことある人なのだから、何かツテを探して努力してほしいです。

もしかしたらプーチンも「誰か俺を止めて」って思ってるかもしれないから、声を掛けたら案外停戦のテーブルに着くかもしれません。

でもその場合、ロシア軍が完全撤退して戦争前の状態に戻すことをプーチンが承知するわけないですよね。自らの失脚→処刑ということにもなりかねません。

ウクライナのほうは占拠された土地はすべて取り戻す、という選択しかありませんから、どちらも譲らない、ということにしかならないんじゃないでしょうか。

 

「話し合いのテーブルにつかせることが大事だ」と「平和主義者」の方々は主張するばかりですが、そもそもそんなことができるならこんなことにはなっていなかったのです。

 

戦禍に苦しむ人々は本当にお気の毒だけれど、ロシアが音を上げるまで続けるしかないのではないでしょうか。
こんなこと始めたロシアが悪い。


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2023年5月18日 (木)

LGBT法案、通しちゃうの?

LGBT法案については、国民の間でも「こんな法律は不必要どころか新たな火種を生む」という意見が多いです。
自民党総務会では反対する議員のほうが多いにもかかわらず、G7までに決めなければならないので強行突破、法案は承認されました。

どうか理解してください、と法案を推し進めてきた自民党の古屋圭司氏がご自身のブログで説明をしています。→ https://sn-jp.com/archives/124865

読んでみると、
「日本は昔から性的指向の多様性について寛容な文化がある」ということは認めているものの、「理解はまだ進んでいない」とか「カムアウトする必要のないお互いに自然に受け入れられる社会の実現」とか書いています。
なんだ、全然わかってない。

「自然に受け入れなければならない」という法律を作るわけでしょ。
それって「受け入れろ」という強制じゃないでしょうか。

おかまの「カマたく」さんが言ってるように「多様性の強制」ですよね。 https://twitter.com/takuya_hyon/status/1655755930838122497

 

保守派の人たちがこの法案に反対する理由として「自分は女だと言い張って変態男が公衆浴場の女湯や女子トイレなどに入って来る。排除しようとすれば差別されたと訴えられる」というのがよく上げられます。
そういうことは欧米では現実に起こっているらしく、たしかにそういう懸念はあるでしょう。
しかしこういうことについては日本では起こりにくいかなと思います。あったとしても「私は女だ」と言い張る前に直ちに捕まるでしょう。「現行の公衆浴場法や刑法での対応に変わりはない」と古屋さんも言ってます。
また、本当にトランスジェンダーで、体が男性で性自認が女性という人が女風呂にそう簡単に入って来るものでしょうか。そんな不躾なことをする人たちとも思えません。

「この法案が通ったら差別を理由に逮捕されるようになる」という保守派の言い分は、かつての「共謀罪が成立したら、居酒屋で上司の悪口を言うと逮捕される」という左翼の妄言に似ていると思うのですがどうでしょうか。
これはあまり反対する理由にはならないと思うのですよね。

 

問題なのは、私が前に記事で引用させていただいたツイートが指摘していることだと思います。→「『差別』考」 
≪今まで通りじゃいけないの? 自分はこれまでLGBTの人とも普通につき合ってきた。こういう法律ができると、どういうことが差別になるのか判断が難しくなり、腫れ物に触るように接するようになるのではないか≫

とても息苦しい社会になると思うんですよね。


キリスト教の厳しい戒律の歴史があったからなのか、白人国家では同性愛やトランスに対する拒絶感が強いそうです。

もともと差別の根強い欧米では、それを戒め自分たちを縛るものとして法律を制定する必要があったのではないでしょうか。→「地球に棲む日々」

 

もう一つこの法案で懸念されることは、これを機に左翼教師たちが子供たちに歪んだ思想を吹き込むのではないかということです。
今でさえとんでもない性教育をやってるらしい彼らが、性自認について不安定な子供たちにことさら「男女の性差は悪」みたいなことを刷り込むのではないか、という懸念は十分考えられます。

こんな法律を通そうとする保守派議員はそういう心配はしないのかなあ。

 

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さらにもう一つの大きな懸念は新たな利権:「不自由な自由主義」 

 

 

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2023年5月16日 (火)

恥ずかしい、そして汚いのは嫌い

新型コロナが5類になって1週間が過ぎましたが、日本ではまだマスクをしている人のほうが圧倒的に多いです。

思うに、日本人はずっと昔から日常的にマスクを着けたかったんじゃないでしょうか。
でも理由もないのにマスクなどできない。

それがコロナのおかげで堂々とできるようになった。

たぶん顔を隠したい願望があるのだと思います。
もしくはどんな菌もウイルスも寄せ付けたくないという潔癖症のあらわれでもあるでしょう。

コロナ以前だって様々な種類の風邪ウイルスは存在していて、インフルエンザの流行期にもこんなにみんなが感染に脅えてマスクをすることはありませんでした。

このコロナ騒ぎが終わってもまた次のウイルスが人間社会を虎視眈々と狙っていると予想すると、日本人は永遠にマスクをつけ続けることになりそうです。

コロナ流行をきっかけにマスクは日常アイテムとなりました。


マスクは隙間だらけなので実のところ感染予防にはあまり役に立っていません。→「醜いマスク争奪戦」 


飛沫防御にはなりますが、飛沫とは全然関係ない場でもマスク姿を続けるということは、それは感染を怖がるというより、よく言われるように「つけないと恥ずかしい下着」のようなものになり果てたということでしょう。


したい人はすればいい、自由は尊重されるべき・・・、多くの人がそう言います。

でも同時に、このマスク社会、ほぼ全員が顔を隠している社会で幼い子供たちが成長し若者が他者と交流し生活していく異様な事態に危惧を抱く人もまた少なくありません。→「自分勝手な大人たち」 

もう成長の終わった私たちはいいのです。

別に誰がマスクをしていようがそのこと自体は全然気になりません。

問題は発達途上の若年世代の心身への影響です。


影響が表れるとしたら何年もあとのことでしょうし、もしかしたら、杞憂であったという状況になっているかもしれません。


でもやっぱり、外へ出ればみんながマスクで顔を隠しているこの日本社会はすごく変だ、と思う私です。


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2023年5月14日 (日)

フィクサー菅義偉

久しぶりに菅義偉前首相をテレビでお見かけしました。フジ「日曜報道ザ・プライム」。

菅さんは首相の頃からそうでしたが、ああいう議論の場でも何やら呆然とした表情をしておられます。ほかの人の意見をちゃんと聞いているのかしらと心配になってしまうほどです。語りも滑らかではありません。
でも、国力を上げるために何をすべきかの考えはしっかりしていて、改革のためにどこに力を入れるかの具体的なアイデアも持っている方だと思います。
事実菅政権は数々の実績を上げました。
喋りは上手でもあまり成果を上げられないどころか国益を損なうような政治家では困ります。

でもそういうことを理解せず、見た目だけで菅さんを頼りなく思ったり、立て板に水のごとくぺらぺらと綺麗事をまくしたてる人物を理想の指導者と崇めたてる人々もいますが、政治家だって中身が大事です。

番組では外国人観光客や移民のことについて議論されていて、菅さんは抵抗の強い「移民」という言葉を使わずに外国人労働者を受け入れる制度作りをした当時の苦労を語っていました。
自民党やその支持者の中には移民断固反対の人が少なくありませんが、今の日本の状況を考えれば反対ばかり唱えてどうにかなるものでもないと思います。労働力が足りないのは事実なのですから。

外国人を忌避しすぎて国が滅んでは元も子もありません。→「インバウンドで稼ぐ」 

 

ツイッターを見てみると、菅さんの番組での様子を「覇気がない」「反応が遅い」「大丈夫か」と心配する声が多数あって、やはり総理の時よりもだいぶ年を取られたのかなと思いました。

政治家として大変有能なかただと思いますので、表に出るより影の実力者として力を発揮してもらいたいと思います。
今の日本には菅さんのような改革マインドを強く持った政治家が必要なのですから。


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   関連記事:
      「一国を治める『ワル』」 
      「菅内閣に仕事をさせてあげてください」 

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2023年5月 9日 (火)

欧米のほうからやってくるおかしな思想に乗せられてはダメ

日本はLGBT差別禁止法がない、世界から遅れている、と言う人々がいますが、G7の国でもそんな法律はないそうです。

自民党の和田政宗参議院議員のツイート: https://twitter.com/wadamasamune/status/1655733530608148480
≪衆院法制局から、G7いずれの国にも性的指向・性自認に特化して差別禁止を定める法律はないことが示された≫

なのに活動家や一部政治家が必死にそんな法律制定に熱心な理由がこちら →「不自由な自由主義」 

 

あの「カマたく」さんがLGBT当事者としてまた正論をツイートしてくれています: https://twitter.com/takuya_hyon/status/1655755930838122497

仰る通りですよねえ。リベラルの方々の矛盾を小気味よくついています。

あの人たち多様性とか自由とか叫びながら、正反対の画一的で窮屈な社会を作ろうとしていることに気がつかないんですかねえ。→「『差別』考」 

 

ところで、自分の国にはそんな法律はないのに、アメリカのエマニュエル駐日大使が、LGBT法案を一所懸命推しているそうです。

いったいどういうつもりでしょうか。内政干渉しないでほしいですね。

米民主党って、日本を実験場とでも考えているの?

 

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2023年5月 4日 (木)

それ、ただの駄々こねでしょ

共産党の山添拓議員のツイート→https://twitter.com/pioneertaku84/status/1653676382738845697

≪来年9月までの任期中の改憲について「強い思いはいささかも変わりない」と産経インタビューで岸田首相。9条や緊急事態条項を挙げ、「現行憲法は時代の流れの中でそぐわない部分、不足する部分が生じている」とも。

時代の流れではない。政治が憲法を踏みにじってきた。その自覚さえないというのか。≫


これに対して「政治が憲法を踏みにじってきた事例を出して下さい。」といったツッコミが多数ありましたけれども、当然のことながら山添さんからの返事はありません。
憲法に縛られて政治が四苦八苦することは多々あるけれど、政治が憲法を踏みにじったなんて事例は私も知らないなあ。


委員長の志位さんもツイートします:

≪「戦争になったらどうするんだ」という議論がありますが、戦争を絶対に起こさない、そのための外交にありとあらゆる知恵と力をつくすのが政治の責任です。≫


これにも、「『ありとあらゆる知恵と力』の具体例を一つでいいからあげてみて」とか、「それは加持祈祷のたぐいではないか」とかのコメントがつけられます。

まあ現実的に考えて、戦争を起こさないようにするための「抑止力」が「知恵と力」にあたるわけですが、その抑止力を整えようとすると、これまた共産党はじめ左翼の皆さんは強硬に反対するわけで。

 

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2023年5月 3日 (水)

百年たつ前に目が覚めるかな

岸田総理は憲法改正を任期中に成し遂げようと意欲的です。
それは当然のことで、国民を守る責任を負う指導者ならば、事が起こってからあたふたするようでは困ります。

今日は憲法記念日で、昼間見たワイドショーでも改憲を話題にしていました。
護憲派の弁護士萩谷麻衣子さんは改憲したくないので「もっと議論しないと」とか言ってました。

もう75年も議論してきたし(特に9条については)、あらゆるメディアでこれでもかというほど憲法論議はあふれかえってますよ。
永遠に「議論が足りない」と言い続けるつもりですかね。

共産党の田村智子議員はNHKの憲法記念日特集でこんな発言を →https://twitter.com/siroiwannko1/status/1652645145878335489
≪やっぱり9条の生命力だと思うんです、9条の生命力で国際協調をどう作っていくか、これこそ現実的な「戦争の心配のない日本とアジア」を作る道だと思いますね≫

9条の生命力ってなんだろう。宗教の「教義」のようなもの?
それを中国やロシアのような覇権主義国に訴えてどうにかなるものならどうにかしてほしいものですが、どうにもならないので仕方なくどの国も防衛力を強化してるんですけどねえ。
信じてきた教義を捨てるということは、自分の全人生を否定するようなものですから、それを信じ主張し続けるしかない、という事情はわかります。
でも個人の意地や見栄のために国を危うくされてはたまりません。

 

9条教の呪縛から抜けることができない高齢者がいなくなったら日本人もまともな国家観を持つようになると言われているけど、こうやって教義を次の世代に伝える人がいて、それを受け取る人も後を絶たないのでどうなることか。

これを読んでくださっている護憲派の皆さんは私のこんな意見には反発を感じるだけでしょうね。


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  関連記事:
    「頑迷で蒙昧で暗愚で」 
    「なぜ改革の妨害するの?」 

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