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2023年5月18日 (木)

LGBT法案、通しちゃうの?

LGBT法案については、国民の間でも「こんな法律は不必要どころか新たな火種を生む」という意見が多いです。
自民党総務会では反対する議員のほうが多いにもかかわらず、G7までに決めなければならないので強行突破、法案は承認されました。

どうか理解してください、と法案を推し進めてきた自民党の古屋圭司氏がご自身のブログで説明をしています。→ https://sn-jp.com/archives/124865

読んでみると、
「日本は昔から性的指向の多様性について寛容な文化がある」ということは認めているものの、「理解はまだ進んでいない」とか「カムアウトする必要のないお互いに自然に受け入れられる社会の実現」とか書いています。
なんだ、全然わかってない。

「自然に受け入れなければならない」という法律を作るわけでしょ。
それって「受け入れろ」という強制じゃないでしょうか。

おかまの「カマたく」さんが言ってるように「多様性の強制」ですよね。 https://twitter.com/takuya_hyon/status/1655755930838122497

 

保守派の人たちがこの法案に反対する理由として「自分は女だと言い張って変態男が公衆浴場の女湯や女子トイレなどに入って来る。排除しようとすれば差別されたと訴えられる」というのがよく上げられます。
そういうことは欧米では現実に起こっているらしく、たしかにそういう懸念はあるでしょう。
しかしこういうことについては日本では起こりにくいかなと思います。あったとしても「私は女だ」と言い張る前に直ちに捕まるでしょう。「現行の公衆浴場法や刑法での対応に変わりはない」と古屋さんも言ってます。
また、本当にトランスジェンダーで、体が男性で性自認が女性という人が女風呂にそう簡単に入って来るものでしょうか。そんな不躾なことをする人たちとも思えません。

「この法案が通ったら差別を理由に逮捕されるようになる」という保守派の言い分は、かつての「共謀罪が成立したら、居酒屋で上司の悪口を言うと逮捕される」という左翼の妄言に似ていると思うのですがどうでしょうか。
これはあまり反対する理由にはならないと思うのですよね。

 

問題なのは、私が前に記事で引用させていただいたツイートが指摘していることだと思います。→「『差別』考」 
≪今まで通りじゃいけないの? 自分はこれまでLGBTの人とも普通につき合ってきた。こういう法律ができると、どういうことが差別になるのか判断が難しくなり、腫れ物に触るように接するようになるのではないか≫

とても息苦しい社会になると思うんですよね。


キリスト教の厳しい戒律の歴史があったからなのか、白人国家では同性愛やトランスに対する拒絶感が強いそうです。

もともと差別の根強い欧米では、それを戒め自分たちを縛るものとして法律を制定する必要があったのではないでしょうか。→「地球に棲む日々」

 

もう一つこの法案で懸念されることは、これを機に左翼教師たちが子供たちに歪んだ思想を吹き込むのではないかということです。
今でさえとんでもない性教育をやってるらしい彼らが、性自認について不安定な子供たちにことさら「男女の性差は悪」みたいなことを刷り込むのではないか、という懸念は十分考えられます。

こんな法律を通そうとする保守派議員はそういう心配はしないのかなあ。

 

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さらにもう一つの大きな懸念は新たな利権:「不自由な自由主義」 

 

 

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