VIVANT
毎週楽しみに見ていたTVドラマ「VIVANT」が終わりました。
広大で美しい砂漠の映像は素晴らしかったし、「アラビアのロレンス」へのオマージュと思しきシーンが2か所ばかり織り込まれているのも微笑ましく、騙し合い、どんでん返しの連続でそれこそ息もつかせぬ面白さでした。
かなり費用がかかっているだろうなとは思いますが、かけただけの作品は出来上がったと思います。
何より命がけで祖国を守る男たちの覚悟の行動は感動ものでした。
ドラマの主人公は「別班」と呼ばれる陸上自衛隊特別情報班の工作員なのですが、そういう組織は実際に存在するそうです。
昨日BS-TBSの「報道1930」で専門家3人を招いてかなり詳しく解説していました。
ドラマのような過激な活動はないでしょうが、主に国内外での情報収集をやっているとのこと。
米ソ冷戦時代から存在していたけれど、その頃は予算もなくかなりしょぼい組織だったそうですが、今では予算も人員数も増えているそうです。
こんな秘密組織の存在がテレビで堂々と明かされるようになったんですね。
「VIVANT」の最終回で、政府の要人(局長と言ってたから官僚でしょうか)が「シビリアンコントロールのきかない連中だ。暴走したらどうするんだ!」と別班を敵視するような言葉を吐いた時、主人公の相棒の公安刑事が「それ以上言わないほうが身のためですよ。別班はどこにいるかわかりませんからね」と脅すように制止したのが非常に印象的でした。
ドラマとは言え、そんな台詞をこの日本で聞こうとは夢にも思わなかったよ。
時代が変わったのか、日本が普通の国への歩みを始めたのか。
国防に諜報活動は欠かせないと伝える意図でもあるんじゃないかと思わせるようなドラマでした。
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