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2023年9月23日 (土)

中国リスクに気づいたみたい

原発処理水海洋放出を理由にして中国が日本からの水産物を禁輸にしてから1か月。

日本国内で食べよう!という声はあがるものの、そもそも以前から日本人が魚を食べなくなっていることもあり、中国が買ってくれていた分をすべて国内で消費するのは難しいですね。

しかしちょっとよくわからないこともあって、北海道のホタテ業者が行き場を失った大量のホタテを抱えて困っている・・・云々のニュースをよく見るのですが、行き場がないならなぜ国内に流通させてくれないのでしょうか。

スーパーの魚売り場でホタテが今までより少し安くなってたくさん売り出されているわけでもありません。

少しだけでも安くすればたくさん売れて倉庫に保管されているホタテはだいぶ捌けると思うのですが、そういうことではないのでしょうか。

ホタテって高いですよね。缶詰も高い。もう少し安くしてくれないかなあ・・・

 

ネットでの意見を見ると:
・相場よりずいぶんと高くでないと売りたくないそうですよ。通常の相場ならすぐ売れると思うんですが。
・チャイナリスクを軽視してた業者や経済界の意識の問題だ。
・中国市場向けに特化した結果ですね。国内出荷しないところを見るとそういうしかない。チャイナリスクを考慮した経営に企業規模は関係ありません。
・北海道知事が、各地の北海道物産展でプロモートすれば、捌けるのでは。要は売り方が下手なだけ。
・意地でも国内に向けて売りたくないのか。
・中国相手に楽な商売やってたんでしょ。他の販路を見つける努力をしないと。
・チャイナの市場に依存すると、常にチャイナの顔色を窺わなければならなくなる。独裁国家に倫理や国際法の遵守を期待する方がおかしいのだから、商売するならリスクに備えておくべきだった。それだけの話。

 

業者に対して厳しい批判が並びますが、これらは謂れのない悪口なのでしょうか。
それとも本当にこんな体たらくだからこんな状況を招いたのか、私たち一般人には判断がつきません。

どうして国内販売の流れにならないのか、テレビのニュース解説番組やワイドショーで説明などはされているのでしょうか。

テレビでもっとこのことを取り上げれば「買うから出荷して」という声も大きくなり、漁業者が救われる道も拓けるのではないかと思うのですが。

 

・・・と、ここまで書いたところで、ちょうど今、テレビ朝日「サタデーステーション」で、その問題を取り上げていました。

北海道のホタテ加工業者が言うには「今まで中国がホタテを爆買いしてくれていたので価格がどんどん上がっていたけれど、これで適正価格に戻り、今まで高くて買えなかった日本の消費者に買ってもらえるようになるのではないか」とのことです。

各水産業者は中国以外の販路を模索し始め、魚介類を観光資源にしている観光地では、中国以外の東南アジアの国々にプロモーションを始めたそうです。

大手スーパー「イオン」が北海道水産物の大規模な物産展を安値で催したところ、とてもよく売れて大盛況だったとのこと。


動きは遅いように見えるけど、各地で脱中国依存の動きは進んでいるようです。

うちの方のスーパーにももう少ししたら安いホタテがたくさん並ぶかな。

 

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   関連記事:「市場への入荷を促すには」 

 

 

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