もっと自由を!
産経新聞連載の「南と北の島物語」に森小弁が取り上げられていました。
森小弁は1869年(明治2年)土佐藩の武士の家に生まれ、「自由民権運動」に参加するも挫折、明治20年代半ばに小さな帆船で南洋の島に向かい、異文化社会の中で事業に成功。トラック諸島の酋長の娘と結婚して「大酋長」となる。ビジネスのみならず、島の子供たちが通う学校を建て、島民からの人望を集めた。
子供は11人もいたので子孫は広がり今やミクロネシアの「モリ・ファミリー」は数えきれないほどだそうです。
「冒険ダン吉」や流行歌「酋長の娘」のモデルになりました。
若者が、日本がダメなら大陸があるさ、南の島もあるさ、と新天地を目指して冒険ができる時代でしたね。
「ドラマチックな生涯は、大河ドラマの主人公にしても面白いと思うが、“日本統治時代”と聞いただけで、某公共放送は腰が引けてしまうかのぉ?」と筆者の編集委員、喜多由浩氏。
うん、まあ戦国時代劇に憲法9条の思想を持ち込んで善を成したと悦に入ってるような連中ですからねぇ。
私が若いころの映画やドラマってもっと自由だったような気がするのですが、ちかごろはポリティカル・コレクトネスっちゅうんですか、そんなものに囚われてつまらないうえに息苦しい。
そういえば先日高倉健主演の「山口組三代目」という映画の一部をちょっと目にしたのですが、戦後の神戸は乱暴狼藉を働く一部の三国人に乗っ取られたような状況で、「警察は完全にビビっとるし、このままでは町の人も安心して外を歩かれへん」と山口組の田岡一雄が仲間と共に立ち上がる、という話。田岡組長の自伝の映画化だそうです。
在日朝鮮人を悪く描くような作品は今は絶対に許されないので、実情はだんだん忘れられていくのでしょうね。
東条英機の苦悩を描いた「プライド」もよくできた映画でしたが、東条に同情的な描写があるためかテレビで放映されることはありません。
ほんの30年ぐらい前までは史実に基づいた、あるいは別の側面から見た実録作品が作られていたけど、今や左に傾いた作品しか許されないようです。
それを考えると、世の中は右傾化してるんじゃなくて左傾化してることになりますね。
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