だって怖いんだもの
ロシアのプーチン独裁体制を批判していた反体制派指導者アレクセイ・ナワリヌイ氏が収監先の刑務所で亡くなりました。
殺されたのだろうと言われます。
ロシアでは昔から政府にとって都合の悪い人物の毒殺が行われていたそうですが、検索すると2000年代に入ってからだけでも、
大富豪ロマン・アブラモヴィッチ
ロシアと英国の元二重スパイのセルゲイ・スクリパリを含む3人
元スパイのアレクサンドル・リトビネンコ
ウクライナの元大統領のヴィクトル・ユシチェンコなど
これらの人々はロシアから毒物攻撃を受けた可能性が高いと言われています。
産経新聞コラム「産経抄」: https://www.sankei.com/article/20240218-Y54SRG44WVIQ5AGXCS6YN7MMWU/
≪ロシアのプーチン大統領が小学校で授業を行った。「何か質問は?」。アレクセイという男の子が手を挙げた。「政府は汚職まみれでは? クリミア併合は侵略では? 北方領土は日本のものでは?」。ここで休憩時間になった。 再開後、別の子が尋ねた。「アレクセイはどこへ行ったのですか?」(早坂隆著『新・世界の日本人ジョーク集』)。笑える人はいまい。同書の初版が出たのは6年ほど前になるが、ロシアではいまなお、多くのアレクセイが姿を消し続けている。___≫
怖い国です。
こんな怖い国がウクライナに侵攻し攻撃をし続けています。
東方には拡大しないと約束していたNATOがウクライナを受け入れるのは約束違反だ、などと言ってロシアを擁護する人もいますが、こんな怖い国が隣にいて自分たちの領土を侵そうとしている、となると、ウクライナも恐ろしくて西側を頼りたくもなるでしょうよ。
約束を守れとはいったいどの口が言うんだね、ロシア。
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コメント
わたしもロシアはとんでもない国と思っていますが、ロシアの資源には興味があります。
樺太からパイプラインを引けば格安な生ガスが手に入る。
エネルギー政策は安全保障上最も重要な課題の一つです。
現在の中東依存度は94%以上。もしペルシャ湾有事があれば、と思うと背筋が寒くなります。
だからエネルギー政策は、ロシア、ベネズエラ、などに分散させなくてはなりません。
それにはアメリカのポチを続けているだけではだめです。インドのようなしたたかさが欲しい。
プーチンは今現在、世界で最もしたたかな政治家です。
彼に伍する政治家は今のところ日本には存在しません。哀しい限りです。
投稿: 十七匹橋 | 2024年2月21日 (水) 12時56分
★十七匹橋さん
>彼に伍する政治家は今のところ日本には存在しません。哀しい限りです。<
ああいう大統領と互角にやり合える首相は日本にはいないですね。まあ武力の後ろ盾がないのだからそれは無理というものですが。
おまけに日本人は政治家に清廉や人柄の良さを求めます。そういうものとプーチンやモディのようなしたたかさも併せ持つって相当難しいことのように思います。そういう指導者が日本にいないのは当然の成り行きでしょうね。
ただ、プーチンのようなリーダーが国益を考えてあのような行動を取るからといって、果たしてそれは本当の国益になってるんでしょうか。自由を求める者を容赦なく殺すような指導者では怖くて安心して暮らせません。
>エネルギー政策は安全保障上最も重要な課題の一つです。<
原発稼働は有用ですがそれも改憲と同様、望まない国民が多いです。
結局のところ、民主主義国では国民の要望通りに国の命運は決まっていくということですね。
投稿: robita | 2024年2月21日 (水) 14時55分
「自由」を掲げる民主主義国家では、軒並み政権の支持率が低いのは、仕方の無いことですね。
日本でも領土や国民を守るための法整備をしようとしても、必ず反対の声は上がりますし。「独裁者!」とか罵られたりして。
全体主義的覇権国家の独裁者と渡り合うには、自由な民主主義国家はあまりに非力です。理不尽なことですけど。
それでも私は自由がいい。
投稿: kai | 2024年2月24日 (土) 08時21分
★kaiさん
>全体主義的覇権国家の独裁者と渡り合うには、自由な民主主義国家はあまりに非力です。
仰る通りで、日本はその弱点が最も顕著に表れてますよね。
日本以外の自由主義国では領土や国民を守ることは当然だということを国民がわかっていますから、ここまで政府も苦労しないでしょうね。
>それでも私は自由がいい。
同感。そして国民のほとんどが「国防は当然」ということを理解した時、日本はもっと強かになれると思うのですけどねえ。
投稿: robita | 2024年2月24日 (土) 09時50分