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2024年3月 1日 (金)

少子化 国を責めてもしょうがない

single40さんの「自由恋愛市場と少子化問題」、面白い見解です。

昔の結婚事情を知ってる者として別の見方を書いてみたいと思います。

昔というのは私の世代が結婚適齢期になる1970年代以前ということで話を進めます。

singleさんが『少子化問題の本質が「婚姻数の減少」』と指摘されるのはその通りだと思うのですが、「昔は優良物件(恋愛エリート)が早めに結婚=恋愛市場から退場してくれた」というのは本当にそうなのかよくわかりません。

私の知る時代はsingleさんの言う「残り7割の人」も結婚は早く、適齢期になればそれなりの相手を見つけて結婚していました。「優良物件」(自分の価値を高く見積もっているからか)であっても婚期を逸することが往々にしてありました。

適齢期になったら家庭を持つ、そういう社会通念に特に疑問を感じることなくみんなが素直に従っていただけのことだろうと思います。

女性は20代半ばぐらいまでには結婚しないと「売れ残り」と言われた時代でしたし、独身生活を謳歌していた男性だって、「年貢の納め時」とかいって30ぐらいまでには結婚を決める人が多かったと思います。

で、「それなりの方々」がなぜあまり苦労せずに相手をみつけることができたのか。

お見合いという習慣があったからとよく言われますが、今の時代だってお見合いに代わる手立てはたくさん用意されています。
でもなかなか良い相手に出会わない。

一言でいえば「女性の価値がとんでもなく上がった」ということですかね。

昔のお見合いでは、紹介された相手を「イヤじゃなきゃ何回か会ってみる」→情がわく(時には恋愛感情が芽生える)、その程度のことだったと思います。
間に入る人はだいたい年配者で人生経験豊富で、収入、家柄、性格など、「釣り合うだろう」と思って話を持ってくるわけですから、本人たちもよほどのことがなければ、わりとすんなり結婚を決めました。

今の人には信じられないことでしょうが、男女の出会いの目的は「恋愛を楽しむ」ことではなく、「家庭を作る」ことにあったと言えます。

 

まあ、結論を言えば、婚姻数が増えないのは政府のせいではなく、要するに「人の気持ち」の問題なのだから、経済評論家森永卓郎さんが言うように「女性の方々に考えを変えていただく」、こういうことしかないわけです。→「モテ格差社会」 

それは無理というものでしょうから、結局「諦めるしかない」というsingle40さんと同じ結論になっちゃいますね💦

 

ところで、大谷翔平さんが結婚したというニュース、日本中を驚かせました。

みんなが一番不思議に思っているのは、なぜ今まで隠し通すことができたのだろう、ということだと思います。

私思うに、あれはお見合いじゃなかろうか。

大谷選手が「そろそろ結婚したい」という意向を信頼できる人に伝え、その人が密かに手を回し「大谷選手の好みの女性」を探し出してきたんじゃないかなあ。
野球のことで頭がいっぱいの人だから、結婚相手を自分で探すことにあまり積極的になれないしそんな時間もないと思うんですよね。
おそらく初対面で「感じの良い人」という印象を持ったでしょう。日本に帰るたび、と言ってもそんなに回数はなかったと思う。だから露見しなかったんですよ。
どこかの私邸で数回会っただけで「この人がいい」とお互いに思うようになったんだ、なんてね。

 

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コメント

robitaさん、ご無沙汰しております。私の記事の引用ありがとうございます。
「女性の価値がとんでもなく上がった」というのは、面白い見解ですね。お見合いとかは、当然に思いつく要因なのですが、これは大きいと思っています。昔の結婚は「家」が単位ですが、今の結婚は「個人」なので、なかなか恋愛以外に個人同士が結びつく要素がない。そういう意味では、女性に限らず、男性も価値は上がったのかな、と思います。男女ともに価値があがって、双方が身動きとれなくなった、、、恋愛至上主義の行きつくところではないか、と。みんなが恋愛しなきゃいけない社会は息苦しい、と誰かが言ってほしい(苦笑)。

ところで。オオタニさん、ですが。私は恋愛だろうと思っています。普通なら、あの超多忙スケジュールであり得ないでしょうが、あの人は規格外なので(苦笑)ある日突然、運命の出会いが起こってもおかしくない、、、そんな特別な人もいるのかな、と。宇宙人のことなので、私にはわからないのですけどね(笑)

投稿: single40 | 2024年3月 1日 (金) 16時59分

★singleさん

「女性の価値が上がった」というのは森永卓郎さんも指摘しているように、総じて女性は綺麗になって昔よりずっと高い教養や能力を身に着けており、従って自分を高く見積もるようになったという意味なんです。一方男性は心構えが昔とそれほど変わらない。だからマッチングがうまくいかないんじゃないでしょうか。
はっきり言えば女性の高望みが増大したということだと思います。

大谷さんのお相手はバスケット選手だったある女性だともっぱらの噂ですが、真面目そうな美しい人で、彼女だったらとてもお似合いだなと思います。こんなピッタリの人に偶然出会うということはまず考えられない、誰かがお膳立てしたに違いない、お見合いだろう、と思ったんですけどね。

投稿: robita | 2024年3月 1日 (金) 21時04分

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