お金のかからない政治活動
先月のBSフジ「プライムニュース」で「なぜ政治にカネがかかるのか」というテーマで、自民党衆議院議員牧原秀樹氏、立憲民主党衆議院議員階(しな)猛氏、元衆議院議員若狭勝弁護士の3人が政治資金集めの現実と実態について語りました。 https://www.youtube.com/watch?v=Hp4JpPpWGRU
収入と支出について具体的な項目を上げて説明していましたが、司会の反町さんが「そんなにかかるんじゃ足りないでしょう」と言うと、「そうですね。ですから足りない分は個人のご寄付とか政治資金パーティーとか」と牧原さんが答え、階さんは「私もパーティーをしなきゃなあ、と思っていたところにこういう(キックバック)問題が持ち上がって・・・」と。
資金繰りに四苦八苦しているのは与党も野党も同じなんですね。
お二人とも弁護士ですが、個人としての収入は弁護士時代の方がずっと多かったとのことです。
それでも、日本の未来を良くしたいという思いから敢えて政治家を志しました。
大変な割に儲かる仕事でもないと知りながら挑戦した人たちです。
そもそも政治家になってお金を儲けてやろうなどと考える人はいないでしょう。
歳費だけもらって何の成果も出さず気楽に過ごしている議員もいるでしょうが、ほとんどの議員は国のため地域のためを思って真面目に仕事をしてると思います。
政治資金集めに苦労しながら議員の仕事に励んでも、何かというと批判ばかり浴びせられる(特に与党は)。
そんな職業に就こうという人が減っていくのは当然のことかもしれません。
もう一人の出演者の若狭弁護士はひたすら「お金をかけない政治活動ができるはずだ」と言い続けていました。
「ネットで発信すればいろいろ(印刷物にかかる費用等)節約できるし、支援団体の会合にいちいち顔を出さなくて済む」
「お金のかからない選挙の仕組みを作るべきなんです」と言ってたけど、そんな仕組みあるのかなあと思ってしまいます。
ネットを利用してお金がなくても誰でも立候補できるとなると、口が上手く見栄えは良いが詐欺師や教祖みたいな得体の知れない議員がたくさん生まれることになるんじゃないかという心配はあります。
他の国ではお金をかけない素晴らしい選挙の方法があるのかどうか知らないけれど、あったとしてもそれで良い議員がたくさん選ばれて国が良くなってるとも思えないし。
アメリカなんかも政界の人材不足なんでしょうかねえ、相当のお爺さん二人で大統領の座を争うらしいです。
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